各賞の授与
日野原賞、若手研究優秀賞
本賞は、日本のプライマリ・ケア領域のパイオニアである、日野原重明先生の業績を顕彰するために設けられた賞です。これからのプライマリ・ケア領域の研究の発展を担う、次世代の若手研究者を奨励することを目的として、最も質の高い臨床研究を実施し、発表したものを表彰します。選考は、研究支援委員会により、学術大会の一般演題より複数の候補を挙げていただき、その中から理事会で決定いたします。また、学術大会以外における発表でも、特に優れたものは候補となることが可能です。また、日野原賞候補演題に選出され、最終審査で日野原賞に選出されなかった演題から、若手研究優秀賞を選出します。
田坂賞
本賞は、実地医家の生涯教育を目的としたメーリングリスト(TFC)の創設などで我が国の家庭医療の発展に貢献をされながら、若くして急逝された田坂佳千先生の業績を顕彰するために設けられた賞です。日本の家庭医療の質向上、生涯教育の質向上に貢献のあったものを表彰します。選考は生涯学習委員会を中心に複数の候補者を理事会に推薦していただき、理事会で最もふさわしい方に決定いたします。
学術大会長賞
本賞は、多忙で研究資源の乏しい臨床現場であっても、地道に研究を実施し発信するという、プライマリ・ケア研究の原点を忘れることのないよう、臨床現場において優れた研究を実施した実地医家の業績を顕彰するために設けられた賞です。学術大会における一般演題の中から、大学などのアカデミックな組織に所属せず、臨床現場で実施された臨床研究の中で、もっとも優れたものを表彰します。選考は学術大会実行委員会が組織した学術大会長賞選考委員会において検討し学術大会長が決定いたします。
中国ブロック支部プライマリ・ケア功労賞
開催地である中国ブロックに在住する者で、長年に渡りプライマリ・ケアに従事し、多大な功績のある本会会員を表彰するものです。本学会及び本学会中国ブロックの基本理念が、それぞれの地域での真摯なプライマリ・ケア活動にあることを広く知らしめることを目的とします。中国ブロック支部が組織した選考委員会によって検討し、中国ブロック支部長が決定します。
優秀論文賞
1年間に発行された本学会学会誌内で発表された論文のうち、優秀なものを表彰します。日本語誌と英文誌から1編ずつ選考します。学会誌編集委員会において協議、推薦いただき、理事会で決定します。
優秀査読者賞 Best Reviewer Award
International Session Best Investigator Award / Young Investigator Award
International Sessionで発表された演題のうち、優秀なものを表彰します。発表の中のBest Investigator Award(発表者の資格を問わない)1題と、Young Investigator Award(日本人の若手発表者)1題を選考します。本賞は、日本のプライマリ・ケア領域の研究の国際性を高めるために設けられた賞です。
海外からの演題提出の促進と、日本の次世代の若手研究者の海外飛躍を奨励することを目的としています。選考は、国際関係委員会と海外からの参加者によって行われ理事会で決定いたします。
学生セッション 最優秀発表賞/優秀発表賞
学生セッションに応募された演題について、抄録、発表の意義・内容、学会当日のプレゼンテーション等により審査を行います。大学ネットワーク委員会によって検討し決定いたします。