第53回日本神経精神薬理学会年会 第53回日本神経精神薬理学会年会

ご挨拶

第53回日本神経精神薬理学会年会

会長 服部 信孝

順天堂大学大学院医学研究科神経学 主任教授
理化学研究所脳科学研究センター神経変性疾患連携研究チーム チームリーダー

このたび、2023年9月7日(木)~9日(土)の3日間、第53回日本神経精神薬理学会年会を、「新しいシームレスな神経科学の醸成をめざして ~精神医学、神経学、薬学の融合科学の 誕生~」をテーマとして、東京ドームホテル(東京都文京区)に於いて、開催させていただく運びとなりました。現在、開催に向けて鋭意準備を進めております。

2023年は、ポストコロナと位置づけ、対面を主体とした学会運営を予定しております。脳神経内科出身の年会大会の大会長としては初めての大会運営となりますので、副大会長として精神医学の加藤忠史先生(順天堂大学)、脳神経内科の横田隆徳先生(東京医科歯科大学)、薬学部の成田 年先生(星薬科大学)にお願いしてタイトル通り“シームレスな3領域の融合”を目指した新しい神経科学(脳科学)の誕生を目標に開催したいと考えております。脳科学を極めるためには、精神医学、神経学、薬理学、そして創薬と繋げる必要があります。本大会の参加者に脳神経内科医がほぼ不参加だったことで、学問の拡がりが不均衡だったことは否めないと思います。アフターコロナの大きな流れとして3領域の融合を目指すことで日本の脳科学の底上げを達成したいと思っております。2003年以来の実に20年ぶりの単独での開催となりますし、神経学も加わることで斬新なイノベーションを期待出来ると確信しております。

また、本年会では、あらゆる脳科学に関する最新情報を提供するとともに、AIやデジタル技術を応用した新たな神経・精神疾患の診断やオンライン診療システムについてもシンポジウムなどを予定しています。海外の第一線の臨床家や研究者も招聘したいと考えております。

COVID-19感染の状況は、2023年秋までには落ち着き、日常を取り戻していると予想しております。会場は全国からの交通アクセスが良い都心の東京ドームホテルで開催しますので、参加される皆様が有意義な時を過ごせますように、企画運営関係者一同、意義ある年会となりますように準備致しますので、多くの皆様方のご参加をお待ちしております。

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