演題募集
下記のとおり、演題を募集いたします。多くの応募をお待ちしております。
募集演題
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公募企画(シンポジウム・パネルディスカッション)
※詳細はこちらをご確認ください。- シンポジウム
第4期特定健診・特定保健指導の実際と今後の課題 - パネルディスカッション
人間ドックにおける上部消化管内視鏡スクリーニングの現状と課題
- シンポジウム
- 一般演題
口頭発表
ポスター発表
発表資格
発表者は日本人間ドック・予防医療学会員(正会員及び施設会員所属職員)に限ります。
未入会の方はぜひ演題登録期間までにご入会ください。
正会員 | 年会費(不課税) |
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A会員:医師個人 | 10,000円 |
B会員:医師以外個人 | 6,000円 |
C会員:施設 | 30,000円 |
日本人間ドック・予防医療学会 入会申込み先
公益社団法人日本人間ドック・予防医療学会 事務局
〒102-0075 東京都千代田区三番町9-15 ホスピタルプラザビル1F
TEL:03-3265-0079 FAX:03-3265-0083
募集要項
インターネットのオンライン登録で受け付けます。
演題登録期間
2025年2月~3月(予定)
採否通知
演題の採否につきましては、演題選定委員による査読を行い決定いたします。
採否の通知は2025年5月ごろ学術大会ホームページに掲載いたします。
公募シンポジウム・パネルディスカッションに不採択の場合は、原則として一般演題の応募演題に切り替えて対応いたします。
公募企画 座長の言葉
公募シンポジウム・パネルディスカッションの座長から概要を頂戴しております。
2025年2月からの演題応募のご準備をお願いいたします。
シンポジウム
「第4期特定健診・特定保健指導の実際と今後の課題」
福井 敏樹、武藤 繁貴
2008年から開始された特定健診・特定保健指導は、2024年4月から第4期となった。第4期特定保健指導では、これまでのプロセス評価に加えてアウトカム評価が導入され、より成果を出すことが求められるようになった。人間ドック健診施設に対しては、当日特定保健指導による実施率向上への貢献に加え、早期介入を行うことによるアウトカム向上への期待も大きい。
そこで、本シンポジウムでは、健診実施施設における第4期特定健診・特定保健指導の現状を報告いただくとともに、より効果的な実施に向けての課題について議論したい。特定保健指導に実際に関わる医師、保健師、管理栄養士だけでなく保健指導に携わるすべての医療スタッフからの演題応募をお待ちしています。
講演内容の一例
- 第4期移行に際して、施設として新たに取り組んだ特定保健指導対応による成果と課題
- コロナ禍以降のリモートでの特定保健指導による対応の変化と成果や課題
- アウトカム評価導入による保健指導完了率の変化と今後の課題
- アウトカム評価導入による保健指導内容の変化や成果が上がる効果的な保健指導の方法
- 特定健診で随時採血(中性脂肪)が可能となったことでの健診対応の変化と今後の課題
- 特定保健指導の早期介入(健診当日~1週間以内)による効果比較
パネルディスカッション
「人間ドックにおける上部消化管内視鏡スクリーニングの現状と課題」
鎌田 智有、井上 和彦
平成28年2月に厚生労働省は「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針」を一部改正し、胃がん検診の方法として従来の胃X線検査に加え、上部消化管内視鏡検査(内視鏡)も認め、対策型検診においても内視鏡が行われるようになりました。人間ドックをはじめとする任意型検診においては、以前から内視鏡も用いられていましたが、その希望者は近年さらに増加しています。しかしながら、処理能力に限界があり、受診者すべてに内視鏡を実施することは難しいと思われ、対象集約の必要性も考えられます。また、内視鏡スクリーニングの適切な普及には、問診・前処置・観察方法(観察範囲・画像強調も含む)・機器の消毒洗浄・精度管理など検査全般における標準化が望まれます。一方、個々の人間ドック・健診施設の特徴を活かすことも考慮しなければなりません。
また、胃がん発生の最大要因であるヘリコバクターピロリ感染率の急速な低下と除菌治療の普及に伴い、上部消化管疾患のスペクトルも変化してきています。人間ドックでは胃がんのみではなく、食道扁平上皮がん・バレット食道腺がん・咽喉頭がん・十二指腸非乳頭部上皮性腫瘍の診断、また、逆流性食道炎や好酸球性食道炎など非腫瘍性疾患への対応も望まれます。
日本人間ドック・予防医療学会では、内視鏡スクリーニングのあり方検討委員会が中心となり、これまでも上部消化管内視鏡スクリーニングに関する企画を行い、最先端の情報を提供してきました。
今回、公募によるパネルディスカッションを初めて企画しました。各々の施設における現状と課題、また、それに対する新たな取り組みについて発表いただき、人間ドックにおける上部消化管内視鏡スクリーニングの今後のあり方について議論したいと考えています。多数の施設から多面的な応募を期待しています。