第15回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会

第15回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会
大会長
浅見　豊子（佐賀大学医学部附属病院 リハビリテーション科 診療教授）

第15回日本ニューロリハビリテーション学会学術集会ならびにThe 4th Japan-Taiwan-Korea Neurorehabilitation Conference（4th JTK Conference）を開催させて頂くにあたり一言ご挨拶を申し上げます。

2024年3月2日（土）、3日（日）に、2023年5月13日（土）にオープンしたばかりの新しい施設SAGAアリーナにおいて「ダイバーシティとニューロリハビリテーション」をテーマとした学術大会を開催できますことを大変光栄に存じます。

本学会はNeural RepairとNeurorehabilitationに関わる多様な領域の研究者と臨床家による学術団体です。ニューロリハビリテーションは、脳神経系の障害を持つ方々の生活の質を向上させ、社会参加を促進するための先進的なリハビリテーション治療を基本としております。また、ダイバーシティは、個人の多様性を認め、それぞれが互いに尊重しあうことによって、豊かで活気にあふれた社会を実現することを目指しております。つまり、本学会では、多様性に富んだ視点でニューロリハビリテーションに関する最新の研究成果や実践的な知見を共有する場としたいと考えております。さらに、ニューロリハビリテーションを必要とする方々とその家族、支援者、関係者の皆様が、より良い多くの情報や支援を受けられるよう早期の社会実装に向けた議論も行いたいと思っております。

今回は、4th JTK Conferenceを同時開催いたします。各国のエキスパートにもご講演頂きますので、グローバルな視点での議論ができますことも楽しみの一つです。

本学会では、皆様に多くの知見を共有していただくことはもとより、国内外研究者の人的交流がより豊かになることも願っております。皆様におかれましては、どうぞ積極的に様々な企画にご参加をいただき、ニューロリハビリテーションにおける新たな出会いの機会にしていただけますようお願い申し上げます。

さて開催地の佐賀では、吉野ケ里遺跡、有田焼、鍋島直正ら七賢人など、歴史的に興味惹かれる話題に出会えます。そして、毎年「佐賀城下ひな祭り」が催されるこの時期は、桜をはじめとする彩とりどりの花々で満ち溢れます。皆様には、是非、花月の佐賀に足をお運びいただき、古の刻に思いを巡らせながら、美味しい海の幸や山の幸に舌鼓を打っていただければ何よりです。

本学会が春の華やかさを感じる美しい学会となりますようにスタッフ一同で準備しながら、皆様のおいでを心待ちにしております。