プログラム
海外招待講演
合同海外招待講演【スライドに日本語の字幕(意訳)付き】
精密精神医学
Precision Psychiatry
オンサイト(現地開催)オンタイム配信7月8日(木)19:40~20:40 /オンデマンド
- Eduard Vieta
- Professor of Psychiatry and Chair at the University of Barcelona,
Head of the Department of Psychiatry and Psychology
at the Hospital Clinic
MD 海外招待講演【スライドに日本語の字幕(意訳)付き】
CANMAT/ISBD ガイドライン:混合状態の治療について
CANMAT/ISBD Guidelines for Treatment of Mixed States
オンデマンド
- Lakshmi N. Yatham
- Professor, Department of Psychiatry, Faculty of Medicine,
University of British Columbia in Vancouver
CT 海外招待講演 1【スライドに日本語の字幕(意訳)付き、同通あり】
認知療法とも重なるマインドフルネス認知療法の特徴的な作用機序
Overlapping and Distinctive Mechanisms of Action in Mindfulness Based Cognitive Therapy
オンサイト(現地開催)オンタイム配信7月9日(金)8:50~9:50 /オンデマンド
- Zindel V. Segal
- Distinguished Professor of Psychology in Mood Disorders
Graduate Department of Psychological Clinical Science
University of Toronto - Scarborough
- 企画趣旨・狙い
- マインドフルネス認知療法(MBCT)は、マインドフルネス瞑想のトレーニングと気分障害の認知理論という異なる要素から構成されています。この2つのモデルの組み合わせて、症状の軽減より、人々が健康を維持することにより重点を置きます。そのため、予防に適していると考えられます。本発表では、MBCTの作用機序を明らかにするとともに、MBCTの効果と最も強い関連性を持つ3つの要素である、脱中心化、マインドフルネス、反芻の貢献について検討します。
CT 海外招待講演 2【スライドに日本語の字幕(意訳)付き】
マインドフルネス認知療法ー新たなフロンティアー
Mindfulness Based Cognitive Therapy New Frontier
オンサイト(現地開催)オンタイム配信7月8日(木)19:40~21:00 /オンデマンド
- Willem Kuyken
- Ritblat Professor of Mindfulness and Psychological at the University of Oxford, United Kingdom, and Director of the Oxford Mindfulness Centre
- 企画趣旨・狙い
- うつ病は、多くの人々に苦しみをもたらしますが、”障害を抱えて生きる年数”に関しては、あらゆる健康状態の中で最も大きな負担となっています。それは、うつ病は思春期に発症することが多く、生涯にわたって繰り返し再発を繰り返し、健康面、社会面、経済面でさまざまな問題を引き起こすからです。昨年のCOVID-19パンデミックでは、うつ病の発症率の上昇も認められました。
この基調講演では、急速に発展しているマインドフルネスの分野とその応用について概観します。特に、マインドフルネスに基づく認知療法に焦点を当てます。マインドフルネスに基づく認知療法(MBCT)は、うつ病のリスクを抱える人々が、回復力を高め、うつ病の再発・再燃を防ぐためのスキルを身につけるための手段として開発されました。MBCTは、明確な心理学的理解に基づき、医療、教育、刑事司法制度、職場、地域社会を超えた新しい文脈で、新しいグループの人々を支援するために発展してきました。その理論的前提、作用機序、有効性、費用対効果、実施方法などを評価する作業が行われています。
本発表では、以下の点について説明します。- MBCTの理論的前提
- MBCTがどのように作用するか、変化のモデルの提案
- 無作為化比較試験のエビデンスと最近の効果/実施のエビデンス
- 新たな集団や文脈におけるMBCTの進化ー学校でのマインドフルネストレーニングが、思春期のうつ病を予防し、レジリエンスを高めることができるかどうかを問う7年間の研究プログラムなど。
- この分野が直面しているいくつかの課題と「発展のエッジ」について