大会長挨拶
会長挨拶
第49回日本磁気共鳴医学会・
第3回アジア磁気共鳴医学会合同大会 会長
日本磁気共鳴医学会 理事長
アジア磁気共鳴医学会 理事長
黒田 輝
(東海大学情報理工学部情報科学科)
このたび第49回日本磁気共鳴医学会大会ならびに第3回アジア磁気共鳴医学会大会を、パシフィコ横浜ノースにて合同開催させて頂くことになりました。
1981年の第1回大会から、本学会が国内外の磁気共鳴医学の発展に貢献してきたことを大いに誇りに感じますと共に、歴史ある大会を引き継ぐことの重みをひしひしと感じております。またアジア磁気共鳴医学会はこの地域における医療・研究が興隆を極めてきた証であり、同大会を合同で開催することによってアジア諸国の臨床や研究の益々の発展に貢献できるものと考えております。
この40年余りの間、ヒト画像がようやく得られた黎明期から最新技術を駆使する現在に至るまで、磁気共鳴医学において多く変化がありました。しかし、核磁気共鳴現象は永遠に存在し、これからも技術革新を遂げ、人類の叡智として輝き続けることと思います。この思いから大会テーマを"Eternal Brilliance of MR"「MR永遠の輝き」とさせて頂きました。
今年の春以降のCOVID-19による人類への影響は甚大なものでありますが、皮肉なことにそれによる情報通信の適用拡大と技術革新には目を見張るものがありました。学会開催の考え方も大きく転換し、もはや感染対応というより、開催方法の最適化を行うという段階に至ったと考えております。この考えの下、本大会においては研究情報の交換や議論という大会の中核は対面開催を基本としつつ、臨床業務や移動困難の理由で現地にお越しになれない方も心おきなくご参加頂けるようオンライン開催を併用致します。さらに繰り返し閲覧することで理解が進むような教育講演についてはオンデマンド実施を想定しております。このような複合型の開催は、学会の本質を守りつつ、効率的な参加を促すものと考えております。また本大会から、大会事務局を学会事務局が兼ねることで学会の諸機能を最大限活かした運営ができるように工夫しております。
以上の背景の下、本大会が真に役立つものとなりますよう、現在鋭意準備をしております。どうか皆様ご参加のほど、よろしくお願い申し上げます。
末筆になりますが、大会をご支援頂いている企業の皆様方、大会運営に携わって頂いている、プログラム委員会、実行委員会、ならびに大会事務局、運営事務局の皆様に心より感謝申し上げます。
2020年11月吉日
副会長挨拶
第49回日本磁気共鳴医学会・
第3回アジア磁気共鳴医学会合同大会 副会長
丹羽 徹
(東海大学医学部専門診療学系画像診断学)
今回、歴史ある日本磁気共鳴医学会大会の副会長をさせていただくことになり、大変光栄に存じます。
本学会は、磁気共鳴に関する多職種の方が集まり、毎年、様々な観点から斬新な技術の発表や討論が行われ、小生にとっても刺激的な学会であります。それぞれの専門性から教え合い、学び合い、多方面の文化が交わり、新たなアイデアや技術の融合が生まれるような貴重な大会だと思います。また、今回はASMRMとの合同の大会ともなり、アジアの地域で磁気共鳴医学が盛り上がっていくことに期待と喜びを感じます。
コロナ感染対策の制限下ではありますが、皆様と横浜でお会いできるのを楽しみにしつつ、お越しになれない方にもWeb等を通じ有意義な学会となるべく、準備を進めてまいります。どうぞ、よろしくお願いいたします。
2020年11月吉日