第19回日本臨床腫瘍学会学術集会(JSMO2022)

EnglishEN

日程表・プログラム

Presidential Session

Presidential Session 1

2月17日(木)16:10~18:00(JST)
第1会場(国立京都国際会館 1階 メインホール)

司会:

大江 裕一郎

国立がん研究センター中央病院 呼吸器内科

Martin Reck

Department of Thoracic Oncology, Lungenclinic

PS1-1

Phase III of nivolumab + platinum chemotherapy + bevacizumab in untreated advanced NSQ NSCLC: Updated OS of TASUKI-52

Jin Hyoung Kang
Department of Medical Oncology, The Catholic University of Korea, Seoul St. Mary's Hospital
ディスカッサント:

Myung-Ju Ahn

Department of Medical Oncology, Samsung Medical Center

PS1-2

CLIP1-LTK: a novel target in non-small cell lung cancer

泉 大樹
国立がん研究センター東病院呼吸器内科
ディスカッサント:

Benjamin Solomon

Department of Medical Oncology, Peter MacCallum Cancer Centre

PS1-3

Segmentectomy versus lobectomy in small-sized peripheral non-small cell lung cancer (JCOG0802/WJOG4607L): phase 3 trial

坪井 正博
国立がん研究センター東病院 呼吸器外科
ディスカッサント:

Yi-Long Wu

Guangdong Lung Cancer Institute, Guangdong Provincial People's Hospital & Guangdong Academy of Medical Sciences

PS1-4

A randomized phase 3 study of nintedanib with chemotherapy vs. chemotherapy alone for advanced NSCLC with IPF (J-SONIC)
特発性肺線維症合併進行非小細胞肺癌に対するニンテダニブ+化学療法と化学療法単独を比較するランダム化第3相試験(J-SONIC)

大坪 孝平
北九州市立医療センター 呼吸器内科/
九州大学大学院医学研究院 胸部疾患研究施設
ディスカッサント:

Martin Reck

Department of Thoracic Oncology, Lungenclinic

PS1-5

IMpower010: results from Asian patients in a Phase 3 study of adjuvant atezolizumab in resected stage IB-IIIA NSCLC

釼持 広知
静岡県立静岡がんセンター
ディスカッサント:

光冨 徹哉

近畿大学呼吸器外科

Presidential Session 2

2月17日(木)8:30~10:00(JST)
第8会場(国立京都国際会館 1階 さくら)

司会:

岩田 広治

愛知県がんセンター

Tom Wei-Wu Chen

Department of Oncology, National Taiwan University Hospital

PS2-1

Trastuzumab Deruxtecan vs T-DM1 in HER2+ mBC in Asian Subgroup: Results of the Randomized Phase 3 Study DESTINY-Breast03

Seock-Ah Im
Seoul National University Hospital, Cancer Research Institute, Seoul National University College of Medicine, Seoul, Republic of Korea
ディスカッサント:

鶴谷 純司

昭和大学 先端がん治療研究所

PS2-2

KEYNOTE-355 Asian Subset: Pembrolizumab + Chemotherapy vs Placebo + Chemotherapy for Triple-Negative Breast Cancer

Takano Toshimi
The Cancer Institute Hospital of JFCR/Toranomon Hospital
ディスカッサント:

岩朝 勤

近畿大学医学部内科学腫瘍内科部門

PS2-3

Neoadjuvant Pembrolizumab/Placebo + Chemo, Followed by Adjuvant Pembrolizumab/Placebo in Early TNBC: Asian Subgroup

高橋 將人
国立病院機構北海道がんセンター 乳腺外科
ディスカッサント:

新倉 直樹

東海大学医学部 乳腺・腫瘍科

PS2-4

Efficacy and safety of trastuzumab deruxtecan in HER2-expressing uterine carcinosarcoma: STATICE TRIAL (NCCH1615)

松本 光史
兵庫県立がんセンター
ディスカッサント:

織田 克利

東京大学大学院 統合ゲノム学分野

Presidential Session 3

2月18日(金)8:20~10:35(JST)
第1会場(国立京都国際会館 1階 メインホール)

司会:

石岡 千加史

東北大学大学院医学系研究科臨床腫瘍学分野

Ian Chau

Department of Medicine, Royal Marsden Hospital, London&Surrey, United Kingdom

PS3-1

First-line nivolumab plus ipilimumab or chemotherapy for advanced ESCC: A Japanese subanalysis of CheckMate 648

尾形 高士
神奈川県立がんセンター
ディスカッサント:

Sun Young Rha

Yonsei Cancer Center, Yonsei University

浜本 康夫

慶應義塾大学 医学部

PS3-2

A randomized controlled trial of neoadjuvant treatment for locally advanced esophageal cancer, JCOG1109 NExT study
臨床病期IB/II/III食道癌(T4を除く)に対する術前CF療法/術前DCF療法/術前CF-RT療法の第III相比較試験 JCOG1109 NExT試験

加藤 健
国立がん研究センター中央病院 頭頸部・食道内科
ディスカッサント:

Ian Chau

Department of Medicine, Royal Marsden Hospital, London &Surrey, United Kingdom

平田 賢郎

慶應義塾大学 医学部腫瘍センター

PS3-3

Post-operative genomic/epigenomic signatures of circulating tumor DNA and recurrence in colorectal cancer: COSMOS-CRC-01
大腸癌治癒切除後患者における血中循環腫瘍DNAのゲノム・エピゲノム統合解析―COSMOS-CRC-01

中村 能章
国立がん研究センター東病院消化管内科
ディスカッサント:

Zev A. Wainberg

UCLA School of Medicine

山崎 健太郎

静岡県立静岡がんセンター 消化器内科

PS3-4

Oxaliplatin with FU plus BEV in elderly pts with metastatic colorectal cancer: a phase III trial of JCOG1018 (RESPECT)

髙島 淳生
国立がん研究センター中央病院 消化管内科
ディスカッサント:

Eric Van Cutsem

University Hospitals Gasthuisberg / Leuven & KULeuven

佐竹 悠良

高知大学 医学部腫瘍内科学講座

PS3-5

A phase III trial of adjuvant S-1 vs. observation for resected biliary tract cancer: JCOG1202, ASCOT

戸髙 明子
静岡県立静岡がんセンター 消化器内科
ディスカッサント:

Yoo Changhoon

Asan Medical Center

波多野 悦朗

京都大学 肝胆膵・移植外科

Presidential Session 4

2月19日(土)8:20~9:50(JST)
第5会場(国立京都国際会館 2階 Room B-1)

司会:

馬場 英司

九州大学大学院医学研究院 社会環境医学講座連携社会医学分野

矢野 真吾

東京慈恵会医科大学 腫瘍・血液内科

PS4-1

Phase II Study of Ponatinib and Blinatumomab in Philadelphia Chromosome-positive Acute Lymphoblastic Leukemia

佐々木 宏治
テキサス大学MDアンダーソン癌センター
ディスカッサント:

Daniel A. Pallyea

Division of Hematology, Department of Medicine, University of Colorado

PS4-2

Analysis of the COLLECT Study - Efficacy and Safety of Lenvatinib in Differentiated Thyroid Cancer

岩崎 博幸
神奈川県立がんセンター
ディスカッサント:

田中 薫

近畿大学 腫瘍内科

PS4-3

A phase III trial of pimitespib (TAS-116) in patients with advanced gastrointestinal stromal tumor: CHAPTER-GIST-301
進行性の消化管間質腫瘍患者を対象とするpimitespib(TAS-116)の第III相試験:CHAPTER-GIST-301

澤木 明
藤田医科大学病院 消化器内科
ディスカッサント:

平野 秀和

国立がん研究センター中央病院 消化管内科

PS4-4

Randomized phase III study of etoposide/cisplatin versus irinotecan/cisplatin in advanced digestive NEC: JCOG1213

森実 千種
国立がん研究センター中央病院
ディスカッサント:

奥山 浩之

香川大学医学部附属病院 腫瘍内科

会長企画シンポジウム

会長企画シンポジウム 1

2022年2月17日(木)14:20~15:50(JST)
第1会場(国立京都国際会館 1階 メインホール)

PSY1

複合免疫療法 ~他がん種における相違点~

企画概要
免疫チェックポイント阻害薬が様々ながん種で承認されたことを受け、近年、作用機序の異なる薬剤との複合免疫療法の開発が次々に進んでいる。その中で、同じ複合免疫療法であっても、がん種によっては結果が異なる事もあり、がん種による免疫環境の違いが検討されている。本セッションでは、まず、複合免疫療法の基礎的な知見と、各がん種における複合免疫療法の実際やクリニカルクエスチョンについて、各領域のスペシャリストが講演をする。その後、その共通点、相違点について臨床的、基礎的な観点から議論を深めるために、総合討論の時間を設ける。その中で、本セッションの参加者が、新たなアイデアを見出し、今後の研究と臨床に役立てることを目的とする。

プログラム詳細

会長企画シンポジウム 2

2022年2月17日(木)14:30~16:00(JST)
第5会場(国立京都国際会館 2階 Room B-1)

PSY2

(アジア・パシフィック若手企画)Outstanding young researchers from Asia-Pacific countries

企画概要
アジア・パシフィック各国の若手研究者の中から、優れた研究を行っている方を招聘し、研究成果について発表する機会を提供する。

プログラム詳細

会長企画シンポジウム 3

2022年2月17日(木)9:30~11:00(JST)
第11+12会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 プリンスホール1+2)

PSY3

「○○オンコロジー」の未来 ~腫瘍学の学際的発展を考える~

企画概要
合併症を抱えるがん患者へのがん治療、がん治療の副作用への対応等で、臨床現場では様々な診療科との連携がなされてきた。近年、そういった学際的な連携を学術的に構築する取り組みが盛んになっており、「○○オンコロジー」「オンコ○○ロジー」といった名称も定着してきた。新たに学会が設立されたり、複数学会合同でガイドラインが作成されたり、活発な取り組みがなされている。本企画では、循環器学、脳卒中学、糖尿病学、腎臓学との連携の現状と今後の展望について、4学会からご推薦いただいた演者をお招きしてご講演いただく。会長企画シンポジウムとして、学際的腫瘍学の未来を議論したい。

プログラム詳細

会長企画シンポジウム 4

2022年2月18日(金)15:05~16:35(JST)
第1会場(国立京都国際会館 1階 メインホール)

PSY4

がんゲノム医療(これまでとこれから)

企画概要
2019年6月にNGSパネルが保険適応を受け、がんゲノム医療が実装された。実装前から遺伝子異常にマッチする治療に至る割合は問題視されており、治験・医師主導治験推進をはじめとして、患者申出療養も導入された。現在の日本の医療の枠組みの中で、ゲノム医療をさらに発展させ、個々の患者に適合する治療に結びつけるにはいかなる戦略が必要か、ゲノム医療先進国の取り組みも共有しつつ、情報共有を深めたい。

プログラム詳細

会長企画シンポジウム 5

2022年2月18日(金)9:50~11:20(JST)
第5会場(国立京都国際会館 2階 Room B-1)

PSY5

支持緩和領域:呼吸困難に関する研究の指針についてのコンセンサスシンポジウム

企画概要
支持/緩和治療領域の研究は一般の臨床腫瘍学とは手法が異なっており、従来の方法論がそぐわない部分がある。AMED:支持/緩和治療領域臨床試験に関する各分野における方法論確立に関する研究(全田班)においては、支持/緩和治療領域研究の具体的手法について提案する各論ルールブックの作成を行っている。呼吸困難各論ルールブックは2021年4月に公表されたもので呼吸困難に関連する研究の様々な問題点の解決に一石を投じている。今回のシンポジウムでは腫瘍内科の先生方を中心に呼吸困難各論の内容を理解していただき今後、本領域の研究の活性化につなげたい。

プログラム詳細

会長企画シンポジウム 6

2022年2月18日(金)8:20~9:50(JST)
第8会場(国立京都国際会館 1階 さくら)

PSY6

原発不明がんUPDATE

企画概要
原発不明がんに対してニボルマブの適応拡大が得られた。バイオマーカーによる選択無しにして原発不明がんに対して免疫チェックポイント阻害薬が保険診療で使用可能となるのは世界初である。原発不明がんは一つの確立したがん種でありながら、様々な種類のがんの集合体でもある。そのような原発不明がんに対して免疫チェックポイント阻害薬を使用するには原発不明がんの臨床的因子やバイオマーカー等様々な要因を考慮する必要がある。本シンポジウムでは日常臨床でしばしば治療選択に難渋する原発不明がんの治療選択を、実際にがん専門施設がどの様に考えているか、また免疫チェックポイント阻害薬を含めどのような治療戦略が開発されているかを紐解きながら、総合討論では実際の原発不明がん症例についても提示し、治療方針について検討する。

プログラム詳細

会長企画シンポジウム 7

2022年2月19日(土)14:00~15:30(JST)
第6会場(国立京都国際会館 1階 Room D)

PSY7

HPV関連がんの予防と治療 ~日本とアジアの現状から見えてくるものとは~

企画概要
HPV関連がんに関して、婦人科、泌尿器、頭頸部で合同セッションを行い、またアジアからの演者を招待し、我が国及びアジアにおける現状と問題点を議論する。

プログラム詳細

会長企画シンポジウム 8

2022年2月19日(土)8:20~10:05(JST)
第9会場(国立京都国際会館 1階 スワン)

PSY8

HBOC診療の現状と課題

企画概要
一般市民の間でも、遺伝性乳がん・卵巣がんの存在が知られるようになってきたが、具体的な診断や治療に対する認識は患者・医師、それぞれにおいて幅がある。特に、診断後のフォローアップの体制や関連遺伝子多型を認めた場合の治療体系についてはまだ十分整備されていない(発展途上)。HBOCの対応に必要な、遺伝、乳腺腫瘍、婦人科腫瘍、消化器腫瘍、泌尿器腫瘍などの様々な専門家とともに、押さえておくべき基礎、臨床のデータをもとに、現状の把握と今後の課題を考える。本企画により、各専門の学会や関連団体と連携を取りながら、HBOCの医療システムの最適化につなげる一歩としたい。

プログラム詳細

会長企画シンポジウム 9

2022年2月19日(土)8:20~10:00(JST)
第12会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 プリンスホール2)

PSY9

新専門医制度「腫瘍内科専門医」

企画概要
新専門医制度におけるサブスペシャル専門医として「腫瘍内科専門医」カリキュラムが、2021年の秋頃より専攻医募集開始予定である。現状の専門医制度についてアップデートな情報を伝える。

プログラム詳細

合同シンポジウム

ASCO/JSMO 合同シンポジウム

2022年2月17日(木)9:20~10:50(JST)
第10会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 1階 ロイヤルルーム)

AJS

Tumor agnostic vs tumor specific approach toward clinical developments

プログラム詳細

Asia-Pacific/JSMO 合同シンポジウム

2022年2月18日(金)9:50~11:20(JST)
第8会場(国立京都国際会館 1階 さくら)

APJS

Pan-Asian Clinical Trial

プログラム詳細

DIA/JSMO 合同シンポジウム

2022年2月19日(土)8:20~9:50(JST)
第10会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 1階 ロイヤルルーム)

DJS

Current status and perspective of oncological clinical development utilizing the external control

プログラム詳細

ESMO/JSMO 合同シンポジウム

2022年2月17日(木)16:20~17:50(JST)
第8会場(国立京都国際会館 1階 さくら)

EJS

Oncology Trial & Practice with/post-COVID-19 era

プログラム詳細

SIOG/JSMO 合同シンポジウム

2022年2月19日(土)14:00~15:30(JST)
第10会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 1階 ロイヤルルーム)

SJS

老年腫瘍学:腫瘍学と老年医学のコラボレーション

プログラム詳細

合同シンポジウム 1(日本癌学会/日本癌治療学会/日本臨床腫瘍学会)

2022年2月17日(木)14:50~16:20(JST)
第13会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 ゴールドルーム)

JS1

COVID-19流行のがんマネージメントに及ぼす影響

企画概要
COVID-19流行のがんマネージメントに及ぼす影響について、個人の感染予防、医療機関での感染予防、がんの検査、治療などさまざまな角度から検討する。ワクチン接種が普及してるが、がん患者での効果は不明であり、抗体産生について、検診控えによる診断の遅れが危惧されており、実態と今後の影響について、医療機関での感染拡大防止はいずれの病院においても懸念事項である中、術前スクリーニングの実態と効果について、重症化率が高いと報告されている血液腫瘍、肺がんの診療への実態について講演いただく。また、遺伝子解析はトピックスであり、最新の知見を講演いただきたい。

プログラム詳細

合同シンポジウム 2(日本がん看護学会/日本臨床腫瘍学会)

2022年2月17日(木)16:20~17:50(JST)
第13会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 ゴールドルーム)

JS2

がん薬物療法を受ける高齢者に対するチーム医療

企画概要
日本の人口は減少を続けていますが、高齢化率は上昇を続けており、2024年には65歳以上の人口が30%を超えると言われています。人口構成の変化により日常診療においても高齢者のがん治療を扱う割合が増えてきており、治療方針決定やその後のケアに苦慮することも少なくありません。高齢者のがん治療では、癌の進行度だけではなく、併存疾患を含めた身体状況、認知機能などを含めた意志決定能力、家族のサポート状況等多くの状況を総合的に判断し治療を進めて行く必要があります。
今回のセミナーでは、パネリストから、高齢者のがん治療に基づく基礎的な問題をご解説いただいた後、病院、在宅医療への連携などに関して、医師、看護師、ソーシャルワーカーそれぞれの立場から高齢者がん治療におけるチーム医療のあり方について討議していただきます。

プログラム詳細

合同シンポジウム 3(日本緩和医療学会/日本臨床腫瘍学会)

2022年2月18日(金)14:05~15:35(JST)
第13会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 ゴールドルーム)

JS3

あらためて、緩和ケアとオンコロジーのインテグレーションを考える

企画概要
世界的には早期からの緩和ケア(主に専門的緩和ケアが腫瘍医と連携する)が、日本では少し趣向の異なる診断時からの緩和ケア(基本的緩和ケアの充実と同時に早期からの緩和ケアの推進)が展開されてきている。忙しい臨床の中で緩和ケアとオンコロジーはどのようにインテグレーションしていけるとよいかについて議論したい。具体的には、①どのようにオンコロジストが基本的緩和ケアをすすめていくとよいのか、②専門的緩和ケアには何ができるのか、③オンコロジストが行う基本的緩和ケアをサポートしつつ、患者家族の意思決定を支援し専門的緩和ケアにどのようにつなぐのか、④緩和ケア医はどのようにオンコロジストらと協働し、EOLDの工夫と意思決定の支援などコミュニケーションをとっているのか、実践とエビデンスにはどのようなものがあるのか、について4人の演者に登壇いただき、これからのインテグレーションについて考える。

プログラム詳細

合同シンポジウム 4(⽇本⼈類遺伝学会/日本臨床腫瘍学会)

2022年2月19日(土)14:00~15:30(JST)
第8会場(国立京都国際会館 1階 さくら)

JS4

プレシジョンオンコロジーにおけるがん治療と遺伝子医療の接点

企画概要
体細胞での遺伝子バリアントで治療を選択するがん診療と、生殖細胞系列での遺伝子バリアントから易罹病性への対策を行う遺伝診療の境界が流動化し、ゲノム情報を共通言語に一つの医療の2つの側面として対応が必要な時代になっている。治療を目的に体細胞バリアント検出を主目的にした検査で同定されるGermline findingから遺伝性腫瘍が診断され本人や血縁者の生命・健康管理が必要になる一方で、生殖細胞系列バリアントを標的やマーカーとしたがん治療の開発や臨床実装が進んでいる。がん診療と遺伝診療を担う両学会が協力して、Precision oncologyが真の個別化精密医療として活用されるために必要な知識と今後の展望に関して考えてみたい。

プログラム詳細

合同シンポジウム 5(日本放射線腫瘍学会/日本臨床腫瘍学会)

2022年2月19日(土)14:00~15:30(JST)
第13会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 ゴールドルーム)

JS5

実臨床に適応がある最先端の放射線治療

企画概要
近年、放射線治療の技術的進歩は目覚ましく10年前と今とでは全く違うというのが現状である。腫瘍内科や外科の治療の協働する中でそれぞれの進歩について理解があればより成熟したコラボレーションを実現することが期待できる。放射線治療の最先端を腫瘍内科の先生方が知ることにより、がん治療戦略の中での放射線治療の認識をup-dateして実臨床の中で効果的な利用ができるようにしたい。

プログラム詳細

シンポジウム

シンポジウム 01

2022年2月17日(木)8:30~10:00(JST)
第1会場(国立京都国際会館 1階 メインホール)

SY01

肺癌免疫療法における各種バイオマーカーの位置づけ

企画概要
化学療法+抗PD-1抗体やICI併用療法などの有効性が報告され、がん免疫療法の使い分けが非常に複雑化している。またPD-L1発現以外にもバイオマーカーも数多く報告されている。本シンポジウムで、バイオマーカーの最新情報を整理して、今後の免疫療法の使い分けを考察する。

プログラム詳細

シンポジウム 02

2022年2月17日(木)8:30~10:00(JST)
第4会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

SY02

サバイバーシップケアとしての身体活動

企画概要
2019年11月にAmerican Cancer Society、National Cancer Institute等、全20団体によるがんサバイバーのための運動ガイドラインが公表され、がんサバイバーにおける運動のエビデンスと有用性について、記述されました。このような海外での現状と本邦でのがんサバイバーシップガイドライン身体活動編、国内のがんサバイバーに対する運動研究、そしてがんリハビリテーションの実際について演者の先生方にご講演いただく。総合討論では更なる学術的研究としての今後と、医療現場で身体活動を高く維持するための取り組みをどのように進めていくかについての議論を予定する。

プログラム詳細

シンポジウム 03

2022年2月17日(木)13:20~14:50(JST)
第4会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

SY03

ゲノム医療時代の多職種連携

企画概要
多職種連携の切り口から、始まったばかりでまだまだ問題・課題の多いゲノム医療について議論したい。

プログラム詳細

シンポジウム 04

2022年2月17日(木)14:50~16:20(JST)
第4会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

SY04

こころの苦痛の緩和のためのガイドラインと今後の展望~基礎・臨床医学の統合を目指して~

企画概要
本シンポジウムでは、気持ちのつらさとコミュニケーションのガイドラインとそこから見えた研究課題を示し、臨床疑問解決のための臨床試験とその結果を報告する。自律神経とがんの関係について基礎医学的視点も入れて討論を行いたい。

プログラム詳細

シンポジウム 05

2022年2月17日(木)16:20~17:50(JST)
第4会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

SY05

腫瘍不均一性への挑戦

企画概要
40年以上前にフィラデルフィア染色体の発見で高名なPeter Nowell教授が“The clonal evolution of tumor cell population”という総説でがんの不均一性やゲノム進化を提唱している。その後、次世代シークエンサーを用いて、同一患者から複数個所のサンプルを採取して解析を行うことで、がんの不均一性の研究は飛躍的に進んだ。今では、がんの不均一性が、予後や治療抵抗性などに関わることは、実際の臨床の場でも経験する機会があり、臨床の先生方にとっても馴染みのあることかと思う。一方で、1細胞レベルでシークエンスが可能なシングルセルシークエンスの技術も進歩し、がんの不均一性の研究が一層と進んでいる。また、がん免疫療法の有効性が証明されたことで、腫瘍細胞だけでなく不均一な腫瘍微小環境にも注目が集まっている。そこで本セッションでは最新の解析技術で腫瘍不均一性に挑戦している演者に臨床にも繋がる最新の研究を紹介いただく。

プログラム詳細

シンポジウム 06

2022年2月17日(木)9:20~10:50(JST)
第5会場(国立京都国際会館 2階 Room B-1)

SY06

胆道癌分子標的治療の現状と今後の展望

企画概要
胆道癌では、近年、分子標的薬の治療開発が盛んに行われている。特にがんゲノム異常に基づく開発として、FGFR2遺伝子再構成とその阻害薬の開発が進んでいる。それ以外にも、HER2、IDH1、BRAF V600Eなどの標的別の治療が注目されている。また広い意味で分子標的治療薬とも言える免疫チェックポイント阻害薬の開発も、胆道癌で少しずつ行われている。
本セッションでは、胆道癌における分子標的治療薬の開発、実臨床への導入について、本邦、海外での現状、今後の展望を紹介していきたい。

プログラム詳細

シンポジウム 07

2022年2月17日(木)15:50~17:20(JST)
第6会場(国立京都国際会館 1階 Room D)

SY07

How should we face multiple challenge with novel and diverse early phase oncology drug development in Asia? Developmental Therapeutics -New Targets and New Technologies-

企画概要
最近の多岐多様にわたるがん新薬早期開発に対して、我が国のMedical Oncologistsはどのように柔軟に対峙していくべきか、日本(アジア)がリードできる基盤開発や早期開発領域などを含めて議論する臓器横断プログラム独自の早期新薬開発セッションとしたい。

プログラム詳細

シンポジウム 08

2022年2月17日(木)15:50~17:20(JST)
第7会場(国立京都国際会館 1階 Room E)

SY08

Recent advances in targeted therapy for B-cell malignancies

企画概要
近年、遺伝子プロファイリング研究や次世代シークエンサーなどを用いた分子細胞学的な研究により、リンパ腫や骨髄腫などのB細胞系腫瘍における分子病態に関する知見が蓄積されている。これらの腫瘍細胞に特異的な分子病態やシグナル伝達経路に関する理解が深まり、特異的な細胞表面分子、増殖や活性化に関与する分子を治療標的とすることで、腫瘍細胞へより特異的に作用する薬剤の開発と臨床導入のための臨床試験が盛んに行われている。本企画ではB細胞リンパ腫と多発性骨髄腫のB細胞系腫瘍における分子標的治療薬の現状と課題について国内外のexpertsからpresentationいただき、認識と理解を深めることを目的とする。

プログラム詳細

シンポジウム 09

2022年2月17日(木)13:20~14:50(JST)
第8会場(国立京都国際会館 1階 さくら)

SY09

産官学でのアジア臨床開発体制の推進

企画概要
世界の人口の約6割を占めるアジア地域では今後著しい高齢化が進み、それに伴ってがん患者の大幅な増加が見込まれている。このような背景の下、わが国でも政府のアジア健康構想を軸として、産官学の各方面でアジア地域における開発体制の整備が進んでいる。人口減少が続く日本では、今後は国内のみで完結する臨床試験は減り、アジア地域のネットワークの中で治療開発が進められる機会が増えることが予想される。本セッションでは、アジア地域におけるがん治療の開発促進に向けて現在進められている産官学での取り組みを紹介し、アジア臨床開発の活性化の方策について議論を行う。

プログラム詳細

シンポジウム 10

2022年2月17日(木)16:20~17:50(JST)
第9会場(国立京都国際会館 1階 スワン)

SY10

Recent advance of systemic therapy for unresectable hepatocellular carcinoma

企画概要
Atezo+Bevaが登場してから約1年経過し、HCCの薬物療法の現状がどう変わったか?Real world dataを交えてアジアの各国から報告してもらい、現状と今後の展望を再評価する。

プログラム詳細

シンポジウム 11

2022年2月17日(木)8:30~10:00(JST)
第13会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 ゴールドルーム)

SY11

個別化治療に向けた患者由来がんモデルの展望と課題

企画概要
臓器をin vitroで再現するオルガノイド技術は、その発生の謎を紐解くだけではなく、がんを含む様々な疾患の解明、創薬ツールとしての利用が期待されている。本シンポジウムでは、患者由来モデルの最新知見と臨床応用について、各専門家に紹介いただく。

プログラム詳細

シンポジウム 12

2022年2月17日(木)16:00~17:55(JST)
第11+12会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 プリンスホール1+2)

SY12

転移性上部消化管癌(食道癌、胃癌)治療の最前線

企画概要
上部消化管(食道、胃)癌における標準治療、臨床的課題、最新知見をさまざまな視点から論じていただく。

プログラム詳細

シンポジウム 13

2022年2月18日(金)9:10~10:40(JST)
第4会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

SY13

国際共同研究をリードする日本の臨床研究力

企画概要
2010年代以降、がん領域の国際共同研究に日本が積極的に参加するようになった。現在は分担研究者としての参画に留まらず、臨床試験、観察研究、データベース構築など形態は様々であるが、わが国が立案から運営に至るまで積極的にリードする国際共同研究が展開され始めている。本企画ではそのようなCutting-Edgeの研究の情報を共有し、また海外オンコロジストから見た現在の日本の臨床研究力への期待もまじえながら、今後の国際共同研究をリードする日本の臨床研究力を議論したい。

プログラム詳細

シンポジウム 14

2022年2月18日(金)15:05~16:35(JST)
第4会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

SY14

乳癌免疫療法の今後の展開

企画概要
乳癌領域でも免疫療法の有効性を示すエビデンスが蓄積されてきた。しかしPD-L1発現以外に有効なバイオマーカーは依然明らかではなく、今後の課題である。また乳癌特有のサブタイプごとの腫瘍微小環境の違いが免疫療法に及ぼす影響についても明らかではない。今後のサブタイプごとの治療開発の進め方、バイオマーカー開発、併用治療、早期乳癌への応用など本シンポジウムで議論したい。

プログラム詳細

シンポジウム 15

2022年2月18日(金)8:20~9:50(JST)
第5会場(国立京都国際会館 2階 Room B-1)

SY15

がん疼痛ガイドラインと早期緩和ケアから見える臨床試験の結果と課題~基礎・臨床医学の統合を目指して~

企画概要
がん疼痛ガイドライン、早期緩和ケアの推奨とそこから見えてきた研究課題を示し、臨床疑問解決のための臨床試験とその結果を報告する。疼痛に関しては基礎医学的視点からの考察も入れたい。

プログラム詳細

シンポジウム 16

2022年2月18日(金)15:05~16:35(JST)
第5会場(国立京都国際会館 2階 Room B-1)

SY16

多職種で考えるがん領域のタスクシェアリング/タスクシフティング

企画概要
社会・医療環境の変化に伴い、働き方改革、業務の質の向上を目指したタスクシェア/タスクシフティングの推進の方策が議論されている。タスクシェア/タスクシフティングを推進していくためには、現行制度の下で、それぞれの医療専門職種が自らの能力を最大限に活かし、より能動的に対応できる仕組みを整えることが重要である。それぞれの医療従事者の職能の拡大に繋げることが出来れば、患者への医療貢献だけでなく、医療経済の側面という意味でもその効果は大きいと考えられる。医療従事者がお互いを知り理解して、がん医療において、いかに効果的なタスクシェア/シフティングを進めていくか、行政職と法律家も交えて議論する機会としたい。

プログラム詳細

シンポジウム 17

2022年2月18日(金)15:05~16:35(JST)
第6会場(国立京都国際会館 1階 Room D)

SY17

局所進行頭頸部がんに対する最適な治療戦略

企画概要
免疫チェックポイント阻害薬と化学放射線療法の併用の結果が出そろってくる時期であり、局所進行頭頸部がんに対する至適治療を議論する。

プログラム詳細

シンポジウム 18

2022年2月18日(金)15:05~16:35(JST)
第7会場(国立京都国際会館 1階 Room E)

SY18

PARP inhibitor for Ovarian Cancer Treatment

企画概要
卵巣癌へのPARP阻害薬について現状と将来展望について議論を深める。
PRIMA試験、オラパリブ+ベバシズマブのPAOLA-1試験レジメンの今後の展望、PARP阻害薬による治療の飛躍などについて議論いただく。

プログラム詳細

シンポジウム 19

2022年2月18日(金)15:05~16:35(JST)
第8会場(国立京都国際会館 1階 さくら)

SY19

標的分子からみた大腸癌治療の現状と展望

企画概要
下部消化管(結腸、直腸)癌における標準治療、臨床的課題、最新知見をさまざまな視点から論じていただく。

プログラム詳細

シンポジウム 20

2022年2月18日(金)8:20~9:50(JST)
第11+12会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 プリンスホール1+2)

SY20

比較的稀なドライバー遺伝子変異陽性肺癌に対する治療開発

企画概要
非小細胞肺癌において、多くの遺伝子変異が発見され、治療開発が進んでいる。Majorな遺伝子変異だけでなく、『比較的稀な遺伝子変異』を有する肺癌の最新の研究についてdiscussionし、さらに研究を発展させていくことが望まれる。また、日常診療に多忙な医師は、『比較的稀な遺伝子変異』の数が増えたことで、その最新の知識をupdateしていくことが困難なこともあると思われ、教育的な面でも意義があると考える。

プログラム詳細

シンポジウム 21

2022年2月18日(金)9:50~11:20(JST)
第11+12会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 プリンスホール1+2)

SY21

RAS/RAF pathway-altered cancers

企画概要
Undruggableと言われてきたKRAS変異腫瘍であるが、G12C阻害剤の登場で再度注目を集めている。RAS, RAF経路変異陽性腫瘍に対する治療開発の現状を発表していただく。

プログラム詳細

シンポジウム 22

2022年2月18日(金)15:05~16:35(JST)
第11+12会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 プリンスホール1+2)

SY22

Future challenge of liquid biopsy for next generation cancer therapeutics

企画概要
がん治療におけるリキッドバイオプシーの実装化が加速している状況で、cfDNAパネルと従来の腫瘍遺伝子パネルとの適切な役割分担の明確化を含めて多岐多様な点に於いてリキッドバイオプシーの位置付けに関する検討課題は未だ多い。本セッションでは国内・海外のリキッドバイオプシー研究に関する第一線専門家を交え、国内外の現状と課題・今後の展望を議論していく。

プログラム詳細

シンポジウム 23

2022年2月18日(金)8:20~9:50(JST)
第13会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 ゴールドルーム)

SY23

Encyclopedic Seamless Drug Development for Organ Agnostic Oncology Precision Medicine - Frontline therapeutics of targeting BRCA (HRD), PARP, HER2 and NTRK genetic alteration -

企画概要
臓器横断的な標的分子/薬剤(BRCA, PARP, HER2, NTRK等)を取り上げ、薬剤開発や適応拡大の方向性と開発・薬事承認の利点・問題点、市販後の体制などについて議論していく。

プログラム詳細

シンポジウム 24

2022年2月19日(土)10:00~11:30(JST)
第3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 2)

SY24

悪性軟部腫瘍に対する薬物療法の進歩と治療開発

企画概要
悪性軟部腫瘍に対する薬物療法の治療開発について、免疫チェックポイント阻害剤、分子標的薬を中心とした開発状況(clinical study, translational study)について発表・討論

プログラム詳細

シンポジウム 25

2022年2月19日(土)14:30~16:00(JST)
第3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 2)

SY25

Toward collaboration among cancer trials groups in Asia

企画概要
臨床試験によるアジア連携の重要性は今後益々重要となるが、臨床試験グループ間での連携は進んでいるとは言えない。国際共同試験の実施のためには、試験のアイデアのみならず、各臨床試験グループの基本情報、当該悉皆の標準治療、規制要件や保険制度、ファンディングといった各種情報の共有が必要となる。本セッションでは、これまで本格的な交流がなされてこなかった、日本、韓国、台湾の臨床試験グループの研究者が一堂に会し、食道がん領域を題材に、具体的な国際共同試験のアイデアや解決すべき問題点についてディスカッションを行う。

プログラム詳細

シンポジウム 26

2022年2月19日(土)8:20~9:50(JST)
第4会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

SY26

AYA世代のがんに対する多職種連携(学習支援、妊よう性温存などを含めた意志決定支援)

共催:一般社団法人AYAがんの医療と支援のあり方研究会

企画概要
医師・看護師以外にも生殖医療に特化している臨床心理士や社会福祉士など、また実際の患者さんにも参加いただき、学習支援や就労支援も含めて議論したい。

プログラム詳細

シンポジウム 27

2022年2月19日(土)9:50~11:20(JST)
第4会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

SY27

チームで取り組むがん患者の就労支援~切れ目のない支援を目指して~

企画概要
JSMO2019「がん治療と仕事の両立:医療者に求められる具体的な支援のかたち」において、働くがん患者に関わる様々な関係者の役割と、医療者との連携の可能性について議論し、医療者と患者、産業医や制度などとの様々なギャップが浮き彫りとなった。JSMO2021「『がんと診断された時からの就労支援』の実践」では就労支援によるプロダクトを生み出された先生方の講演を踏まえ、明日からできる就労支援の実践方法について議論した。今回のシンポジウムでは、「今後の課題」とされた一次産業、自営業従事者などの支援体制についての最新知見を共有する。次に、就労支援に積極的な医療機関が組織的な取り組みを実現してきた経緯を医師とMSWから伺うとともに、これまで就労支援の担い手として注目されることが比較的少なかった薬剤師・リハビリ専門職をとりあげ、それぞれの専門技量を活かした就労支援の実際について論じていただく。最後に患者代表演者より、両立支援の課題を挙げていただく。総合討論では診断時、治療中、進行がん、フォローアップ期にわたって切れ目のない就労・両立支援をいかに多職種チームで進めていくかを議論する。

プログラム詳細

シンポジウム 28

2022年2月19日(土)14:00~15:30(JST)
第4会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

SY28

本邦のがん疼痛緩和向上のためのエビデンスに基づいた治療戦略

企画概要
がん専門医および拠点病院・非拠点病院・在宅など医療機関を対象とした全国調査の結果から明らかになったがん疼痛治療の課題を取り上げ、がん患者の疼痛緩和の向上を目指してのエビデンスに基づく戦略を議論する。

プログラム詳細

シンポジウム 29

2022年2月19日(土)9:40~11:10(JST)
第6会場(国立京都国際会館 1階 Room D)

SY29

放射線科とのコラボレーションで泌尿器がん薬物療法の治療成績はどこまで向上するか?

企画概要
泌尿器がん、特に前立腺がんにおける近年の放射線診断技術の進歩は目覚ましく、より正確な診断に基づいた新たな治療戦略とその効果が期待されている。また放射線治療の領域では、筋層浸潤性膀胱がんに対する化学放射線療法による膀胱温存や、新規薬物療法と放射線治療との相乗効果(例:免疫チェックポイント阻害薬使用患者におけるアブスコパル効果、など)がトピックスになっている。本セッションでは、泌尿器がん治療における放射線診断学および放射線治療学の新技術導入効果と将来展望について学ぶことを目的とする。

プログラム詳細

シンポジウム 30

2022年2月19日(土)9:40~11:10(JST)
第8会場(国立京都国際会館 1階 さくら)

SY30

乳癌の新規治療開発

企画概要
新規抗がん剤の進歩は目覚ましく、乳癌に対しても新しいクラスの薬剤が登場している。現在開発中の新規薬剤や治療について、早期試験から後期試験への展望を議論する。また、大規模臨床試験の実施が困難な「希少なサブタイプ」に対する臨床開発についても議論したい。

プログラム詳細

シンポジウム 31

2022年2月19日(土)9:40~11:10(JST)
第11会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 地下2階 プリンスホール1)

SY31

白血病治療の耐性・残存と新たな克服戦略

企画概要
近年、進歩の著しい白血病に対する新規治療に関する国際的セッション。「耐性・残存とその克服」という横断的なテーマに沿って、発表およびQ&Aを進めていくことで、到達点や今後の課題についての理解を深める。

プログラム詳細

委員会企画

日本臨床腫瘍学会 会員委員会・キャリアエンパワーメント委員会合同企画

2022年2月18日(金)8:20~9:50(90分)
第7会場(国立京都国際会館 1階 Room E)

COVID-19によるがん薬物療法の影響調査と今後の展開
演者:

室 圭

愛知県がんセンター 薬物療法部/日本臨床腫瘍学会 会員委員会委員長

キャリア相談に関するニーズについてディスカッションする!
司会/ディスカッサント:

中島 貴子

京都大学大学院医学研究科 早期医療開発学/日本臨床腫瘍学会 キャリアエンパワーメント委員会 委員長

司会:

宮城 まり子

キャリア心理学研究所

ディスカッサント:

高橋 郁子

大鵬薬品工業株式会社 人事部

下村 昭彦

国立国際医療研究センター病院 乳腺・腫瘍内科

小林 由夏

長岡中央綜合病院 消化器内科・腫瘍内科

中島 裕理

国立がん研究センター東病院 先端医療科 腫瘍内科

祝 千佳子

東京大学 大学院医学系研究科公共健康医学専攻

大里 洋一

国立がん研究センター中央病院 国際開発部門国際教育室

笹本 奈美

川崎医科大学総合医療センター 看護部

菅野 かおり

公益社団法人 日本看護協会 神戸研修センター 教育研修部

日本臨床腫瘍学会 ガイドライン委員会企画

2022年2月18日(金)8:20~9:00(40分)
第10会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 1階 ロイヤルルーム)

成人・小児進行固形がんにおける臓器横断的ゲノム診療のガイドライン(第3版)の概要
司会:

吉野 孝之

国立がん研究センター東病院 消化管内科

馬場 英司

九州大学病院 腫瘍内科

演者:

三島 沙織

国立がん研究センター東病院 消化管内科

内藤 陽一

国立がん研究センター東病院 総合内科/腫瘍内科/先端医療科

日本臨床腫瘍学会 ガイドライン委員会企画

2022年2月18日(金)9:10~9:50(40分)
第10会場(ザ・プリンス京都宝ヶ池 1階 ロイヤルルーム)

骨転移診療ガイドライン改訂第2版について
司会:

柴田 浩行

秋田大学大学院医学系研究科 臨床腫瘍学分野

演者:

加藤 俊介

順天堂大学大学院医学研究科臨床腫瘍学

河野 博隆

帝京大学 整形外科

西森 久和

岡山大学病院 血液・腫瘍内科

公平 誠

公平病院 腫瘍内科

関根 郁夫

筑波大学 医学医療系臨床腫瘍学

日本臨床腫瘍学会 広報渉外委員会企画

2022年2月19日(土)10:00~11:00(60分)
第5会場(国立京都国際会館 2階 Room B-1)

禁煙推進セッション「令和の新しいタバコ対策」
司会:

高山 哲治

徳島大学大学院 医歯薬学研究部消化器内科学分野

福田 実

長崎大学病院 がん診療センター

演者:

片野田 耕太

国立がん研究センター がん統計・総合解析研究部

大和 浩

産業医科大学 産業生態科学研究所 健康開発科学研究室

CRCセミナー

第9回がん専門CRCのためのアドバンストセミナー

2022年2月19日(土)14:00-16:30(150分)
第7会場(国立京都国際会館 1階 Room E)

司会:

山本 信之

和歌山県立医科大学

齋藤 裕子

MSD株式会社

演者:

古田 一行

中外製薬株式会社 ファウンデーションメディシン事業推進部

沖田 南都子

国立がん研究センター中央病院

坂井 大介

大阪大学

山崎 真澄

がん研有明病院

西川 奈津紀

独立行政法人国立病院機構名古屋医療センター

笹山 洋子

和歌山県立医科大学付属病院

教育講演

教育講演 01:入門編

2022年2月17日(木)8:30-9:00(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL01

入門編 腫瘍生物学の基礎 I, II

演者:

大木 理恵子

国立がん研究センター研究所

教育講演 02:入門編

2022年2月17日(木)9:00-9:30(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL02

入門編 腫瘍生物学の基礎 III

演者:

谷口 浩也

愛知県がんセンター 薬物療法部

教育講演 03:入門編

2022年2月17日(木)9:30-10:00(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL03

入門編 腫瘍免疫学の基礎

演者:

北野 滋久

がん研究会有明病院

教育講演 04:入門編

2022年2月17日(木)10:00-10:30(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL04

入門編 薬物療法総論I:殺細胞性抗がん剤

演者:

上田 弘樹

和歌山県立医科大学附属病院 腫瘍センター

教育講演 05:入門編

2022年2月17日(木)10:30-11:00(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL05

入門編 薬物療法総論II:分子標的薬剤

演者:

佐々木 治一郎

北里大学医学部新世紀医療開発センター

教育講演 06:入門編

2022年2月17日(木)13:20-13:50(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL06

入門編 高齢者のがん治療

演者:

濱口 哲弥

埼玉医科大学国際医療センター

教育講演 07:入門編

2022年2月17日(木)13:50-14:20(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL07

入門編 オンコロジー・エマージェンシー・腫瘍随伴症候群

演者:

田中 喬

国立がん研究センター中央病院

教育講演 08:入門編

2022年2月17日(木)14:20-14:50(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL08

入門編 副作用とその対策、支持療法

演者:

内藤 立暁

静岡県立静岡がんセンター 呼吸器内科

教育講演 09:入門編

2022年2月17日(木)14:50-15:20(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL09

入門編 緩和医療

演者:

西 智弘

川崎市立井田病院 腫瘍内科

教育講演 10:入門編

2022年2月17日(木)15:20-15:50(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL10

入門編 サイコオンコロジー・ACP(Advanced Care Planning)

演者:

小川 朝生

国立がん研究センター東病院 精神腫瘍科

教育講演 11:応用編

2022年2月17日(木)15:50-16:20(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL11

応用編 頭頸部癌・甲状腺癌

演者:

田原 信

国立がん研究センター東病院

教育講演 12:応用編

2022年2月17日(木)16:20-16:50(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL12

応用編 食道癌・胃癌

演者:

坂井 大介

大阪大学医学部附属病院

教育講演 13:応用編

2022年2月17日(木)16:50-17:20(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL13

応用編 大腸癌・小腸癌

演者:

髙島 淳生

国立がん研究センター中央病院

教育講演 14:応用編

2022年2月17日(木)17:20-17:50(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL14

応用編 胆道・膵臓癌

演者:

森実 千種

国立がん研究センター中央病院

教育講演 15:応用編

2022年2月18日(金)8:20-8:50(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL15

応用編 肝臓癌

演者:

池田 公史

国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科

教育講演 16:応用編

2022年2月18日(金)8:50-9:20(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL16

応用編 乳癌(周術期薬物療法)

演者:

原 文堅

がん研究会有明病院

教育講演 17:応用編

2022年2月18日(金)9:20-9:50(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL17

応用編 乳癌(転移・再発薬物療法)

演者:

内藤 陽一

国立がん研究センター東病院 総合内科

教育講演 18:応用編

2022年2月18日(金)9:50-10:20(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL18

応用編 子宮頸癌・子宮体癌

演者:

温泉川 真由

がん研究会有明病院 婦人科 兼 総合腫瘍科

教育講演 19:応用編

2022年2月18日(金)10:20-10:50(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL19

応用編 卵巣癌

演者:

原野 謙一

国立がん研究センター東病院 先端医療科/腫瘍内科

教育講演 20:応用編

2022年2月18日(金)10:50-11:20(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL20

応用編 小細胞肺癌・中皮腫

演者:

二宮 貴一朗

岡山大学学術研究院医歯薬学域 血液・腫瘍・呼吸器内科学

教育講演 21:応用編

2022年2月18日(金)14:05-14:35(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL21

応用編 非小細胞肺癌

演者:

三浦 理

新潟県立がんセンター新潟病院

教育講演 22:応用編

2022年2月18日(金)14:35-15:05(JST)第2+3会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1+2)

EL22

応用編 泌尿器癌(腎、尿路、前立腺)

演者:

北村 寛

富山大学 学術研究部医学系 腎泌尿器科学

教育講演 23:応用編

2022年2月19日(土)8:20-8:50(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL23

応用編 骨軟部腫瘍・転移性骨腫瘍

演者:

浦川 浩

独立行政法人医薬品医療機器総合機構

教育講演 24:応用編

2022年2月19日(土)8:50-9:20(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL24

応用編 悪性リンパ腫

演者:

酒井 リカ

神奈川県立がんセンター 血液・腫瘍内科

教育講演 25:応用編

2022年2月19日(土)9:20-9:50(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL25

応用編 白血病

演者:

薬師神 公和

神戸大学 腫瘍・血液内科

教育講演 26:応用編

2022年2月19日(土)9:50-10:20(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL26

応用編 多発性骨髄腫

演者:

名和 由一郎

愛媛県立中央病院 血液内科

教育講演 27:応用編

2022年2月19日(土)10:20-10:50(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL27

応用編 神経内分泌腫瘍・ジスト

演者:

篠崎 勝則

県立広島病院 臨床腫瘍科

教育講演 28:応用編

2022年2月19日(土)10:50-11:20(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL28

応用編 皮膚癌

演者:

西澤 綾

がん研究会有明病院 皮膚腫瘍科・皮膚科

教育講演 29:応用編

2022年2月19日(土)14:00-14:30(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL29

応用編 原発不明癌

演者:

谷﨑 潤子

近畿大学医学部内科学教室 腫瘍内科部門

教育講演 30:応用編

2022年2月19日(土)14:30-15:00(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL30

応用編 小児腫瘍

演者:

細野 亜古

国立がん研究センター東病院

教育講演 31:応用編

2022年2月19日(土)15:00-15:30(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL31

応用編 ゲノム医療

演者:

角南 久仁子

国立がん研究センター中央病院 臨床検査科

教育講演 32:応用編

2022年2月19日(土)15:30-16:00(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL32

応用編 原発性および転移性脳腫瘍

演者:

園田 順彦

山形大学 脳神経外科

教育講演 33:応用編

2022年2月19日(土)16:00-16:30(JST)第2会場(国立京都国際会館 1階 Annex 1)

EL33

応用編 臨床研究法・個人情報保護・利益相反

演者:

堀田 勝幸

岡山大学病院 新医療研究開発センター臨床研究部

Copyright ©
2022 the Japanese Society of Medical Oncology Annual Meeting.
All Rights Reserved.

ページの先頭へ