MENU

第52回日本膵島移植学会学術集会

会長ご挨拶

会長:江口英利(大阪大学大学院医学系研究科 消化器外科学)
大阪大学大学院医学系研究科
消化器外科学 教授
江口 英利

会員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

この度、第52回日本膵・膵島移植学会学術集会会長を拝命し、2025年3月7日(金)・8日(土)の2日間、「大阪国際交流センター」にて開催させていただくこととなりました。歴史と伝統のある本学会の会長を仰せつかり、大変光栄に存じますし、その重責に身の引き締まる思いでおります。まずは、このような貴重な機会をお与えいただいた理事、会員の皆さまにに厚く御礼を申し上げます。大阪での開催は、2007年に前日本膵・膵島移植研究会(学会への移行前で、当時は研究会)理事長の伊藤壽記先生が当番世話人として第34回を開催しておりましたので、18年ぶりとなります。

さて今回の学会のテーマは、「膵・膵島移植の未来像を求めて」とさせて頂きました。膵・膵島移植を取り巻く環境は少しずつ改善しておりますが、膵島移植にはその実施体制や法規制、膵臓移植には過大侵襲や術後合併症、また両者に共通するものとしてドナー数の問題や医師の働き方改革のもとでの実施体制など、依然様々な解決すべき課題がございます。膵・膵島移植の未来像はこれらが解決された状況を指すと思いますが、そのような臨床的な最終目標をしっかりとイメージしながら、様々な職種が一丸となってそれぞれの課題に対して十分に議論し、1つ1つ乗り越えていくことを期待し、このテーマといたしました。今後の膵・膵島移植の発展のために、広く活発な議論をお願い申し上げます。

一方で、大阪は明るく楽しい笑いにあふれた町ですので、昼間は学会で熱く議論し、夜は大阪の町を堪能していただき、明日への英気を培っていただければ幸いです。

会員の皆様の1人でも多くのご参加を、心よりお待ち申し上げております。何卒よろしくお願い申し上げます。