第95回日本内分泌学会学術総会(The 95th Annual Congress of the Japan Endocrine Society)

会長挨拶

  • 第95回日本内分泌学会学術総会
  • 会長柴田 洋孝
  • 大分大学医学部内分泌代謝膠原病・腎臓内科学講座
会長:柴田洋孝 写真

この度、第95回日本内分泌学会学術総会を令和4年6月2日(木)~4日(土)の3日間開催させていただきます。

新型コロナウィルス感染症の拡大は2年前から始まり、第93回、第94回と2年続けて完全Web開催となりました。現在はオミクロン株による第6波の感染拡大があり、有馬代表理事をはじめプログラム委員長の高橋裕とも慎重に審議を重ねてまいりました。その結果、現時点では6月2日(木)、3日(金)、4日(土)の3日間、別府国際コンベンションセンターにて現地開催を基本とし、Web配信を併用して開催することに決定いたしました。多くの医療従事者は本学会開催の時期までには、3回目のワクチン接種を終了していると予想され、また本学会が学術集会であることをふまえると、感染対策を徹底すれば参加者が感染するリスクは高くないと考えました。

今回、第95回日本内分泌学会学術総会を開催するに当たり、メインテーマを「内分泌学の源泉につかる」といたしました。Webを用いた学術総会は3回目になり、Web配信も活用いたします。内分泌代謝科専門医の単位取得が可能な「教育講演」は27講演すべてをオンデマンド形式とし、皆様の予定に合わせて御視聴下さい。「特別講演」は内分泌学の源泉について井村裕夫先生(日本学士院院長)、北野正剛先生(大分大学学長)、杉山立志先生(東京農業大学)およびWilliam F. Young, Jr先生(Mayo Clinic)にお願いしております。また、国際化セッションとして、9名の海外エキスパートによる「Meet the Professor」と韓国内分泌学会との合同企画「The KES-JES Joint Symposium: Adrenal 2022」を企画し、質疑応答をLiveで行います。さらに、「特別シンポジウム」を5枠の他、「シンポジウム」、「クリニカルアワー」、「若手中堅の会YEC」、「JES We Can」、「CPC/症例検討」も予定しております。また、「若手研究奨励賞審査講演」および「Clinical Endocrinology KO Rounds」は審査員による講演審査により受賞者を選びます。また、コロナ禍での開催にもかかわらず多くの学会員の先生方より「一般演題」を735演題応募いただき、誠に有り難うございます。今回は一般演題の約40%を口演にさせていただきました。

第95回日本内分泌学会学術総会を実りある有意義な学会といたすべく、関係者一同、鋭意準備に取り組んでおります。コロナ禍の感染状況が安全になりましたら、ご参加の皆様にはぜひ大分にお越しいただき、「おんせん県おおいた」の温泉や大分の味覚を楽しみながら内分泌学の源泉につかる機会となれば幸いです。