第26回日本糖尿病教育・看護学会学術集会
会長 新良啓子
独立行政法人労働者健康安全機構
横浜労災看護専門学校 副校長
第26回日本糖尿病教育・看護学会学術集会
会長 新良啓子
独立行政法人労働者健康安全機構
横浜労災看護専門学校 副校長
この度のコロナ禍において、日々献身的な医療提供と医療を支えておられる皆様に敬意を表するとともに、一日も早い収束を願っております。
この度、第26回日本糖尿病教育・看護学会学術集会を、2021年9月18日(土)19日(日)に川崎市コンベンションホール(神奈川県川崎市中原区)にて開催させていただくことになりました。会場開催とWEB開催のハイブリッド開催とし、後日オンデマンド配信を予定しております。3年に一度の、臨床からの大会長の命を拝し、大変身の引き締まる思いでおります。
今回の学会のテーマを、「すべての経験に意味がある。伝え伝わる成長の和」といたしました。私たちは、日々コミュニケーションを通して成長しています。伝え、伝わり、また伝えその成長の和は次第に広がり、深まり、変化をもたらしもします。しかし、人と人はそううまく伝わり合わないのも事実です。糖尿病看護は、“糖尿病をもつ方(疑いの方も含みます)自身が、その方がもっている力を上手く使いながら、豊かな人生を送ることができるようにする”サポーティブな活動です。
生まれてからさまざまな経験を通し、キャリアを積み、自己実現していく存在の人と、「糖尿病」という接点で、私たちは関わっています。うまく関わることもあればそうでないこともあります。このことは、糖尿病をもつ方から考えると、どの医療者とどのように接点をもつかで、人生の豊かさが変わることでもあります。そして、糖尿病をもちながら逞しく暮らしている方もいます。臨床でこのような状況はよく目にします。本学会では、糖尿病の教育者、及び看護実践者として、あらためて、自己や人ということを振り返り、新たな自己と人に気付き、そして、他者との接点・他者への支援を、よりもてるようになるための会としたいと考えております。
学会にご参加いただくことで、皆様はこれまでの経験にどのような意味を発見されるでしょう。忘れていた経験を思い出しハッとされるかもしれません。それは、その経験を“今振り返った”から気付けた意味があるからではないでしょうか。その貴重な経験の意味をどんどん伝えて、他の方の経験からの意味を伝えていただき、ともに成長の和を広げていきましょう。和には「とけあう」という意味があります。言い換ると「変化そして成長」となります。
臨床は十人十色です。傾向は似ていても、同じものはないのではないでしょうか。学会で得た知識や技術やマインドを日々の教育業務や看護業務でおこなえるように、互いに話しながら、たくさんの具体的なアイディアを創造していけるようにしていきたいと思っております。
会場である川崎は私が35年間看護師として過ごした地です。川崎で多くの皆様のご参加を心からお待ちしております。
運営事務局
第26回日本糖尿病教育・看護学会学術集会 運営事務局
株式会社 コンベンションリンケージ内
〒102-0075 東京都千代田区三番町2
TEL: 03-3263-2359 / FAX: 03-3263-8693 Mail: jaden26@c-linkage.co.jp