10月17日(日曜日) 9時30分~11時
オンラインライブ開催:視聴URLは大会参加登録者に連絡します
【インストラクター・パネリスト・座長】
仙頭 佳起 (名古屋市立大学大学院医学研究科麻酔科学・集中治療医学分野)
青山 和由 (The Hospital for Sick Children, Toronto)
杉野 繁一 (東北大学病院麻酔科)
蔵谷 紀文 (埼玉県立小児医療センター麻酔科)
【演者】
「小児麻酔シミュレーション教育MEPAによる麻酔管理能力の向上効果を評価する研究プロトコール」
櫻井 ともえ(埼玉県立小児医療センター麻酔科),鈴木 明日香(帝京大学大学院公衆衛生学研究科)
「小児の緩徐導入中における用手換気 vs. 従圧式機械換気、どちらがよりスムーズに麻酔を導入できるか?」
木下 倫子(徳島大学病院麻酔科)
「小児麻酔導入時における危機的合併症の発症率と気道管理関連因子との関連性についての検討」
小嶋 大樹(あいち小児保健医療総合センター麻酔科)
「アジアにおける小児麻酔の周術期重大事象の発生率に関する多施設前向きコホート調査研究」
小原 崇一郎(都立大塚病院麻酔科)
日本の小児麻酔は臨床においては高い水準を維持できていると考えられますが、研究面での発信という観点では必ずしも十分な貢献ができているとはいえません。日常臨床の基盤となる様々なエビデンスは、質的にも量的にも海外の臨床研究結果に依存せざるを得ない状況が続いています。しかし、日本と海外とでは遺伝的な背景や社会的要因を含む環境要因の違いがあり、日本独自の臨床研究によるエビデンスの構築が不可欠であるといえます。
日本小児麻酔学会における臨床研究に関する一般演題をみると、症例報告や単純な後ろ向き診療録レビューによる研究が大半であり、海外のハイインパクトジャーナルに掲載される可能性があるレベルの研究発表は極めて少数となっています。この原因の1つに、一般の臨床研究者において臨床研究の方法論に関する知識が不十分であることがあげられます。高いレベルの臨床研究を実施するためには、研究デザインや統計解析などについて研究プロトコールの作成段階で十分に吟味しておく必要があります。しかしながら、詳細な臨床研究の方法論について臨床研究者が細部まで理解するのは困難ともいえます。 世界で評価されうる臨床研究の実施には、研究者を支援する専門家のネットワークが必要であると考えられます。
このワークショップでは、これから臨床研究をはじめようとしている研究者に自らの研究計画を発表していただき、他の研究者とディスカッションを行いながらプロトコールのブラッシュアップを目指します。本企画が質の高い臨床研究のきっかけとなればと考えています。
無料
本ワークショップでは、研究者に研究プロトコールを発表していただき意見交換を行います。発表を希望される方は、研究プロトコールの内容を簡略にまとめて、e-mailにて(kobatonmasui@gmail.com)ご応募ください。
演題申込締切は8月18日(水)です。
なお、演題の形式は問いませんが、以下の内容を含んでください。
リサーチクエスチョン
研究対象
研究デザイン
測定するアウトカム
統計処理
皆様からのご参加をお待ちしております。
Copyright © The 26th Annual Meeting of the Japanese Society of Pediatric Anesthesiology