ご挨拶
第70回日本臨床検査医学会学術集会
会長 栁原 克紀
長崎大学大学院医歯薬学総合研究科病態解析・診断学分野(臨床検査医学)教授
このたび、第70回日本臨床検査医学会学術集会の会長を拝命いたしました長崎大学大学院医歯薬総合研究科 病態解析・診断学分野(臨床検査医学)の栁原 克紀です。伝統ある本学術集会を長崎の地で開催することとなり、大変光栄に存じますとともに身の引き締まる思いです。長崎での開催は、1992年(臼井 敏明会長)以来30年ぶりになります。
臨床検査は、幅広い領域にまたがり診断や治療を支えています。医学の進歩に伴い、様々な発展を遂げてまいりました。学術集会では、検査技術の進歩や新しい検査の開発を学び、その使い方を議論したいと存じます。近年においては遺伝子検査、質量分析ならびに人工知能(AI)などの新しい技術が臨床検査の分野でも活用されてきております。ポストコロナ時代を迎える今、これらの技術をいかに検査として構築し、発展させて行くか重要な時期に来ていると考えます。このような背景から今回のテーマを「未来を見据えた臨床検査」といたしました。
プログラムといたしましては、特別講演、海外招請講演、教育講演、第70回記念シンポジウム、スポンサードシンポジウム、シンポジウム、委員会企画、POCセミナー、Chach upセミナー、R-CPC、企業展示などを予定しております。また、多くの一般演題の登録をお待ちしております。これらの企画を通じ、皆様と「これからの臨床検査」について時間を共有しディスカッションできる良い機会となりましたら幸いです。
昨年、西九州新幹線も開通いたしました。JR長崎駅に隣接した出島メッセ長崎にて現地開催の予定で準備を進めております。新しくなりました長崎の地で皆様のご参加を心よりお待ちしております。
2023年5月吉日