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第42回日本認知症学会学術集会

第42回日本認知症学会学術集会

会長挨拶

第42回日本認知症学会学術集会
会長 池田 学
大阪大学大学院医学系研究科 精神医学教室

このたび、第42回日本認知症学会学術集会の会長を拝命いたしました、大阪大学大学院医学系研究科精神医学教室の池田です。認知症に関する臨床及び基礎研究の発展と社会貢献を目的とし、認知症医療に関する中心的な役割を担う本学会の学術集会を担当させていただくことになり、大変身の引き締まる思いです。

会場、会期は2023年(令和5年)11月24日(金)から26日(日)、奈良県コンベンションセンターおよびJWマリオット・ホテル奈良です。コロナ蔓延後の新しい社会を見据え、今後世界規模で到来する高齢化社会において日本の認知症学、認知症医療が大きく貢献できるような契機の一つにしたいという願いを込めて、本学会のテーマを「社会が求める新時代の認知症学」とさせていただきました。コロナ禍での経験もふまえ、様々な分野の研究者、医師、医療従事者が交流することで、研究の発展、新規分野への展開につながると考えています。皆様の積極的な参画を期待しています。

本学術集会の副会長には、大阪大学大学院医学系研究科神経内科学講座の望月秀樹教授、大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科学の貴島晴彦教授にお願いいたしました。認知症医療に関して、様々な視点からテーマを募り、特別講演、教育講演、シンポジウム等を企画していきたいと思っております。現在、プログラム委員会を開催しながら、準備を進めております。なお、事務局は(株)コンベンションリンケージ内に設置し、事務局長は精神医学教室の吉山顕次先生に依頼しております。ご提案、ご要望、ご質問等ありましたら、何なりとお声かけください。

新型コロナウイルス感染症の流行は、様々な社会活動に大きな影響を及ぼしており、本学術集会も例外ではありません。ただ、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけについて、政府から今年の5月8日に「5類」に引き下げられると発表されました。このような状況の中で、昨年同様ウェブ配信によるハイブリット開催としておりますが、日本有数の世界遺産・国宝を保有する錦秋の古都奈良において本学術集会が開催されますので、現地でお会いし、さまざまな意見交換ができることを期待しております。皆様の本学術集会へのご参加をお待ちしております。