会長挨拶

第46回日本血栓止血学会学術集会
大会長 森下 英理子
(金沢大学医薬保健研究域保健学系 病態検査学)

 この度、2024年6月13日(木)より15日(土)の3日間、第46回日本血栓止血学会学術集会を石川県立音楽堂およびANAクラウンプラザホテル金沢にて開催させていただくこととなりました、金沢大学医薬保健研究域保健学系 病態検査学 森下英理子と申します。
 金沢市で開催されるのは、第20回学術集会を金沢大学名誉教授松田保先生が平成9年(1997年)9月に開催されて以来、27年ぶり2回目となります。歴史と伝統のある本会を主催させていただくことは、大変光栄に存じますと同時に責任の重大さに身の引き締まる思いです。このような機会を頂きましたことを皆様に心より感謝申し上げます。

 さて、本学術集会は、「血栓症の克服と最適な止血治療を目指して―基礎から臨床まで―」をテーマに開催させていただくことになりました。血栓止血領域はこの3年間、COVID-19関連凝固異常、新型コロナウイルスワクチン接種後の血栓・止血関連疾患の合併症等の話題が、国民の間でも大いに注目されました。一方で、出血性疾患の治療薬として遺伝子治療を含め新薬が次々と開発され、その目覚ましい進歩にも目が離せません。
 第46回日本血栓止血学会学術集会では、血栓性疾患と出血性疾患について、基礎から臨床研究まで、そして領域横断的に議論する場を提供すべくプログラムを用意しております。多くの素晴らしい基礎的研究の成果が臨床に生かされ、さらなる発展へとつながっていくような学術集会の開催を目指しております。

 2024年6月の学術集会は、現地での通常開催を目指しております。初夏の金沢にて、皆様と直接お会いし、活発な意見交換ができますことを楽しみにしております。

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