第17回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス
大会長 戸田 達史
(東京大学大学院医学系研究科神経内科学 教授)
大会長挨拶
2023年7月20日～22日（木・金・土）の3日間、大阪の大阪国際会議場グランキューブ大阪において第17回パーキンソン病・運動障害疾患コングレスを開催致します。大会テーマは「Movement Disorders, Precision Medicine, and Beyond」としました。
近年の進歩により、パーキンソン病でも究極の願いである根治療法が確立できる可能性も示唆されてきました。また様々な神経疾患においてもPrecision Medicineが展開できそうなところに近づいています。そのさらに先にあるものはなんなのだろう、と思い、本テーマを名づけました。その根底には、患者さんの症状・診察所見からヒントを得て研究をし、その成果を患者さんに還元する、このようなマインドを持つことが重要という考えがあります。多くの先生から多数のテーマ・演題を募りたいと思います。
従来、本大会は東京と京都にて隔年で行われてきました。今回この伝統を復活し、関西地区で行うこととしました。会場となる大阪国際会議場グランキューブ大阪は、水の都・大阪の都心部・中之島に位置し、JR大阪駅からシャトルバス、京阪電車、阪神本線などアクセスがよく、ホテルに隣接したきれいなところです。また2019年の日本神経学会学術大会が行われたところでもあります。
COVID-19のパンデミックは現時点ではまだまだ予断を許さない状況ですが、ワクチン接種も進み、来年には随分と収まっていることを期待します。来年の本大会はできれば現地参加を考えておりますが、ライブ配信・オンデマンド配信も取り入れる予定です。是非とも大阪に来ていただき、あるいはwebで参加していただき、多くの皆様とともに運動障害疾患に関係した最新の知見を共有し議論する場としたいと考えております。
2022年9月吉日