第14回 パーキンソン病・運動障害疾患コングレス

大会長挨拶

この度第14回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス(MDSJ)を2021年2月22~24日、ホテル日航福岡で行います。今回は世界的なCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の流行により、当初は2020年7月に開催予定でありましたが、参加される方々の安全を守ることを最優先に延期としました。現在もCOVID-19の流行は続いていますが、この間の学会仕様の改善で十分な感染対策の元で現地開催と、Web配信の両者のハイブリッド開催が可能であるとの判断を行いました。

今回のテーマは「チームで挑む難病克服!エイサ!」でありますが、パーキンソン病診療が発展し、進行期の治療も充実する中、脳神経内科医のみではなく多職種連携チームでこの疾患の克服を目指す時期に来ています。これに賛同される医師、看護師、リハビリテーション部門、社会福祉関係者など医療従事者の幅広い参加を期待しております。

プログラム内容に変更はなく、特に日本から世界への発信として「瀬川病50年」、「免疫抗体療法の現状と未来」「これからのPD治療の方向性を探る」の3シンポジウムはすべての方に聞いていただきたい内容です。また「COVID-19と運動障害疾患」という特別プログラムを設け、最新知識と未来志向の診療の在り方を共有したいと思います。海外からはMDS-Asian and Oceanian Section 会長であるRoongroj Bhidayasiri先生、国立台湾大学 Chin-Hsien Lin先生、ソウル大学のJee-Young Lee先生をお招きし、この困難な状況下でWebでのご参加をご快諾いただいております。ビデオセッション、Controversy、パーキンソン道場、症例検討等のプログラムも含め大変魅力的な内容なっており、現地参加いただける方、あるいはWebにおける視聴を希望の方共通の登録方法となっておりますので、多くの方のご参加をお待ちしております。福岡あるいはWebで皆さんにお会いできることを楽しみにしております。

2021年1月吉日

第14回パーキンソン病・運動障害疾患コングレス

大会長 坪井 義夫

(福岡大学 医学部 脳神経内科学)