ルミナスが世界初の医療用CO2レーザを開発してから40年。CO₂レーザのパイオニアとして革新的な進化を続け、幅広い治療分野で応用されています。

本セミナーでは、CO2レーザ「AcuPulse（アキュパルス）」をご紹介いたします。
AcuPulseは、高性能スキャナー及びフラクショナル機能を搭載し、吸煙も同時に可能な世界唯一のCO2レーザです。

高性能スキャナーによる無炭化での均一蒸散が、治療結果にどのような影響をもたらすのか、従来のものと何が異なるのかを中心に、実際のパラメータ、照射手技など実践的なテクニックを学んでいただく実技講習を行います。

昨今、保湿性能の高いスキンケア外用製剤が求められている。ヒトの表皮の角層脂質は「ラメラ」構造をとり高いバリア機能を保持している。ラメラとは「層状」という意味で、水と油の層状構造が角層細胞間に存在する。細胞間脂質は、単に成分として存在するだけでなく、ラメラという高いバリア機能を発揮させる三次元構造をとり存在していることが知られている。ラメラ構造は、セラミドの様な特殊な両親媒性の脂質分子が水相と油相とともに液晶構造をとることにより作られる。この水相にはNMF（Natural Moisturizing Factor）と呼ばれるアミノ酸等の水性成分が存在し、それ自身も高い保湿力を持つため皮膚のバリア機能を補強している。最近の化粧品の乳化技術の進歩により、このラメラの三次元構造を人工的に再現することが可能となった。ラメラ構造は、偏光顕微鏡下で特徴的な干渉像としてその存在を確認することができる。加齢皮膚や肌荒れ皮膚では、ラメラを構成する成分が不足したり、ラメラ構造そのものが乱れているために、皮膚のバリア機能が低下することがある。水溶性保湿因子と両親媒性物質、脂質からなる三次元ラメラ構造体を含む外用剤を皮膚に塗布することにより、皮膚のバリア機能の強化に貢献できる。

今回のセミナーの目的は以下のとおりである。

1. ITO社製ラメラ構造作成キット（ITOラメラペースト）を用いて、保湿性の高いクリームやジェルを作製する。
2. 上記クリームのラメラ構造中にフラーレン、ビタミンC誘導体、アスタキサンチン、コエンザイムＱ１０などの抗酸化成分を包接させより高機能の製剤を作製する。
3. ラメラペーストなどをナノサイズの微粒子にしたナノスフィア技術を使用した臨床例や基礎データを紹介する。
4. 皮膚の保湿性を高めるための、経口サプリメント等、他のITO製品についても紹介する。

「第一部」【14:10～15:30】
医療安全を考慮したレーザー治療講習会（脱毛レーザーを含む）
Part I「レーザー医療の基礎と安全」（40分）
講師：大城貴史　先生
　　　〇大城クリニック　副院長
　　　日本レーザー医学会　安全教育委員

Part II「ロングパルスアレキサンドライトレーザーによる医療レーザー脱毛」（40分）
講師：河野太郎　先生
〇東海大学医学部外科学系形成外科　准教授
日本レーザー医学会　安全教育委員
＊後日、受講証明書を発送いたします。

「第二部」【15:40～16:20】
ロングパルスアレキサンドライトレーザーによる美顔治療とその効果
講師：杉本陽子　先生
　　　〇杉本陽子クリニック　院長

「第三部」【16:20～17:00】
フラクショナルモード搭載スキャナー付き炭酸ガスレーザー「コア」の使用経験
講師：木下浩二　先生
　　　〇赤坂クリニック　院長