第44回日本磁気共鳴医学会大会

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大会長挨拶

JSMRM 2016開催にあたって

 
JSMRM 2016 第44回日本磁気共鳴医学会大会
大会長:新津 守 (埼玉医科大学 放射線科主任教授)

JSMRM 2016、第44回日本磁気共鳴医学会大会 (通称、MR学会) を2016年9月9日(金)~11日(日)に大宮ソニックシティにて開催いたしますので一言ご挨拶を申し上げます。

テーマを「MRI Now and Beyond」としました。MRIの現状の把握と未来への展望を探るものです。今大会ではまず、現状の把握として、今、でできることと残る課題を検討します。
そして未来への展望として、近い将来への現有技術の展開と、さらに未来へのseedingの展望を試みたいと思います。
今回JSMRM 2016の新しい点を挙げますと、

1. 国際化の推進
すべての抄録・スライド・ポスターを英語としました。口頭発表形式の一部を英語とし、海外からの一般演題募集を開始しました。公式名称もJSMRM2016とします。韓国MR学会KSMRM (Korean Society of Magnetic resonance in Medicine) との共催シンポジウムは昨年から毎年の相互開催となり、今大会でも両国間の学術的・人的交流をさらに深めたいと思います。

2. 会期を金曜日-日曜日としました。
従来の木曜日-土曜日から1日後ろにずらしました。従来に比べて、病院勤務の方々には出席しやすいかと期待しております。

3. 抄録集のスリム化
大会の抄録集は厚くなる一方です。今大会もアプリを使用したWEB参照を出来るようにしますが、紙の抄録集の要望も高いのも事実です。そこで今回は、抄録集への掲載は一般演題と教育講演のみとし、シンポジウムなど特別講演の抄録・CVはありません。お忙しいところを手弁当で来ていただいているシンポジウム発表者の負担を少しでも軽減する意図もあります。また各社のワークインプログレスも廃止しました。このようにして抄録集の減量を図ります。

4. 第一展示場を出席者の憩いの場とします。
会場で一番広い、第一展示場で機器展示を行います。飲料も提供します。埼玉県は全国第4位の日本酒生産県ですが、あまり知られておりません。今回は「文楽」酒造様のご厚意により、午後に限って、日本酒の試飲会を行います。会期2日目の土曜日18時からは全員懇親会・優秀ポスター表彰式を第一展示場で行います。アトラクションとして東京大学音楽部管弦楽団ホルンセクションOB・OGの演奏があります。また「テスラ」のよしみで、会期期間中、テスラモーターズの電気自動車「テスラ」、プレミアムEVセダン「モデルS」を展示しております。

5. 緊急シンポジウムを追加
先日報道され、会員の多くが関心もお持ちと思われる、fMRIデータ解析の問題点について、解説・検討の場を設けます。

最後に、今回の大宮ソニックシティは、私にとって思い入れが強い会場です。1997年に板井悠二・筑波大学放射線科主任教授が第25回大会長をなされ、私が実行委員長を務めた会場です。当時は参加者が1000名ちょっと、口演会場も4会場と、現行の2000名近い参加者、5会場よりは、小規模な、こじんまりとした学会でした。

思い入れの多い大宮の地で、皆様をお迎えするのをスタッフ一同、心待ちにしております。

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