サテライトシンポジウム
参加方法
サテライトシンポジウムへのご参加には、第54回日本臨床神経生理学会学術大会への参加登録が必要です。
参加登録ページよりオンラインにて参加登録をお願いいたします。
サテライトシンポジウム1
第17回神経筋超音波研究会
- 共催
- エーザイ株式会社
- 日時
- 10月24日(木)18:30-20:30
- 会場
- 第1会場(1F 大ホールAB)
- 事前申込
- 無し
概要
第一部 症例検討
- 座長
- 阿部 達哉 先生
(国立病院機構 箱根病院 神経筋・難病医療センター)
- 演題1
- 非乾酪性肉芽腫を伴う皮疹と神経腫大を伴う末梢神経障害をきたしたミャンマー人女性の1例
田埜 郁実 先生
(滋賀医科大学 脳神経内科)
- 演題2
- 神経超音波検査で右横隔神経損傷が描出された1例
須藤 里菜 先生
(国立病院機構 福島病院 研究検査科)
- 演題3
- 抗NF155抗体陽性ノドパチーにおける神経超音波所見の検討
頼近 恭典 先生
(国立病院機構 東広島医療センター 脳神経内科)
- 演題4
- 超音波検査により尺骨神経の走行異常に伴う圧迫性ニューロパチーが明らかになった血友病Aの59歳男性例
木村 友彦 先生
(東京大学医学部附属病院 脳神経内科)
- 演題5
- 小伏在静脈と腓腹神経走行の検討
吉岡 明治 先生
(天理よろづ相談所病院 臨床検査部)
- 演題6
- 健常者の腕神経叢における超音波検査による神経断面積測定に関する検討
竹中 萌 先生
(広島大学病院 脳神経内科)
第二部 特別講演
- 座長
- 医療法人社団靜樹会 けんせいクリニック
塚本 浩 先生
- 特別講演
- Current state and future perspective of neuromuscular ultrasound
Daniele Coraci, MD, phD
Associate Professor and Physical Medicine and Rehabilitation, UNIVERSITY OF PADOVA, Italy
サテライトシンポジウム2
中枢神経刺激療法の臨床応用と安全性に関する研究会
- 日時
- 10月24日(木)18:30-20:30
- 会場
- 第2会場(1F 特別会議場)
- 事前申込
- 無し
- ライブ配信
- 無し
概要
今回のサテライトシンポジウムは「リハビリテーションと非侵襲的脳刺激法」と題して3名の先生方にご登壇いただきます。
非侵襲的脳刺激法は現在精神科を中心に臨床応用が進んでいますが、TENSなどで電気刺激が従来から臨床応用されているリハビリテーション領域は非侵襲的刺激法になじみのある領域と言えます。
広島大学の桐本光先生には経耳介迷走神経刺激法、新潟医療福祉大学の芝田純也先生には経頭蓋静磁場刺激(tSMS)、福岡国際医療福祉大学の中薗寿人先生には経頭蓋電気刺激法を用いた研究をご紹介いただきます。
非侵襲的脳刺激は刺激法にもバリエーションがありますが、刺激部位や刺激周波数などパラメータも多岐に渡り、個人差や安定性から決め手になるものがなく議論が続いている状況です。
今回取り上げた3つの手技は比較的新しい手技で電流値などガイドライン内の使用では今のところけいれんなどの懸念も特になく、今後更に広まり発展することが期待されます。
また4演題目は東京大学の代田悠一郎先生よりこの1年の脳刺激法に関連したトピックをまとめてご紹介いただきます。熟練した発表が聞けるものと思います。
皆さんご参加よろしくお願いいたします。
サテライトシンポジウム3
第11回脳脊髄術中モニタリング懇話会
- 日時
- 10月24日(木)18:30-20:30
- 会場
- 第3会場(1F 中ホール)
- 事前申込
- 無し
- ライブ配信
- 無し
概要
術中脳脊髄モニタリングに関わる立場からすると偽陰性あってはならないことで、手術成績の低下に関わるとこであると考えています。しかし一方で、術中の神経生理検査は変動因子が多く存在するため偽陽性に対する考え方は様々です。長年に渡り、術中神経モニタリングを行ってきた小生の経験では、執刀医、外科医の考え方が様々であるということです。例えば脳神経外科医A先生「とにかく起きた波形の変化は全て言ってくれ!そこに大事な変化があるかもしれないから!」このように考えてくださるA先生は私からすると大変に有り難いです。さらに波形の変化があった際には手術を中断し一緒に考えてくださったA先生の上司であるB医師のお陰で臨床の場でのミスマッチは軽減されました。しかし、まだまだ多くの外科医は「波形の変化は全て言ってくれ!でも手術に没頭したいから偽の情報はいらないからね?」これはモニタリングをする側にとって無理難題な話です。しかし、その無理難題を限りなくクリアして正しい情報を適切なタイミングで提供することが、「技と知識の深化と進化」であると考えました。そこで造詣の深い専門家の先生方より波形の変化~偽陽性とは~究極論として偽陽性を偽陽性と判断できる根拠とは?などなど様々なモニタリング戦略や技術を、専門の違う立場と観点よりお話頂くこととしました。活発な議論の場になれば幸いでございます。
プログラム
- テーマ
- 「偽陽性を減らすコツ:モダリティの選択と工夫」
- 座長
- 佐々木一朗 先生
(神戸市立医療センター中央市民病院 臨床検査技術部)
- 演題1
- 整形外科領域:医師の立場より「偽陽性という言葉の意味を考える」
川端 茂徳 先生
(東京医科歯科大学 整形外科)
- 演題2
- 「偽陽性を減らすコツ」整形外科領域:技術師の立場より
高谷 恒範 先生
(奈良県立医科大学 麻酔科学教室 中央手術部)
- 演題3
- 「経頭蓋刺激MEPにおいて偽陽性を減らすコツ」脳神経外科領域:医師の立場より
佐々木達也 先生
(東北医科薬科大学 脳神経外科)
- 演題4
- 術中神経モニタリングの波形変化を見極める
杉山 聡 先生
(富士脳障害研究所附属病院 臨床検査科)
※1 軽食を70食準備します。整理券の配布は行いません。先着順で受付し、なくなり次第終了とさせていただきます。
※2 モニタリング認定医、認定技術師の方へ
細則が改訂され、「脳脊髄術中モニタリング懇話会」の認定単位(10点)が認められました。懇話会参加の際の領収書が参加証明となりますので、ご留意ください。
サテライトシンポジウム4
第8回MMN研究会
- 日時
- 10月24日(木)18:30-20:30
- 会場
- 第4会場(1F 107+108会議室)
- 事前申込
- 無し
- ライブ配信
- 無し
概要
MMN研究会では、事象関連電位の一つである…ミスマッチ陰性電位(MMN:Mismatch Negativity)の研究を中心に研究発表を行っています。
MMNは、Näätänen et al(1978)によって発見された事象関連電位の一つです。
MMNは、無意識の状態でトーン音による続長変化、周波数変化、言語音をはじめ多種多様な音の違いを検出することが出来ることが示唆されています。
また、医学、心理学領域など各方面での研究がなされています。とくに精神医学分野においては近年の研究によって精神疾患のバイオマーカーとしての役割が期待されています。
本研究会では、MMNの基礎的な研究から臨床的な研究まで幅広く研究を取り扱い、MMN研究が広がることを目指しております。
初学者の方でもご参加いただけますので、ぜひご参加いただければ幸いです。
- 座長
- 高橋 宏和 先生
(東京大学 大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻 人間機械情報学講座) 切原 賢治 先生
(東京大学 多様性包摂共創センター)
- 演題1
- The Dominant Sense in Multimodal Integration: An Audiovisual Illusion Test and EEG
Study, Hexin Xu, Yiyuan Teresa Huang, Amit Yaron, Tomoyo I Shiramatsu, Zenas Chao, Hirokazu Takahashi
(東京大学 大学院情報理工学系研究科 知能機械情報学専攻)
- 演題2
- 事象関連電位からわかる視知覚を支える自動的予測の仕組み
木村 元洋
(国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 国立研究開発法人 産業技術総合研究所 人間情報インタラクション研究部門 認知機能研究グループ)
- 演題3
- ミスマッチ陰性電位を用いた音楽的機能の探索
星野 大
(福島県立医科大学 医学部 神経精神医学講座)
- 演題4
- 統合失調症のミスマッチ陰性電位研究
越山太輔、西村亮一、切原賢治、笠井清登
(東京大学医学部附属病院精神神経科)
- 演題5
- こころのリスク状態における自閉スペクトラム症傾向とミスマッチ陰性電位
樋口悠子1,2、金子直史1,2、長澤和也1,2、辻井農亜3、髙橋 努1,2
(1.富山大学 学術研究部医学系 神経精神医学講座、2.富山大学 アイドリング脳科学研究センター、3.富山大学附属病院 こどものこころと発達診療学講座)
サテライトシンポジウム5
精神科における睡眠呼吸障害診療の可能性をさぐる
概要
日本においてPSGによる生理学的観察に基づいた研究に取り組んだのは精神科医であったことから、最初に睡眠呼吸障害の研究に携わったのも精神科医であった。
しかし、時代の変遷とともに診断も治療も脳波を離れて簡便に一般医が行っているのが現状である。しかし、精神科領域で診断や治療が全くできない状況は、本来治療されるべき患者が取り残されることとなり、精神科領域でのリバイバルは必要と思われる。
そのためにクリアされなければならない課題を抽出し、どのような取り組みが可能かについて解説する。
- 座長
- 香坂 雅子
(石金病院) 立花 直子
(関西電力病院 睡眠関連疾患センター/関西電力医学研究所 睡眠医学研究部)
- 演題1
- 精神科病院における睡眠診療の実際
香坂 雅子
(石金病院)
- 演題2
- 精神疾患における睡眠呼吸障害の診断と治療
杉田 尚子
(京都医療センター精神科)
- 演題3
- 精神科疾患における睡眠呼吸障害の検査方法
紀戸 恵介
(京都大学医学部附属病院精神科神経科)
- 演題4
- 睡眠呼吸障害の歯科治療の実際ーCPAPが使えない施設や患者に対してできること
津田 緩子
(九州大学病院口腔総合診療科)
サテライトシンポジウム6
小児てんかん外科の将来を考える
-小児てんかん治療に携わる人、全員参加のタウンミーティング-
- 日時
- 10月24日(木)18:30-20:30
- 会場
- 第6会場(2F 204会議室)
- 事前申込
- 無し
- ライブ配信
- 有り
概要
欧米におけるてんかん手術件数に比して、日本のてんかん外科手術件数はまだまだ少ないことが指摘されています。果たしてその原因は何処にあるのでしょう。紹介する内科医の問題か、手術する外科医の問題か、はたまた「てんかんを持った人(people with epilepsy: PWE)」の意識の問題か、あるいはPWE周囲の問題か、日本人の気質の問題か、どうすれば理想のてんかん外科治療に繋げられるのか、果たして理想のてんかん外科とは何か、考えればきりのない問題です。
本研究会では小児てんかん治療に携わる、国内外の稀代のプレーヤーに登壇していただくと共に、出席者全員からのご意見を自由に述べて頂くタウンミーティングとしたいと思います。決して結論を求めるわけでもなく、もし何かの提言が出来ればそれに越したことはないですが、晩秋の札幌から何かを想って帰って頂ける場にしたいと考えています
- ディスカッサー
- 白石 秀明
(獨協医科大学医学部小児科学) 本多 涼子
(NHO長崎医療センター) 小野 智憲
(NHO長崎医療センター) 飯田 幸治
(広島大学病院てんかんセンター)
- コメンテーター
- 大坪 宏
(トロント小児病院)