第54回日本臨床神経生理学会学術大会・第61回日本臨床神経生理学会技術講習会

ハンズオンセミナー

ハンズオンセミナー1 
10月24日(木) 9:30〜11:30 第9会場(2F 201+202会議室)

神経筋超音波ハンズオン

定員
50名
対象者
これから神経筋エコーを始めようと思っている方や、実際にやっているがわからないことが多いので質問したいなど興味がある方はどなたでも参加してください
内容
上肢神経、下肢神経、上肢+fasciculation,頸部神経根+横隔膜、整形外科疾患、骨格筋の6つのブースを自由に行き来することができます。
コーディネーター
野寺 裕之
(天理よろづ相談所病院 神経筋疾患センター)
高松 直子
(徳島大学病院脳神経内科)
講師
越智 一秀
(県立広島病院脳神経内科)
杉本 太路
(広島大学病院脳神経内科)
塚本  浩
(けんせいクリニック)
渡辺 大祐
(横須賀市立市民病院脳神経内科)
能登 祐一
(京都府立医科大学脳神経内科)
北大路隆正
(京都府立医科大学脳神経内科)
濱口 浩敏
(北播磨総合医療センター脳神経内科)
野田 佳克
(神戸大学大学院医学研究科内科学講座脳神経内科学分野)
原 由紀則
(東京都立広尾病院整形外科)
関口  縁
(JR東京総合病院脳神経内科)
高松 直子
(徳島大学病院脳神経内科)
山崎 博輝
(徳島大学病院脳神経内科)
共催
キヤノンメディカルシステムズ
GEヘルスケア・ジャパン
富士フイルムヘルスケア

ハンズオンセミナー2 
10月24日(木) 10:25〜11:55 第8会場(2F 207会議室)

脳深部刺激療法(DBS)刺激調整の基本

定員
20名
対象者
医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、理学療法士、臨床工学技士、その他の医療従事者
内容
脳深部刺激療法(DBS)は、脳深部に微細な電気刺激を加え脳の機能を修正制御して疾病の治療を行うものです。
すでに日本国内でも運動障害を中心に1万人以上の患者さんがこの治療を受けていると考えられます。
脳深部刺激療法の治療効果を最大限に引き出すには、電極を挿入埋設した後に刺激条件の適切な調整を行う必要があります。
本セミナーでは、本邦で最も多い適応疾患であるパーキンソン病に対する脳深部刺激療法の刺激調整の基本を学びます。
セミナーでは、日本国内で使用されている刺激調整のためのデバイスを実際に操作して頂き、その使用方法を体得して頂きます。
刺激強度をアップするタイミングや刺激副作用に対する対処の仕方を学びます。
脳深部刺激療法を受ける患者さんの数は年々増加していますが、刺激調整の技術を身につけた医療従事者はまだ少なく、調整のため患者さんが遠方への通院を余儀なくされていることも少なくありません。
適正な刺激調整管理料も保険収載されており、刺激調整技術の獲得は今後医療従事者のスキルとして大いに活かされるものと考えます。
カテゴリー
脳深部刺激療法(DBS)
コーディネーター
司会
深谷  親
(日本大学医学部脳神経外科・リハビリテーション科)
講師
パーキンソン病の脳深部刺激療法 刺激調整の基礎
旭  雄士
(金沢脳神経外科病院脳神経外科)
パーキンソン病の脳深部刺激療法:刺激調整の応用
下  泰司
(順天堂大学医学部附属練馬病院脳神経内科)
パーキンソン病以外の不随意運動に対する脳深部刺激療法の刺激調整
深谷  親
(日本大学医学部脳神経外科・リハビリテーション科)
共催
日本メドトロニック株式会社
アボットメディカルジャパン合同会社

ハンズオンセミナー3 
10月24日(木) 13:35~15:05 第8会場(2F 207会議室)

迷走神経刺激(VNS)療法調整の基本

定員
15名
対象者
医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、理学療法士、臨床工学技士、その他の医療従事者
内容
迷走神経刺激療法 (VNS) が難治てんかんに対する治療選択肢の一つとして承認されてから10年以上が経過しています。
海外では小児神経科や脳神経内科のてんかん専門医がVNSの刺激調整をしている場合が一般的ですが、本邦では未だに植込みを行った脳神経外科医が主体的に調整を行う状況が続いています。
難治てんかんに悩む多くの患者のADLを改善するには、脳神経外科医以外のより多くの神経系を扱う医療従事者がこの治療に参入する必要があります。
ポイントは二つあると考えられます。一つはVNSの適応です。
VNSの適応は焦点切除術等の開頭術の適応とならない症例ですが、長時間ビデオ脳波モニタリング等で精査の末、結果的にVNSを選択する症例は意外に多く存在します。
多焦点性の難治てんかんはその典型と言えます。二つ目は実際の刺激調整のコツになります。
数例を短期間に経験することが最良と言えますが、本ハンズオンセミナーでは経験豊富な講師陣らが、それぞれの経験から得た調整のコツを提示しますので、明日からのVNS治療に活かしていただきたいと思います。
また症例を共有し、理解を深める助けとします。積極的なご参加をお待ちしております。
カテゴリー
迷走神経刺激療法(VNS)
コーディネーター
司会
川合 謙介
(自治医科大学 脳神経外科)
司会
原  恵子
(原クリニック)
講師
VNSの適応とSenTivaを使ったプログラミングの実際
赤松 直樹
(国際医療福祉大学 医学部脳神経内科)
症例共有: VNS適応の再考とSenTivaを最大限に活かすための工夫
山本 貴道
(聖隷三方原病院)
共催
リヴァノヴァ株式会社

ハンズオンセミナー4 
10月24日(木) 15:40〜17:10 第9会場(2F 201+202会議室)

針筋電図の基礎知識と実践

定員
24名
対象者
初学者またはすでに行なっているが、針筋電図検査の目的に?を持っている方
内容
針筋電図検査のなかで、各演者に 1. 安静時の異常単位 2. MUPのパラメーターの意義3. 運動単位の動員について講義をいただき、針筋電図の位置付けを明確にして、診療に活かせるようにする。
コーディネーター
正門 由久
(東海大学医学部リハビリテーション科)
講師
安静時の異常単位
黒川 勝己
(川崎医科大学総合医療センター 神経内科学)
MUPのパラメーターの意義
園生 雅弘
(帝京大学医療技術学部)
運動単位の動員
国分 則人
(獨協医科大学 脳神経内科)
共催
日本光電工業株式会社
ガデリウス・メディカル株式会社

ハンズオンセミナー5 
10月24日(木) 15:50〜17:20 第8会場(2F 207会議室)

脊髄刺激療法(SCS)刺激調整の基本

定員
15名
対象者
医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、理学療法士、臨床工学技士、その他の医療従事者
内容
脊髄刺激療法(SCS)の基礎から応用まで、電極の挿入手技、刺激装置の操作方法、刺激方法の選択、臨床効果などをわかりやすく、講義と実技で解説します。挿入電極や刺激コントローラーなど実際に手に取って経験する時間をしっかりとお取りします。脊髄刺激療法にご興味ある医師やその他の医療関係者、すでに脊髄刺激療法を行なっているが、他社のシステムに振れてみたい方など、多くの方のご参加をお待ちしています。想定される診療科は、脳神経外科、整形外科、ペインクリニック科、脳神経内科、リハビリテーション科などです。
カテゴリー
脊髄刺激療法(SCS)
コーディネーター
司会
市川  忠
(埼玉県総合リハビリテーションセンター脳神経内科)
講師
総論と適応症?
大島 秀規
(日本大学医学部脳神経外科学系神経外科学分野)
SCSの電極挿入手技
上利  崇
(国際医療福祉大学)
SCSの刺激選択と調整
西川 泰正
(岩手医科大学脳神経外科)
共催
日本メドトロニック株式会社
アボットメディカルジャパン合同会社

ハンズオンセミナー6 
10月25日(金) 9:40〜11:40 第8会場(2F 207会議室)

神経生理検査よろづ相談~検査機器に触れてみよう!~

定員
なし(当日自由参加)
対象者
初級者から中級者までを対象とします
内容
神経生理検査機器の設定および操作や波形抽出のために必要なテクニックなど、日常で疑問に思っていることなどにお答えし、実際に機器に触れることができるコーナーです。
コーディネーター
髙橋  修
(東京都リハビリテーション病院 臨床検査科)
講師
髙橋  修
(東京都リハビリテーション病院 臨床検査科)
石郷 景子
(Gifu Sleeping Labo)
木崎 直人
(杏林大学医学部付属病院 臨床検査部)
共催
日本光電工業株式会社
ガデリウス・メディカル株式会社

ハンズオンセミナー7 
10月25日(金) 14:20~15:50 第8会場(2F 207会議室)

重度痙縮に対するバクロフェン髄注(ITB)療法
スクリーニング投与から投与モード・投与量の調整まで

定員
20名
対象者
医師、薬剤師、看護師、臨床検査技師、理学療法士、臨床工学技士、その他の医療従事者
内容
バクロフェン髄腔内投与療法(ITB)は、重度痙縮に対するニューロモデュレーション治療の代表的な治療法です。
ITB療法の概要と患者選択、スクリーニングテストと手術手技、リフィル手技と薬剤投与調整および投与モードの調整までを、講義形式とハンズオン形式で行います。ハンズオンは、人体模型を使用したスクリーニングおよび手術シミュレーション、リフィルおよびプログラミング手技、プログラマーの使用方法に分けて各テーブルにコーディネーター1名と第一三共社員1名が担当し実施いたします。なお、今後ITB療法を各施設で実施をするためには、本ハンズオン以外にWeb講習を受講して頂く必要があります。
(承認条件)ITB療法Web講習の受講は以下のURLからアクセスしてください。
https://nlp.netlearning.co.jp/ns/common/LogIn.aspx
企業ID:NLRP1001382 パスワード:GG12ZV8964
カテゴリー
バクロフェン髄注療法(ITB)
コーディネーター
司会
内山 卓也
(近畿大学医学部 脳神経外科)
講師
ITB療法の概要・患者選択
谷  直樹
(大阪大学大学院医学系研究科脳神経外科)
スクリーニングトライアル・手術手技
齋藤  健
(産業医科大学脳神経外科)
リフィル・プログラマを用いた投与モード・投与量の調整
松浦 慶太
(三重大学医学部附属病院脳神経内科)
共催
第一三共株式会社

ハンズオンセミナー8 
10月26日(土) 9:40〜11:40 第9会場(2F 201+202会議室)

MSLTとMWTの実際

定員
30名
対象者
睡眠診療にかかわる機会のある(もしくは睡眠関連疾患の知識を増やしたい)医療従事者。睡眠研究に従事する大学院生や研究者、睡眠医療分野の企業関係者も対象としています。経験に応じてグループ分けをしますので、初心者、経験者どちらでも歓迎します。
内容
Multiple sleep latency test (MSLT) は、眠気を客観的に測定するゴールドスタンダードであり、臨床場面では中枢性過眠症の鑑別診断のために必須の検査である。MSLTは検査をオーダーするだけで済む検査ではなく、オーダー前の診察場面での指導や準備についても、米国睡眠医学会によるプロトコールが定められている。指導者なしでプロトコールどおりに行うことは、初心者にとってはしばしば困難であり、実地でのMSLTを経験する必要がある。前半60分は、MSLTがどういった研究を積み重ねを経て現在のようなプロトコールに至ったか、また、MSLTがどのように臨床応用されているかを解説し、記録方法の説明の後、記録の実際について動画でのデモと解説を行う。後半60分ではグループごとに、ストックされているデータを使ってスコアリングを行う。また、2024年度より、Maintenance of wakefulness test (MWT)が保険収載されたことから、MSLTとMWTとがどういった関係にあるか、MWTを実施する上での留意点やその適応と限界についても学習する機会を設ける。
コーディネーター/座長
立花 直子
(関西電力病院睡眠関連疾患センター/関西電力医学研究所睡眠医学研究部)
小栗 卓也
(公立陶生病院脳神経内科)
講師
立花 直子
(関西電力病院睡眠関連疾患センター/関西電力医学研究所睡眠医学研究部)
MSLTおよびMWT開発の歴史と実施上の注意点
小栗 卓也
(公立陶生病院脳神経内科)
MSLTおよびMWTの実施方法
赤堀真富果
(中東遠総合医療センター診療技術部検査室/睡眠医療センター)
MSLT実施の動画デモとその解説
奥谷 一真
(関西電力病院臨床検査部)
大倉 睦美
(朝日大学歯学部総合医科学講座内科学/朝日大学病院睡眠医療センター)
村木 久恵
(朝日大学病院検査部/睡眠医療センター)
紀戸 恵介
(京都大学医学部附属病院精神科神経科)
共催
日本光電工業株式会社(機器貸出協力)
一般社団法人日本臨床睡眠医学会