会長挨拶
- 第43回日本美容外科学会総会
- 会長 清川 兼輔
- (久留米大学医学部形成外科・顎顔面外科学講座 主任教授)
第43回日本美容外科学会総会(2020年9月17日~18日,於 北九州市)を主催させていただくにあたり,この場をお借りして会員諸兄に御礼申し上げるとともにご挨拶申し上げます。
私は頭頸部頭蓋底再建外科および頭蓋顎顔面外科を生業にしてきた形成外科医でありますが,それらの手術の最後の仕上げはまさに美容外科手術でした。そのため,専門ではありませんでしたが,美容外科手術についても常に勉強に励んできました。さらに私どもの久留米大学では約10年前より美容外科も正式に標榜し,平成27年には当科の力丸が再生医療・美容外科担当教授として正式に就任しております。
ところで,本学会は6年前より正式に日本形成外科学会の二階建ての学会となり,日本専門医機構への参入を目指しています。すなわち,両学会が協力し,安心・安全な美容医療を国民に提供していくという重要な課題を掲げています。私は現在日本形成外科学会の理事長を拝命しておりますが,その私が本学会の会長を務めさせていただくことは,両学会の強い協力関係を内外に示す絶好の機会と考えています。そして,両学会を更に発展させていくことが,私に与えられた使命であるという強い覚悟を持って望む所存です。
また,本学会はISAPSへの参加だけでなく韓国や台湾と正式にMOUを締結し,国際的にも大きく発展しています。そのため本学術集会総会では,通常のプログラムだけでなくISAPSによる教育講演や日韓台合同シンポジウムなども企画しています。また,第15回日韓形成外科学会総会(2020年9月18日~20日,於 北九州市)を本学術集会と平行して開催する予定です。韓国は非常に美容外科が盛んな国ですので,できれば多くの先生方に両方の学術集会に参加いただければ幸甚に存じます。参加費の割引も行う予定ですので,数多くの先生方の参加をお待ち申し上げます。