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会長挨拶

九州支部 春季学術講演会の開催にあたって

会長

第92回日本呼吸器学会・日本結核 非結核性抗酸菌症学会
会長 一門 和哉
済生会熊本病院呼吸器センター呼吸器内科

 第92回日本呼吸器学会・日本結核 非結核性抗酸菌症学会九州支部 春季学術講演会の会長を拝命し、2024年3月16日(土)に熊本城ホールで開催させていただきます。熊本での開催は、コロナ禍の第87回(2021年秋季大会)坂上拓郎会長、第90回(2023年春季大会)柏原光介会長と続いておりますが、5類移行後初の春季大会となります。2023年年末から2024年初頭の感染状況は読めませんが、現地開催を原則に予定を進めております。会員の先生方におかれましては、学会場に是非おいでいただき、face to faceの議論を深めていただければ幸いです。

 本学術集会のテーマは、“呼吸器疾患―個別化医療の現在”とさせていただきました。肺癌領域を筆頭に、呼吸器疾患の個別化医療の進歩はめざましいものがあります。招請講演には、間質性肺疾患の個別化医療に欠かせないHRCTの開発者であり、radiologic-pathologic correlationに基づく評価の世界的権威である福井大学名誉教授,岐阜大学客員教授・伊藤春海先生をお招きしました。また、特別講演は、肺癌ドライバー遺伝子異常に基づく個別化医療の先駆的なLC-SCRUM研究を推進されてきた国立がん研究センター東病院副院長・後藤功一先生に御願いしております。分野を代表するお二人の先生方の貴重なご講演を現地で、多くの先生方に聴講いただくことを切に御願いする次第です。その他、各呼吸器疾患の個別化医療の現状を知るべく3つのシンポジウムを企画し、九州・沖縄地区のエキスパートの先生方から最新の情報・考え方を拝聴できればと思っています。

 大変お忙しい中に、演者、座長をお引き受けいただきました先生方、本学会の開催にご支援いただきました企業の皆様方には、この場を借りて厚く御礼申しあげます。皆様のご尽力により、本学会が有意義なものとなりますことを確信しております。

 本学会ポスターは、呼吸がイメージされており、熊本県の各名所の写真を示しておりますが、この中の日本最長老の蒸気機関車(SL人吉)通称ハチロクは、当学会終了後の24年3月24日をもって運行終了します。雄姿写真が使用できる最後の機会となりました。

 季節は春分、桜の開花には少し早い時期とはなりますが、学会の合間には、会場のサクラマチ界隈、復興が進む熊本城などを散策いただき、充実した一日を過ごしていただければ幸いです。