MENU

第60回日本肝癌研究会 第60回日本肝癌研究会

日程表・プログラム

日程表

  • 【1日目】7月12日(金)
  • 【2日目】7月13日(土)

【1日目】7月12日(金)

  第1会場 第2会場 第3会場 第4会場 第5会場 第6会場 懇親会会場
  2F 大ホール 2F 中ホール 2F 小ホール 4F 407 4F 408 4F 409 1F 展示場A&B
8:00              
               
8:30              
               
9:00 9:00-10:40
Japan-Korea
Joint Symposium
9:00-10:40
シンポジウム1
9:00-10:30
ワーク
ショップ1
     
         
9:30        
         
10:00   10:00-10:25
一般口演1
   
       
10:30 10:30-12:00
パネル
ディス
カッション1
  10:30-11:10
一般口演2
10:30-11:05
一般口演3
 
         
11:00 11:00-12:00
特別講演1
    11:07-11:55
一般口演5
 
      11:15-11:55
一般口演4
 
11:30      
       
12:00              
  12:10-13:00
ランチョン
セミナー1
12:10-13:00
ランチョン
セミナー2
12:10-13:00
ランチョン
セミナー3
12:10-13:00
ランチョン
セミナー4
12:10-13:00
ランチョン
セミナー5
12:10-13:00
ランチョン
セミナー6
 
12:30  
   
13:00              
            13:10-14:10
定時評議員会
 
13:30            
             
14:00            
  14:10-15:45
教育講演-
シンポジウム
14:10-15:45
シンポジウム2
         
14:30 14:20-15:50
パネル
ディス
カッション2
14:20-15:55
ワーク
ショップ2
14:20-15:00
一般口演6
14:20-15:20
一般口演7
 
   
15:00 15:05-16:05
一般口演8
 
  15:25-16:20
一般口演9
 
15:30  
    15:50-17:30
シンポジウム3
   
16:00 16:00-17:30
パネル
ディス
カッション3
       
        16:25-17:05
一般口演10
 
16:30 16:30-17:30
ティータイム
セミナー1
16:30-17:30
ティータイム
セミナー2
16:30-17:30
ティータイム
セミナー3
 
   
17:00    
     
17:30           17:30-19:30
全員懇親会
           
18:00          
           
18:30          
           
19:00          
           
19:30              
               

【2日目】7月13日(土)

  第1会場 第2会場 第3会場 第4会場 第5会場 第6会場 ポスター・
企業展示会場
  2F 大ホール 2F 中ホール 2F 小ホール 4F 407 4F 408 4F 409 1F 展示場A&B
7:00              
               
7:30              
               
8:00 8:00-9:40
シンポジウム4
8:00-10:00
シンポジウム5
8:00-9:40
パネル
ディス
カッション4
  8:00-8:50
一般口演11
   
       
8:30      
    8:55-9:45
一般口演12
   
9:00      
       
9:30      
        9:50-10:30
一般口演13
   
10:00 10:00-11:00
招待講演
  10:00-11:30
ワーク
ショップ4
10:00-10:40
一般口演14
   
  10:20-12:00
ワーク
ショップ3
   
10:30 10:35-11:15
一般口演15
   
  10:45-11:25
一般口演16
   
11:00      
  11:10~12:10
特別講演2
(スポンサードセミナー)
     
11:30   11:30-12:05
一般口演17
     
         
12:00            
  12:20-13:10
ランチョン
セミナー7
12:20-13:10
ランチョン
セミナー8
12:20-13:10
ランチョン
セミナー9
12:20-13:10
ランチョン
セミナー10
     
12:30      
       
13:00      
  13:15-13:25
事務局報告
           
13:30 13:30-14:30
特別講演3
  13:30-14:30
症例検討会
13:30-14:30
ティータイム
セミナー4
13:30-14:10
一般口演18
  13:30-15:00
ポスター発表
     
14:00    
    14:15-14:55
一般口演19
 
14:30          
  14:40-16:25
シンポジウム6
14:40-16:20
ワーク
ショップ5
14:40-16:20
シンポジウム7
14:40-16:15
ワーク
ショップ6
 
15:00 15:00-15:45
一般口演20
   
     
15:30    
       
16:00      
             
16:30              
               
17:00              
               
17:30              
               
18:00              
               
18:30              
               

プログラム

Japan-Korea Joint Symposium

Frontiers in the Multidisciplinary treatment of HCC

7月12日(金) 9:00-10:40第1会場 大ホール

Chair
Takamichi Murakami(Department of Radiology, Kobe University Graduate School of Medicine)
Kyung Sik Kim(Yonsei University)
JSY-1Cutting-edge imaging of HCC in the era of systemic therapy.
Speaker
Jeong Min Lee(Seoul National University)
JSY-2Frontiers in systemic therapy of HCC
Speaker
Masafumi Ikeda(National Cancer Center Hospital East, Department of Hepatobiliary and Pancreatic Oncology)
JSY-3Role of loco-regional therapy for advanced HCC
Speaker
Do Young Kim(Department of Internal Medicine, Yonsei University College of Medicine)
JSY-4Reappraisal of "Conversion Surgery" for Advanced HCC in the Era of New Systemic Therapy
Speaker
Junichi Shindoh(Department of Gastroenterological Surgery, Toranomon Hospital)

招待講演

肝癌に対する新たな選択肢 ~Radioembolization本邦導入に向けて~

7月13日(土) 10:00-11:00第1会場 大ホール

司会
山門 亨一郎(兵庫医科大学医学部 放射線医学教室)
PL-1Radioembolization ~New Treatment Option for Hepatocellular Carcinoma~
演者
Riad Salem(Department of Radiology, Northwestern Feinberg School of Medicine,Chicago IL)

特別講演1

医療 AI の将来(診療・研究との関わり)

7月12日(金) 11:00-12:00第1会場 大ホール

司会
建石 良介(東京大学大学院医学系研究科 消化器内科学)
SL1-1AIの最前線と医療の将来(診療・研究との関わり)
演者
千葉 慎二 (日本マイクロソフト株式会社)

特別講演2(スポンサードセミナー)

最新のエビデンスからcTACEを再考する-アップグレードのためのtips-

7月13日(土) 11:10~12:10第1会場 大ホール

司会
村上 卓道(神戸大学大学院医学研究科 放射線診断学分野)
SL2-1cTACE最新のEvidence -ステップアップのためのkeyポイント
演者
田中 利洋(奈良県立医科大学 放射線診断・IVR学講座)
SL2-2複合免疫療法時代の肝細胞癌治療におけるTACEの役割
演者
工藤 正俊(近畿大学医学部 消化器内科)

共催:ゲルベ・ジャパン株式会社・株式会社パイオラックスメディカルデバイス

特別講演3

癌研究における空間オミックス解析の応用と今後の展望

7月13日(土) 13:30-14:30第1会場 大ホール

司会
竹原 徹郎(大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学)
SL3-1癌研究における空間オミックス解析の応用と今後の展望
演者
鈴木 穣(東京大学大学院新領域創成科学研究科)

教育講演-シンポジウム

肝癌における免疫関連有害事象のマネージメント

7月12日(金) 14:10-15:45第1会場 大ホール

司会
平岡 淳(愛媛県立中央病院消化器内科)
多田 俊史(姫路赤十字病院内科)
ES-1免疫関連有害事象(irAE)は早期発見・早期治療が重要
教育講演
野口 哲男(市立長浜病院呼吸器内科)
ES-2免疫関連有害事象発症予測におけるインターロイキン7とリンパ球評価の意義
演者
高田 ひとみ(山梨大学 医学部 消化器内科)
ES-3免疫関連有害事象への当院での取り組みと有用性の検討~肝障害症例を中心に
演者
越智 裕紀(松山赤十字病院 肝胆膵内科)
ES-4免疫チェックポイント阻害薬による肝障害の発症形式別の臨床的特徴
演者
伊藤 隆徳(名古屋大学医学部附属病院 消化器内科)
ES-5アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法後のデュルバルマブ+トレメリムマブ併用療法の安全性と有効性の検討
演者
三浦 崚一(広島大学病院 消化器内科)
ES-6進行肝癌に対するデュルバルマブ+トレメリムマブ療法の治療効果と安全性-免疫関連有害事象の対策を含めて-
演者
荘 拓也(北海道大学病院 消化器内科)
ES-7切除不能肝細胞癌に対するデュルバルマブ+トレメリムマブ併用療法の初期治療成績と免疫関連有害事象
演者
的野 智光(兵庫県立はりま姫路総合医療センター 消化器内科/RELPEC Study Group/HCC48 Group)
ES-8進行肝細胞癌診療における複合免疫療法の課題と対策;免疫関連有害事象への対応力向上を目指して
演者
小笠原 定久(千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学)
司会の言葉
肝細胞癌治療における免疫治療の著しい進歩により、切除不能な肝細胞癌に対する治療は大きく変化した。しかし、その一方で免疫関連有害事象が臨床の現場で新たな課題としてクローズアップされるようになった。本シンポジウムでは、免疫関連有害事象の管理に関する知見を深め、最新の臨床データや研究成果を共有して、免疫治療の安全性と有効性の双方に焦点を当てた議論をしたい。
各施設やグループの貴重な研究成果や臨床経験データを共有いただき、このセッションがより安全で効果的な医療を提供するための道筋を築く手助けとなることを期待している。

シンポジウム1

肝癌に対する個別化治療と効果予測バイオマーカー

7月12日(金) 9:00-10:40第2会場 中ホール

司会
田中 真二(東京医科歯科大学 分子腫瘍医学)
小玉 尚宏(大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学)
SY1-1脈管侵襲を伴わない単発肝細胞癌に対する肝切除術後早期肝外再発予測と対数化AFP値の意義
演者
新川 寛二(大阪公立大学大学院医学研究科 肝胆膵外科学)
SY1-2BCLC病期分類と術前末梢血CTCを用いた肝細胞癌の切除可能境界症例の選択
演者
難波 洋介(広島大学 大学院医系科学研究科 消化器移植外科学)
SY1-3肝癌複合免疫療法における末梢血循環腫瘍細胞の連続採取による効果予測因子の検討
演者
村田 陽介(福井大学 医学系部門 内科学(2)分野)
SY1-4切除不能肝細胞癌に対する複合免疫療法時におけるシングルセルシーケンスを用いた治療効果予測因子の探索
演者
西尾 啓(大阪大学大学院 医学系研究科 消化器内科学)
SY1-5切除不能肝細胞癌複合免疫療法におけるバイオマーカーの探求
演者
安井 豊(武蔵野赤十字病院 消化器内科)
SY1-6治療前EOB-MRIをイメージングバイオマーカーとした切除不能肝細胞癌に対するAtezo+Bev療法の治療効果予測
演者
國近 瑛樹(奈良県立医科大学 放射線診断・IVR学講座)
SY1-7Durvalumab+Tremelimumab療法の効果が期待できる肝細胞癌患者の簡易判定スコア:CLEAR scoreの有用性
演者
田中 一成(手稲渓仁会病院 消化器病センター/RELPEC/HCC48)
SY1-8腫瘍マーカーによるSTRIDE regimenの奏効評価
演者
佐伯 一成(山口大学大学院医学系研究科 消化器内科学/Hepatology InVestigator Experts in Japan (HIVE-J) Study Group)
SY1-9進行肝細胞癌治療体系におけるSTRIDE療法およびDur単剤療法の最適患者群の探索
演者
米本 卓弥(千葉大学 大学院医学研究院 消化器内科学)
司会の言葉
免疫療法の到来とともに肝癌治療は新時代を迎えている。切除不能肝癌に対する薬物療法は、二種類の複合免疫療法を含む8レジメンが使用可能となった。一方、奏効率は最大3割程度であり、irAEなどの有害事象も一定頻度で認められるが、有効性や安全性を予測する因子は明らかではない。また、薬物療法と局所治療(TACE/RFAなど)の併用や薬物療法後のcurative conversionなどの集学的治療に関しても、適応となる症例の選択や予測に有用な指標は存在しない。更には、外科治療における新たな切除限界基準の妥当性が議論される一方、根治切除後のアジュバント免疫療法の登場も期待されている。今後は、あらゆるステージにおいて、様々な選択肢の中から症例毎に最適な治療を選択することが求められる。そこで、本シンポジウムでは、肝癌に対する個別化治療の取り組みやその基盤となる効果予測バイオマーカーに関する最新の研究成果をご発表頂き、今後の展望を議論したい(司会の言葉)

シンポジウム2

肝細胞癌に対するアブレーション治療適応の再考(適応拡大やMTA/免疫療法との併用について)

7月12日(金) 14:10-15:45第2会場 中ホール

司会
國分 茂博(新百合ヶ丘総合病院肝疾患低侵襲治療センター)
能祖 一裕(岡山市立岡山市民病院消化器内科)
SY2-1肝細胞癌に対するアブレーション治療適応の再考
演者
狩山 和也(岡山市立市民病院 消化器内科/RELPEC/HCC48 多施設共同研究グループ)
SY2-2Intermediate stage HCCに対するRFA・MWAの治療効果
演者
中村 進一郎(姫路赤十字病院)
SY2-3切除不能肝細胞癌におけるアテゾリズマブ・ベバシズマブ療法中の薬剤抵抗性病変に対する焼灼療法
演者
中堀 輔(大阪国際がんセンター 肝胆膵内科)
SY2-4アテゾリズマブ・ベバシズマブ併用治療において治療経過中に経皮的ラジオ波焼灼術を施行した症例の検討
演者
田中 崇(福岡大学病院 消化器内科)
SY2-5分子標的薬及び免疫チェックポイント阻害剤治療にラジオ波焼灼療法を追加した肝細胞癌症例の後方視的研究
演者
今城 健人(新百合ヶ丘総合病院)
SY2-6切除不能進行肝細胞癌に対するラジオ波焼灼術(RFA)と免疫療法との併用療法の基礎と臨床試験
演者
山下竜也(公立松任石川中央病院/金沢大学医学部附属病院)
司会の言葉
肝癌診療ガイドライン上のアブレーションの推奨適応は3cm以下3個以下であるが、この基準を超えた症例に対して施行されることもしばしばある。またアブレーションは薬物療法時の免疫賦活法として使用されたり、薬物療法奏効後のコンバージョン治療として用いられるなど、従来のアブレーション適応とは異なった領域でも臨床応用されるようになっている。本シンポジウムでは、症例毎の経過と各施設の状況に応じた薬物療法とアブレーションの独自のコンビネーションによる新たな利用法を含め、近未来の肝細胞癌に対するアブレーションの治療適応について、様々な視点からの検討結果を討議していただきたい。

シンポジウム3

肝腫瘍の画像診断における最新知見(MRI, CT, US, PET(FDG, FAPI))

7月12日(金) 15:50-17:30第2会場 中ホール

司会
藤永 康成(信州大学医学部画像医学教室)
飯島 尋子(兵庫医科大学消化器内科 肝胆膵内科)
SY3-1Superb microvascular imagingによる分化度診断と微小脈管浸潤
演者
西村 貴士(兵庫医科大学 消化器内科/兵庫医科大学病院 超音波センター)
SY3-2肝癌診療におけるDual-energy CTの有用性
演者
尾崎 公美(浜松医科大学)
SY3-3肝定量MRIの肝癌診療への応用
演者
山田 哲(信州大学医学部医療データサイエンス講座)
SY3-4線維芽細胞活性化タンパク質を標的とした FAPI-PETによる肝腫瘍の画像評価
演者
渡部 直史(大阪大学)
SY3-5GRASP法を用いた自由呼吸下Gd-EOB-DTPAダイナミックMRI検査による肝腫瘍診断ー第2報ー
演者
斎藤 聡(虎の門病院 肝臓センター)
SY3-6肝細胞癌に対する放射線(定位X線・粒子線)治療後の画像変化
演者
新津 光(筑波大学 医学医療系 放射線腫瘍学・陽子線医学利用研究センター)
司会の言葉
肝癌の画像診断は技術革新とともに進歩し続けている。画質の向上については、CTやMRIにおいてdeep learningが用いた再構成に応用されている。血流情報については、造影超音波や高時間分解能のダイナミックCTやMRIで詳細な評価が可能となった。これ以外にも、超音波やMRIによる粘弾性の計測、dual-energy CTによる肝癌のリスク因子としての線維化の推定、EOB-MRIによる結節の予後予測や術後肝不全の推定など、機能に関する詳細な評価も可能となった。本シンポジウムでは、最新の画像診断技術の臨床における位置づけや今後の展望について議論したい。

シンポジウム4

肝細胞癌に対するコンバージョン治療の現状と展望

7月13日(土) 8:00-9:40第1会場 大ホール

司会
波多野 悦朗(京都大学医学研究科 肝胆膵・移植外科)
工藤 正俊(近畿大学医学部 消化器内科学)
SY4-1進行肝細胞癌に対するcurative intent治療戦略における薬物療法と外科治療のcombination
演者
西尾 太宏(京都大学 肝胆膵・移植外科)
SY4-2進行肝細胞癌に対するconversion surgeryを企図した集学的治療-根治的切除を目指した治療戦略-
演者
市田 晃彦(東京大学 肝胆膵外科)
SY4-3進行肝細胞癌に対するコンバージョン肝切除を目標とした治療戦略
演者
永松 洋明(順天堂大学 医学部 消化器内科)
SY4-4切除不能肝細胞癌における複合免疫療法を主軸とした集学的治療~drug-free statusに注目して~
演者
内原 直樹(武蔵野赤十字病院 消化器内科)
SY4-5切除不能肝細胞癌に対するアテゾリズマブ・ベバシズマブ併用療法後のコンバージョン治療の実態
演者
須江 真彦(岡山大学病院 消化器内科)
SY4-6肝癌に対するアテゾリズマブとベバシズマブ併用療法後のコンバージョン治療:その予測因子と治療成績
演者
畑中 健(群馬県済生会前橋病院・消化器内科/RELPEC/HCC48 study group)
SY4-特別発言
長谷川 潔(東京大学 肝胆膵外科)
司会の言葉
新規薬物療法の進歩に伴いintermediateおよび advanced stageの肝細胞癌の治療が大きく変わろうとしている。このセッションでは、初診時には肝切除や焼灼療法といった根治的治療の適応外であった病態が、薬物療法後にcurative intentの治療の適応となったものをコンバージョンと定義する。初診時の病態に応じた治療(レジメ)選択、コンバージョン治療のタイミングと方法、curativeなコンバージョン治療後の薬物療法の是非など集学的治療の最新の発表を期待します。

シンポジウム5

肝内胆管癌 診断・治療の新展開

7月13日(土) 8:00-10:00第2会場 中ホール

司会
相島 慎一(九州大学大学院医学研究院 構造病態病理学)
上野 誠(神奈川県立がんセンター)
SY5-1肝内胆管癌の内科的治療
演者
森實 千種(国立がんセンター中央病院 肝胆膵内科)
SY5-2肝内胆管癌の新診療ガイドラインによる外科的治療と補助治療
演者
有泉 俊一(東京女子医科大学 肝胆膵外科)
SY5-3肝内胆管癌の画像解析
演者
浅山 良樹(大分大学放射線医学講座)
SY5-4肝内胆管癌の亜分類における細胆管癌の臨床学的意義
演者
中沼 伸一(金沢大学附属病院 肝胆膵・移植外科)
SY5-5多施設共同研究からみる肝内胆管癌に対する腹腔鏡下肝切除の現状
演者
小坂 久(関西医科大学 外科学講座)
SY5-6肝内胆管癌外科治療におけるConversion/Minimally Invasive Surgeryの現状と課題
演者
楊 知明(京都大学 肝胆膵・移植外科)
SY5-7当院における肝内胆管癌切除・非切除症例の検討
演者
黒田 慎太郎(広島大学病院消化器外科)
SY5-8当院における切除不能肝内胆管癌に対するがんゲノムプロファイリング検査の現状
演者
占部 真貴子(大阪国際がんセンター 肝胆膵内科)
SY5-9当院における切除不能胆道癌症例のがん遺伝子パネル検査結果と治療成績の現状
演者
木戸 秀典(金沢大学附属病院 消化器内科)
SY5-10Phase 2 trial of tasurgratinib (E7090) for patients (pts) with FGFR2 fusion-positive cholangiocarcinoma (CCA) –Encore Presentation–
演者
Takashi Sasaki(Cancer Institute Hospital of JFCR, Tokyo, Japan)
SY5-11肝内胆管癌に対する肝動注療法であるNew FPの治療成績
演者
太田 寛人(順天堂大学医学部附属順天堂医院)
SY5-12切除不能肝内胆管癌に対する薬物療法における予後因子の検討
演者
高浦 健太(武蔵野赤十字病院消化器内科)
司会の言葉
肝内胆管癌は、発生部位の違いや、がんゲノムプロファイリング検査による分子遺伝学的特徴、腫瘍内免疫微小環境などによる多様性が明らかになり、対応する画像診断の特徴についても新たな知見が蓄積されてきた。外科治療や化学療法や免疫チェックポイント阻害薬による集学的な治療の進歩に加え、遺伝子パネル検査により新たな治療戦略が可能となる症例も増えつつあるが、予後は依然として厳しい。本シンポジウムでは肝内胆管癌に関する画像および病理診断、バイオマーカーや最前線の治療に関する現状とこれからの展開を見据えた発表をお願いしたい。

シンポジウム6

肝癌の腫瘍微小環境に挑む

7月13日(土) 14:40-16:25第1会場 大ホール

司会
山下 太郎(金沢大学医薬保健研究域医学系)
坂元 亨宇(国際医療福祉大学医学部)
SY6-1REGNASE-1によるCSF1+TNF+好中球を介した肝内胆管癌発症機構
演者
佐藤 悠(大阪大学大学院 医学系研究科 消化器内科学)
SY6-2空間オミクス解析を用いた肝癌免疫細胞の相互作用と癌進展機序に関する検討
演者
山下 順貴(福井大学 医学系部門 内科学(2)分野)
SY6-3肝細胞癌血管内皮細胞の細胞外小胞を介した腫瘍微小環境における相互作用の解析
演者
柳垣 充(東京慈恵会医科大学 外科学講座 肝胆膵外科)
SY6-4肝細胞癌切除症例におけるCAF/TAM発現の意義 - MRI拡散強調画像 ADC値に着目して -
演者
齋藤 裕(徳島大学 消化器・移植外科)
SY6-5進行期肝細胞癌の免疫微小環境の評価におけるEOB-MRIの有用性
演者
杉本 勝俊(東京医科大学病院・消化器内科)
SY6-6切除不能進行肝細胞癌化学療法におけるVEGF阻害薬関連有害事象の発現は良好な予後を示唆する
演者
今井 健二(岐阜大学医学部附属病院 消化器内科)
SY6-7切除不能肝細胞癌に対する複合免疫療法不応後マルチチロシンキナーゼ阻害薬投与の効果
演者
及川 隆喜(岩手医科大学 内科学講座消化器内科分野)
SY6-8Atezolizumab+Bevacizumab併用療法後肝切除標本からみる複合免疫療法による興味深い癌免疫微小環境の変化
演者
岩本 英希(久留米大学 内科学講座 消化器内科部門/岩本内科医院)
SY6-9Deconvolutionを用いたHCC切除検体の免疫細胞比率と予後比較
演者
青木 智子(近畿大学 医学部 消化器内科)
SY6-10肝細胞癌免疫微小環境の形質・空間的全体像の解析と複合免疫療法の治療効果予測への応用
演者
紅林 泰(慶應義塾大学 医学部 病理学教室)
司会の言葉
肝癌は遺伝子、ゲノム、エピゲノム異常が集積した癌細胞と様々なシグナル伝達異常をきたした血管内皮細胞、線維芽細胞、免疫細胞などからなる悪性の臓器形成過程と捉えることができる。近年癌細胞による血管新生や免疫監視逃避機構が解明され、進行肝癌では免疫チェックポイント阻害薬、血管新生シグナルを標的にした抗体薬、RTK阻害薬が実臨床で使用され、患者の予後延長に寄与している。一方これらの治療薬に対し治療応答が見られない症例も認められ、治療感受性、抵抗性の機序やバイオマーカー、新たな治療標的の探索などが求められる。本シンポジウムでは基礎、臨床両面から肝癌微小環境を標的にした最先端の研究演題を期待したい。

シンポジウム7

薬物療法時代のTACEの役割を再考する(併用療法・シナジー効果)

7月13日(土) 14:40-16:20第3会場 小ホール

司会
相方 浩(県立広島病院消化器内科)
稲葉 吉隆(愛知県がんセンター)
SY7-1動脈塞栓術後の腫瘍微小環境の変化の検討
演者
上嶋 英介(神戸大学大学院医学研究科 放射線医学分野)
SY7-2薬物療法時代のTACEの役割を再考する:LEN-TACEの役割と成績を中心に
演者
田中 利洋(奈良県立医科大学 放射線診断・IVR学講座)
SY7-3薬物療法時代のTACEの役割
演者
上嶋 一臣(近畿大学医学部消化器内科)
SY7-4Up to 7 in HCCにおけるscheduled LEN-TACEの意義~TACE単独との比較~
演者
下瀬 茂男(久留米大学 医学部 内科学講座 消化器内科部門)
SY7-5切除不能進行肝癌薬物療法における薬剤別TACE併用の検討
演者
佐々木 龍(長崎大学 消化器内科)
SY7-6アテゾリズマブ+ベバシズマブ併用療法の画像的増悪様式に対応した効果的なカテーテル治療戦略
演者
徳永 尭之(熊本大学病院 消化器内科)
SY7-7肝癌門脈腫瘍栓に対する反復超選択的TACE(RusTACE)の有用性
演者
山本 晃(大阪公立大学 放射線診断学・IVR学教室)
SY7-8局所肝細胞癌に対するデュルバルマブ・ベバシズマブ・肝動脈化学塞栓療法併用における第3相比較試験
演者
工藤 正俊(近畿大学 医学部 消化器内科学)
司会の言葉
肝細胞癌に対する薬物療法の進歩とともに、TACEの役割も変化してきている。分子標的薬とTACEの併用療法の有効性が報告され、実臨床においても行われるようになってきた。免疫療法とTACEの併用療法についても、複数のIII相試験が進行中であり、一部はpositiveな結果も報告された。さらに、免疫療法導入後のTACEの意義についても前向き試験が進行中である。本シンポジウムでは、薬物療法時代におけるTACEの役割や位置づけについて、理論的背景、対象やプロトコル、臨床成績などを踏まえて、議論し再考する機会としたい。多くの演題応募を期待します。

パネルディスカッション1

大腸癌肝転移に対する最適ストラテジー

7月12日(金) 10:30-12:00第3会場 小ホール

司会
別府 透(山鹿市民医療センター 外科)
髙見 裕子(国立病院九州医療センター肝胆膵外科)
ディスカッサント
池田 公史(国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科)
PD1-1Beppuスコアによる再発リスクの層別化に基づいた大腸癌肝転移の治療戦略
演者
別府 透(山鹿市民医療センター 外科)
PD1-2High-risk resectable大腸癌肝転移に対する術前FOLFOXIRI療法の検討
演者
中島 正夫(山口大学 大学院医学系研究科 消化器・腫瘍外科学)
PD1-3当科における大腸癌肝転移に対する根治的肝切除後の再発・予後因子と治療ストラテジーの検討
演者
水上 奨一朗(旭川医科大学外科学講座肝胆膵・移植外科学分野)
PD1-4当科における全腫瘍体積を用いた大腸癌肝転移の治療戦略
演者
志村 雄飛(神戸大学大学院医学研究科外科学講座 肝胆膵外科学分野)
PD1-5RAS 変異を伴う大腸癌肝転移に対する肝切除後の予後に対する切除断端の影響
演者
田尻 拓哉(熊本大学大学院 生命科学研究部 消化器外科学)
PD1-6切除不能大腸癌肝転移に対する生体肝移植術
演者
伊藤 孝司(京都大学 医学研究科 肝胆膵移植外科)
司会の言葉
国内のがん罹患数で1位となった大腸癌において、その生存率向上のためには、原発部位の治療のみならず、転移として最多である肝転移に対する治療が非常に重要である。
大腸がんの肝転移には肝切除が最も有効とされているものの、化学療法や局所焼灼療法を含む集学的治療の適切な対象や至適なタイミング等、まだまだ議論の余地は大きい。
本パネルディスカッションでは各施設の大腸がん肝転移に対する治療方針とその成績を発表いただき、大腸癌肝転移に対する最適な治療戦略について、症例を呈示して熱く討論したい。

パネルディスカッション2

肝動注化学療法の現状と今後

7月12日(金) 14:20-15:50第3会場 小ホール

司会
鳥村 拓司 (大牟田市立病院)
田中 利洋(奈良県立医科大学 放射線診断・IVR学講座)
PD2-1切除不能進行肝細胞癌に対する画期的治療法の可能性-Lenvatinib+NewFP療法併用療法(LEN-NewFP)-
演者
丸田 享(さいたま赤十字病院 肝胆膵内科)
PD2-2進行肝細胞癌に対するNew FP療法と全身薬物療法併用の有用性
演者
永松 洋明(順天堂大学 医学部 消化器内科)
PD2-3切除不能高度脈管侵襲陽性進行肝細胞癌に対する3DCRT併用リザーバー肝動注の現状と今後
演者
谷 丈二(香川大学 医学部 消化器・神経内科)
PD2-4肝動注化学療法の奏効例に局所療法を追加する治療戦略の有用性
演者
新関 敬(久留米大学病院 消化器内科)
PD2-5進行肝細胞癌に対する動注化学療法の位置づけの変遷と今後の展望
演者
土屋 貴大(千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学)
PD2-6肝動脈注入化学療法を受けた肝細胞癌患者における骨格筋喪失の予後的価値
演者
森下 朝洋(香川大学 消化器・神経内科)
PD2-7血栓止血関連因子VWFとADAMTS13は肝癌に対する肝動注化学療法の新規バイオマーカーに成りうるか
演者
高見 昌義(奈良県立医科大学 消化器・代謝内科)
司会の言葉
肝細胞癌に対する治療法は、薬物療法の進歩に伴い、コンビネーション治療や集学的治療の可能性が広がった。現在、手術、アブレーション、TACEと分子標的薬や免疫治療の組み合わせが盛んに議論されているが、動注化学療法と全身薬物療法との併用も期待できる治療オプションといえる。全身薬物療法は決して万能ではなく、効果が得られにくい病態や有害事象により治療が継続しにくい事態が少なからず生じる。動注化学療法は、奏効率が高くコンバージョンを狙える治療法であり、全身薬物療法とのシーケンシャルや同時併用で威力を発揮する可能性を秘めている。本パネルディスカッションでは、薬物療法時代において動注化学療法をどのように組み入れるかについて、これまでの報告や各施設で経験した症例をもとに議論して頂きたい。

パネルディスカッション3

Borderline resectable HCCに対する治療戦略

7月12日(金) 16:00-17:30第1会場 大ホール

司会
長谷川 潔(東京大学 肝胆膵外科)
福本 巧(神戸大学 肝胆膵外科)
PD3-1肝細胞癌における腫瘍学的切除可能性分類の提唱
演者
赤星 径一(東京医科歯科大学 肝胆膵外科学分野)
PD3-2Borderline Resectable肝細胞癌における肝切除適応と治療戦略
演者
森根 裕二(徳島大学消化器・移植外科)
PD3-3新定義に基づくBorderline resectable肝細胞癌に対する切除戦略の再考
演者
大下 航(広島大学病院 消化器外科)
PD3-4当院におけるborderline resectable肝細胞癌に対する治療成績と術前薬物治療の成績
演者
石井 隆道(京都大学 消化器腫瘍制御・臓器再生外科/京都大学 肝胆膵・移植外科)
PD3-5腫瘍学的切除可能性分類定義に基づいた肝切除・薬物療法成績の検討
演者
小松 昇平(神戸大学大学院 医学研究科外科学講座 肝胆膵外科学分野)
PD3-6Borderline resectable HCCに対する粒子線治療(陽子線・重粒子線)の治療成績
演者
寺嶋 千貴(兵庫県立粒子線医療センター 放射線科)
司会の言葉
HCCに対する切除の有効性は疑うべくもないが、腫瘍条件によっては治癒的切除後であっても高い再発率はいまだ克服されていない問題である。最近の薬物療法などの目覚ましい発達を背景に切除と非手術療法の組み合わせにより長期成績を向上させる試みがなされている。そういう動きを受け、2023年11月にBorderline resectable HCCの新定義が提案された。各施設でばらばらだったresectabilityの基準を一本化し、長期成績を比較可能にするという意味で画期的な取り組みである。本セッションではこの新定義に基づき、各施設の治療成績(切除に限らず)をお示しいただき、今後のHCCに対する至適な治療戦略を論じたい。

パネルディスカッション4

日本における肝癌肝移植の現状と今後の展望

7月13日(土) 8:00-9:40第3会場 小ホール

司会
上田 佳秀(神戸大学大学院医学研究科 消化器内科学分野)
吉住 朋晴(九州大学消化器・総合外科)
PD4-1肝癌に対する肝移植の適応拡大と今後の課題
演者
赤松 延久(東京大学人工臓器移植外科)
PD4-2肝細胞癌に対する肝移植:Japan基準導入後の現状と今後の展望
演者
奥村 晋也(京都大学 肝胆膵・移植外科)
PD4-3Child B 肝細胞癌に対する肝移植の適応拡大の妥当性について
演者
戸島 剛男(九州大学 消化器・総合外科)
PD4-4肝細胞癌に対する肝切除と肝移植の長期成績の検討
演者
石井 政嗣(栃木県立がんセンター 肝胆膵外科)
PD4-5Child 分類Bの肝硬変に伴う肝細胞癌症例における脳死待機登録の必要性
演者
関 晃裕(金沢大学 消化器内科)
PD4-62024年脳死肝移植希望者適応基準の変更による肝細胞癌に対する脳死肝移植登録数変化の見込み
演者
佐々木 一樹(大阪大学 医学部 消化器外科)
PD4-特別発言
江川 裕人(独立行政法人 労働者健康安全機構 浜松ろうさい病院)
司会の言葉
肝細胞癌に対する肝移植では、背景の高発癌状態にある肝硬変を含めて治療可能であるため、長期生存が期待できる理想的な治療である。我が国では、2019年に脳死肝移植、2020年に生体肝移植の適応基準が5-5-500基準またはミラノ基準に拡大された。さらに、2024年からは脳死肝移植の登録がChild Pugh7点以上で可能となり、MELD周期加点のある肝細胞癌に対する脳死肝移植の増加が期待される。また、肝細胞癌に対する全身薬物療法をはじめとする各種治療法の進歩によって肝移植の位置付けも含め肝細胞癌に対する治療戦略が変化していくと考えられる。本ワークショップでは、これらの変化に伴う症例数の変化や移植後成績などについてご発表いただき、今後の肝細胞癌に対する肝移植の今後の展望について議論していただきたい。

ワークショップ1

肝癌治療における肝機能保持・改善への試み

7月12日(金) 9:00-10:30第4会場 4F407

司会
大川 和良(大阪国際がんセンター 肝胆膵内科)
日高 央(北里大学 消化器内科学)
WS1-1肝癌治療における肝機能保持・栄養状態維持の重要性
基調講演
平岡 淳(愛媛県立中央病院 消化器内科)
WS1-2HCC合併C型慢性肝疾患症例における抗ウイルス療法の臨床的意義ー心エコーを含めた検討
演者
田中 雄紀(武蔵野赤十字病院)
WS1-3肝動脈化学塞栓術後の肝予備脳低下へのC型肝炎SVRの関与
演者
阿部 友太朗(国立病院機構 大阪医療センター 消化器内科)
WS1-4肝予備能改善を目的としたRFA前の部分的脾動脈塞栓術(PSE)の有用性
演者
日高 央(北里大学 医学部 消化器内科学)
WS1-5HCC外科治療における再発時肝機能保持に向けた対策と意義
演者
小木曾 聡(京都大学 肝胆膵・移植外科)
WS1-6肝細胞癌薬物療法における肝機能低下に関わる因子の検討
演者
千葉 智義(金沢大附属病院 消化器内科)
WS1-7切除不能HCC化学療法における治療前亜鉛値の予後への影響についての検討
演者
鶴岡 未央(東北大病院・消化器内科)
WS1-8当院における切除不能肝細胞癌に対するレゴラフェニブとカボザンチニブ治療における肝機能の変化
演者
向井 香織(大阪国際がんセンター)
司会の言葉
肝癌治療が他臓器への治療と大きく異なるのは、癌発生臓器の機能を損なわないようにすることが、治療後の予後延長に極めて重要な点である。肝切除や癌局所療法は無論のこと、全身化学療法においても、肝機能を維持し続けることが、次治療への重要なステップになることは言うまでもない。本ワークショップにおいては、肝癌治療における肝機能保持・改善への各施設の取り組みについて御発表頂きたい。症例数が少ない報告であっても、“肝癌診療の新時代”を切り拓くような演題であれば、積極的に取り上げていきたい。多くの演題応募を心よりお待ち申し上げます。

ワークショップ2

MASLD患者における肝発癌サーベイランス・マネージメント

7月12日(金) 14:20-15:55第4会場 4F407

司会
河田 則文(大阪公立大学大学院医学研究科 肝胆膵病態内科)
矢野 博久(済生会二日市病院 検査部)
WS2-1病理所見から考察したMASLD患者における肝発癌サーベイランス
演者
近藤 礼一郎(久留米大学 医学部 病理学講座)
WS2-2Shear wave elastographyによるMASLD肝発癌高リスク群の絞り込み
演者
西村 貴士(兵庫医科大学 消化器内科/兵庫医科大学病院 超音波センター)
WS2-3糖尿病患者からの肝発癌
演者
中塚 拓馬(東京大学医学部附属病院 消化器内科)
WS2-4血小板数・糖尿病を組み合わせたMASLD由来新規肝細胞癌の発生予測
演者
藤井 英樹(大阪市立大学大学院 医学研究科 肝胆膵病態内科学)
WS2-5Lean MASLDの臨床的意義の検討
演者
玉城 信治(武蔵野赤十字病院 消化器内科)
WS2-6SGLT2 阻害剤がMASLDと肝癌細胞におよぼす影響
演者
川口 巧(久留米大学 消化器内科)
WS2-7NAFLD 由来HCC の分子生物学的特徴
演者
藤原 直人(三重大学医学部附属病院)
WS2-8脂肪性肝疾患関連肝癌の特徴と遺伝的背景
演者
小木曽 智美(東京女子医科大学 消化器内科)
WS2-9代謝異常(MAFLD因子)の合併がNBNC-HCCの術後再発に与える影響
演者
上平 祐輔(広島大学病院 消化器内科)
WS2-10代謝関連脂肪性肝疾患の新分類から見た肝細胞癌根治術後の再発リスクの評価
演者
内藤 宏(虎の門病院 肝臓センター)
司会の言葉
2023年6月にAASLD等の主要学会はMetabolic-dysfunction associated steatotic liver disease(MASLD)の概念を提唱した。我が国では肝炎ウイルスに代わり、非ウイルス性 (特にMASLDやアルコール関連肝疾患)の肝硬変や肝癌が年々増加している。また、今回の命名法では中等量飲酒に伴う脂肪肝がMetALDと命名された点も注目すべき点である。飲酒量の増加が肝発癌に影響するのは周知の事実であるが、MetALDと肝癌の関連など、未だに不明な点が多い。本ワークショップではMASLDを中心とする脂肪肝の疫学、発癌機序を含めた病態、診断のためのスクリーニング、囲い込み法、発癌リスクの評価、バイオマーカーの探索など基礎・臨床にわたって幅広く議論したい。

ワークショップ3

肝癌診療・研究における人材育成 ~課題と取組み~

7月13日(土) 10:20-12:00第2会場 中ホール

司会
黒崎 雅之(武蔵野赤十字病院)
加藤 直也(千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学)
WS3-1肝癌診療の理想と現実 -外科医の立場から-
演者
進藤 潤一(虎の門病院消化器外科)
WS3-2世界最高の肝癌診療チームを目指して ~人材育成の課題と取り組み~
演者
土谷 薫(武蔵野赤十字病院 消化器内科)
WS3-3肝癌診療(病理)における人材育成
演者
小無田 美菜(国際医療福祉大学医学部 病理・病理診断科)
WS3-4肝癌診療・研究における人材育成 放射線科の立場から
演者
影山 健(大阪公立大学)
WS3-5肝癌基礎研究における人材育成の課題と取り組み
演者
小玉 尚宏(大阪大学大学院医学系研究科 消化器内科学)
WS3-6肝癌診療と臨床研究の融合による次世代人材育成;疾患理解の深化とチームでの研究推進を目指して
演者
小笠原 定久(千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学)
司会の言葉
肝細胞癌に対する放射線治療は、他の局所治療(ラジオ波穿刺療法、肝動脈化学塞栓療法)と比較して局所再発が少ないとする結果が複数の文献で報告されており、脈管近傍や浸潤性腫瘍でも治療が容易であり、非観血的でQOLを保ちやすいなどの他の局所治療にない利点を有する。一方で、その特徴、適応などについては肝がんを専門とする医師の間でも広く理解されているとは言い難い。放射線治療は、腫瘍抗原の放出などにより免疫応答を活性化する一方でPD-LI等の遺伝子発現も誘導することが明らかとなっており、免疫チェックポイント阻害剤との併用効果の検証が進んでいる。本ワークショップではこれらの知見を様々な診療科で共有し、普及に向けた議論を深めたい。

ワークショップ4

肝癌に対する放射線治療の発展と今後の展望

7月13日(土) 10:00-11:30第3会場 小ホール

司会
武田 篤也(大船中央病院放射線治療センター)
渋谷 圭(群馬大学医学部附属病院)
WS4-1肝細胞癌治療における免疫チェックポイント阻害剤と粒子線治療
演者
小笠原 定久(千葉大学大学院医学研究院 消化器内科学)
WS4-2初発肝細胞癌に対する重粒子線治療と肝切除術の治療成績の比較
演者
畑中 健(群馬県済生会前橋病院 消化器内科/RELPEC)
WS4-3肝癌に対する粒子線治療
演者
水本 斉志(筑波大学附属病院 放射線腫瘍科)
WS4-4肝細胞癌に対するSBRT と免疫チェックポイント阻害薬の併用について
演者
木村 智樹(高知大学医学部放射線腫瘍学講座)
WS4-5初発孤立性肝細胞癌に対するSBRTの治療成績
演者
土井 歓子(県立広島病院放射線治療科)
WS4-6肝細胞癌に対するSBRTと局所療法(RFA、TACE)とのmeta-analysis
演者
小宮山 哲史(横浜市立大学附属市民総合医療センター)
司会の言葉
背景肝疾患の変化により、原発性肝がんの画像所見、病理所見も多様化しつつある。進行肝細胞癌に対する薬物療法の選択肢が広がる一方で、局所制御を目指す肝切除、焼灼療法、肝動脈塞栓療法によるconversion therapyや、放射線療法、肝動注化学療法を駆使した集学的治療の重要性も認識されつつある。肝細胞癌の腫瘍学的切除可能性分類が示されupfrontな治療選択の議論が深化しつつある。様々な視点からの臨床研究や、Rationaleとなる基礎研究の推進のためにも、内科、外科、放射線科、病理のすべての領域において人材を育成する必要性が高まっている。人材育成の課題と取組みについて議論したい。

ワークショップ5

ロボット支援下肝切除の最前線

7月13日(土) 14:40-16:20第2会場 中ホール

司会
若林 剛(上尾中央総合病院)
石沢 武彰(大阪公立大学 肝胆膵外科)
WS5-1生食滴下併用clamp-crush法によるロボット支援下肝切除術
演者
濱口 雄平(大阪赤十字病院 消化器外科)
WS5-2当院におけるロボット支援下系統的肝切除の導入と現状
演者
高台 真太郎(大阪市立総合医療センター 肝胆膵外科)
WS5-3ロボット支援下肝切除の利点と課題
演者
後藤田 直人(国立がん研究センター東病院 肝胆膵外科)
WS5-4当科におけるロボット支援下肝実質温存解剖的肝切除の現状
演者
若林 大雅(上尾中央総合病院外科)
WS5-5ロボット手術は低侵襲高難度肝切除のスタンダードアプローチになりうる
演者
加藤 悠太郎(藤田医科大学 ばんたね病院 外科)
WS5-6高難度肝切除へのロボット手術の適応拡大
演者
森本 守(名古屋市立大学)
司会の言葉
近年普及が進みつつあるロボット支援肝切除の長所をさらに活用するための工夫、限界を克服するチャレンジについて、手術室の最前線から明解かつ有益な提案が示されることを期待します。硬変肝や多発・大型腫瘍への対応、術中蛍光イメージング、頭側/背側領域の切除、肝門個別処理、移植手術への応用、double-surgeon techniqueなどのテーマについて、方法論と手術成績をご提示ください。腹腔鏡肝切除で世界を先導するわが国が、ロボット支援肝切除でも同様に世界をリードできるのか?国際的な視点も加味して各技術の有効性を討議し、さらなる成績向上のために日本の肝臓外科医が果たし得る役割を考察しましょう。

ワークショップ6

肝癌診療におけるAI/IT活用

7月13日(土) 14:40-16:15第4会場 4F407

司会
吉満 研吾(福岡大学医学部放射線医学教室)
阪本 良弘(杏林大学医学部付属病院肝胆膵外科)
WS6-1超音波ロボットシステムを用いた、深層学習を用いた肋骨陰影の認識と肋間操作の手法の開発
演者
松本 直樹(日本大学 医学部 内科学系消化器肝臓内科分野)
WS6-2各種肝腫瘍に対する定量的診断としてのMRIを用いたperfusion study―第2報―
演者
斎藤 聡(虎の門病院 肝臓センター)
WS6-3肝MRIにおけるAI応用の現状と展望
演者
祖父江 慶太郎(神戸大学医学部附属病院 放射線診断・IVR科)
WS6-4AIによる仮想肝切除の精度と効率の評価: 手術シミュレーションの新時代
演者
高本 健史(国立がん研究センター中央病院/東京大学医学部肝胆膵・人工臓器移植外科)
WS6-5ICG 蛍光法と AI を用いたリアルタイムナビゲーションの取りくみ
演者
冨岡 幸大(昭和大学医学部 外科学講座 消化器・一般外科部門)
WS6-6全国原発性肝癌追跡調査に基づく腫瘍個数3個以下・腫瘍径3cm超の原発性肝癌に対する診療支援AIアルゴリズム
演者
山田 康秀(国立国際医療研究センター)
司会の言葉
近年のAI (Artificial Intelligence, 人工知能)やIT (Information Technology, 情報技術)の発達には目を見張るものがあり、内視鏡下での腫瘍診断やレントゲン写真の読影、術中の組織の識別などすでに日常診療に応用されている。肝癌の診療においてもAIによる診断支援、術前画像作成や術中の組織の識別、治療後の予後予測が始められている。本WSでは肝癌診療に使われ始めたAI/IT技術の適用や可能性について議論いただきたい。

ランチョンセミナー1

免疫療法が切り開く進行肝細胞癌治療の新時代:現状と将来の展望

7月12日(金) 12:10~13:00第1会場 大ホール

司会
建石 良介(東京大学大学院 医学系研究科 消化器内科学)
LS1-1
演者
小笠原 定久(千葉大学大学院 医学系研究院 消化器内科学)

共催:アストラゼネカ株式会社

ランチョンセミナー2

MRIを用いた肝細胞癌早期発見のための努力 
〜現在のサーベイランスの問題点と対応〜

7月12日(金) 12:10~13:00第2会場 中ホール

司会
村上 卓道(神戸大学大学院医学研究科 内科系講座 放射線医学分野)
LS2-1
演者
豊田 秀徳(大垣市民病院 消化器内科)

共催:バイエル薬品株式会社

ランチョンセミナー3

複合免疫治療時代におけるカボザンチニブの役割

7月12日(金) 12:10~13:00第3会場 小ホール

司会
森口 理久(京都府立医科大学大学院医学研究科 消化器内科学教室)
LS3-1
演者
多田 俊史(神戸大学大学院医学研究科 内科学講座 消化器内科学分野)

共催:武田薬品工業株式会社

ランチョンセミナー4

肝細胞癌における集学的治療

7月12日(金) 12:10~13:00第4会場 4F407

司会
坂本 直哉(北海道大学大学院医学研究院 消化器内科学教室)
LS4-1肝細胞癌の集学的治療におけるレンバチニブと肝動注化学療法の位置づけ
演者
山下 竜也(公立松任石川中央病院)
LS4-2肝細胞癌におけるこれからの集学的治療戦略のキモは?
-あらゆるStage でLEN-TACE 療法を使いこなす-
演者
杉本 理恵(九州がんセンター 消化器・肝胆膵内科)

共催:エーザイ株式会社/MSD株式会社

ランチョンセミナー5

肝癌アブレーションのこれから ~MWAを安全かつ効果的に利用する~

7月12日(金) 12:10~13:00第5会場 4F408

司会
石川 達(済生会新潟病院 消化器内科)
LS5-1
演者
砂子阪 肇(厚生連高岡病院 消化器内科)
LS5-2
演者
西島 規浩(明和病院 内科)

共催:シーマン株式会社

ランチョンセミナー6

ラディアルアプローチTACE(R2V)の疑問・不安からの解放!~最新のエビデンスとテクニックの解説~

7月12日(金) 12:10~13:00第6会場 4F409

司会
小川 力(高松赤十字病院)
LS6-1ラディアルアプローチTACEの安全性・有用性
演者
佐々木 恭(川崎医科大学附属病院)
LS6-2Three Areas Criteria For R2V(Radial to Visceral) 
演者
川村 祐介(虎の門病院 肝臓センター)

共催:テルモ株式会社

ランチョンセミナー7

7月13日(土) 12:20~13:10第1会場 大ホール

司会
泉 並木(武蔵野赤十字病院 消化器内科)
LS7-1切除不能肝細胞癌に対する免疫複合療法時代におけるリアルワールドデータ
演者
平岡 淳(愛媛県立中央病院 消化器内科)
LS7-2Cancer Freeを目指した肝細胞癌の集学的治療戦略
演者
上嶋 一臣(近畿大学医学部 消化器内科)

共催:中外製薬株式会社

ランチョンセミナー8

肝癌ラジオ波アブレーションのUp to date

7月13日(土) 12:20~13:10第2会場 中ホール

司会
椎名 秀一朗(順天堂大学医学部附属順天堂医院 消化器内科)
LS8-1肝癌診療におけるアブレーションの位置づけ
演者
建石 良介(東京大学医学部附属病院 消化器内科)
LS8-2一般病院でできる経皮的ラジオ波焼灼術
演者
濱村 啓介(静岡市立静岡病院 消化器内科)

共催:日本ライフライン株式会社

ランチョンセミナー9

肝内胆管癌の治療戦略最前線

7月13日(土) 12:20~13:10第3会場 小ホール

司会
池田 公史(国立がん研究センター東病院 肝胆膵内科)
LS9-1肝内胆管癌に対するIO時代の薬物療法 ―最新の診療ガイドラインにおける位置づけ―
演者
池澤 賢治(大阪国際がんセンター 肝胆膵内科)
LS9-2肝内胆管癌に対する粒子線治療(陽子線・重粒子線)の適応と展望
演者
寺嶋 千貴(兵庫県立粒子線医療センター 放射線科)

共催:アストラゼネカ株式会社(胆道癌領域)

ランチョンセミナー10

OS延長を目指した肝内胆管癌の新しい治療戦略

7月13日(土) 12:20~13:10第4会場 4F407

司会
波多野 悦朗(京都大学医学研究科 肝胆膵・移植外科学)
LS10-1
演者
上野 誠(神奈川県立がんセンター 消化器内科(肝胆膵))

共催:インサイト・バイオサイエンシズ・ジャパン合同会社

ティータイムセミナー1

DC Bead™ M1 ― 初期使用経験とHCC集学的治療戦略における期待―

7月12日(金) 16:30~17:30第3会場 小ホール

司会
田中 利洋(奈良県立医科大学附属病院 放射線・核医学科)
TS1-1HCC 集学的治療戦略における放射線科との連携
演者
上嶋 一臣(近畿大学)
TS1-2DC Bead™ M1が加わったDEB-TACEへの期待
演者
石川 達(済生会新潟病院 消化器内科)
TS1-3DC Bead™ M1 DEB-TACEの実際
演者
川村 祐介(虎の門病院)

共催:ボストン・サイエンティフィックジャパン株式会社

ティータイムセミナー2

「医療デジタルツイン」における医療機器・医療材料トレーサビリティの役割と今後の展開

7月12日(金) 16:30~17:30第4会場 4F407

司会
大橋 太(シップヘルスケアホールディングス株式会社 代表取締役社長)
TS2-1医療機器・材料のトレーサビリティデータ収集・分析システムの構築を通じた医療機器開発・改良支援、医療資源最適化、病院経営最適化支援
演者
田尻 裕(国立国際医療研究センター医療情報基盤センター)
TS2-2XR技術の医療現場への活用の取り組みと未来に向けたトレーサビリティへの挑戦
演者
西 亮太(国立国際医療研究センター医療情報基盤センター)

共催:シップヘルスケアホールディングス株式会社

ティータイムセミナー3

最新CT技術と肝画像診断:新しい可能性の探求

7月12日(金) 16:30~17:30第5会場 4F408

司会
木戸 正浩(神戸大学大学院医学研究科 外科学講座 肝胆膵外科学分野)
TS3-1
演者
堀 雅敏(大阪大学大学院医学系研究科 人工知能画像診断学共同研究講座)

共催:キヤノンメディカルシステムズ株式会社

ティータイムセミナー4

Ultrasound, the Next Level 肝疾患マネジメントで問われるエコーの真価

7月13日(土) 13:30~14:30第4会場 4F407

司会
飯島 尋子(兵庫医科大学消化器内科学(肝胆膵内科))
TS4-1肝癌診療に役立つ超音波画像診断装置の進化
演者
黒田 英克(岩手医科大学医学部内科学講座 消化器内科肝臓分野)
TS4-2肝癌診療に役立つ造影エコーの新展開
演者
斎藤 聡(虎の門病院 肝臓センター)

共催:GEヘルスケアジャパン株式会社/GEヘルスケアファーマ株式会社