第22回日本PTEG研究会学術集会
当番世話人　松本　敏文
（国立病院機構別府医療センター統括診療部長・手術部長）

　時下、皆様におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。平素より格別のご厚情を賜り心より御礼申し上げます。
　このたび第22回日本PTEG研究会を2024年9月16日（月）に別府市の別府国際コンベンションセンター「ビーコンプラザ」において開催させていたくことになりました。本学会は九州では過去3回福岡県で開催されましたが、今回で22回を迎えます本学会を大分県別府市で担当させていただきますことを大変光栄に存じます。
　大分県は全国でもPTEGが多く施行されております。長年啓発されてきた先生方のご尽力とともに、その有用性をご理解いただいている医療従事者の賜物と拝察します。しかしながら、PTEG実施の偏在化は大分県内においても存在しており、さらに全国に目を移しますとその傾向は明らかであります。そこで本学会のテーマを「一燈照隅、萬燈照国」といたしました。PEGに代わる方法として開発されたPTEGは、減圧療法のみならず栄養療法として重要な役割を果たす“身につけておきたい”方法です。「PTEGを必要とするひとりの患者へ本法を施し、次の患者にもその良さを理解していただき活用してもらうことを啓発する」との思いで掲げました。前日にはPEG・在宅医療学会を同会場で開催されますので経腸栄養療法のプロフェッショナルが本学会にもご参加いただけます。初心者の方には本学会がPTEGの手技やその管理を学ぶ良い機会になることを期待しております。また、「おんせん県おおいた」で温泉のように熱く温かく議論を繰り広げていただけるように鋭意準備してまいります。
初秋の九州・別府で皆様のご参加をお待ちしております。