日本ペインクリニック学会 第2回関西支部学術集会

会長挨拶

日本ペインクリニック学会 第2回関西支部学術集会

一般社団法人日本ペインクリニック学会第2回関西支部学術集会
会長 森 隆
大阪市立大学大学院医学研究科 麻酔科学講座 教授

令和3年4月吉日

新型コロナウイルス感染症に依然として気の抜けない状況が続いております。ご尽力いただいている医療関係者の皆様方に敬意を表します。

この度、2021年11月27日(土曜日)、一般社団法人日本ペインクリニック学会 第2回関西支部学術集会を開催させていただきます。このような機会を与えていただきました皆様方に心より御礼申し上げます。新型コロナウイルス感染状況を鑑み、慎重に検討いたしました結果、web上での開催とさせていただくことにしました。

今回、本学術集会のテーマを「節目に考える、ペインクリニックの和と新展開」としました。折しも世界が新型コロナパンデミックという困難に直面し、和の持つ意味の大切さと新しい生活様式を考える機会となっております。ペインクリニックでも科学的エビデンスとの調和を基軸に、痛みを和らげ、心身の調和をとり、心を和ませる、まさに和は痛みの治療そして日本の医療の原点とも言えます。今、ペインクリニックが担う領域は従来の難治性疼痛治療を中心に、より良い術後急性痛管理にまで広がりを見せています。この時代の転換点にたち、ペインクリニックにおける和の大切さ、そして新たな展開を皆様と一緒に考えることが、痛み治療の発展のために重要と考えております。

今回の学会では、慢性疼痛、がん性疼痛、術後痛の診療・研究に関する各種講演、シンポジウム、ワークショップならびに一般演題の発表などをライブ配信およびオンデマンド配信にて実施すべく、準備を進めて参ります。ペインクリニックに関連する機器・医薬品の情報については、Webコンテンツにてご案内させて頂きます。

皆様にとって有意義で充実した学会にしたいと思っておりますので、ご指導賜りますよう宜しくお願い申し上げます。