ご挨拶
広島大学大学院 統合生命科学研究科
教授 島田 昌之
この度,第27回日本生殖内分泌学会学術集会を2022年12月17日(土),18日(日)の2日間,広島コンベンションホールで開催させていただきます.
本学会は,生殖内分泌領域に関連した基礎系・臨床系のさまざまな研究者が一同に集い,その最新知見を発表・議論することを通じて,当該分野の発展に寄与する大変有意義な学会です.本学術集会では,基礎研究から臨床へのトランステーションを目指して,モデル動物を用いた最新の生殖内分泌学研究に関して,東京大学医科学研究所幹細胞治療研究センター 特任准教授の小林俊寛先生に「種を越えた配偶子産生システムのin vitro再構築(仮題)」と岡山大学臨海実験所 准教授の坂本浩隆先生に「オキシトシンによる雄性交尾行動の新たな制御機構(仮題)」という2つの特別講演を企画しています.さらに,臨床への架け橋として,広島生殖医療研究会との共催セミナーを開催し,基礎研究者と医師だけでなく,胚培養士などのコメディカルにも参加していただけるような学術集会となるように準備を進めています.また,これまでの学術集会であまり取り上げられてこなかったLOH症候群(加齢男性性腺機能低下症候群)に関して,順天堂大学医学部泌尿器科学講座 教授の堀江重郎先生にご講演いただきます.一般演題は例年のようにすべて口演として会場を準備しておりますので,多数の演題のご応募をお待ちしております.
会場は,広島駅すぐ傍の広島コンベンションホールとさせていただきました.先のことは見通せませんが,2022年の12月にはコロナ禍も収束に向かっていると期待し,対面のみの開催を予定していますが,状況によってはハイブリット開催も視野に入れております.多くの皆様のご参加を心よりお待ちしております.