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第60回日本小児循環器学会総会・学術集会

会長挨拶

会長 須田 憲治

第60回日本小児循環器学会総会・学術集会
会長 須田 憲治
(久留米大学医学部小児科学講座 教授)

本年、第60日本小児循環器学会総会・学術集会(福岡国際会議場、福岡県福岡市) を開催させていただく機会を頂きましたことは大変な栄誉であり、会員の皆様に心より感謝申し上げます。

< 第60回学術集会メインテーマ >

「Innovation and Change for Sustainable Pediatric Cardiology~誰1人取り残さない小児循環器学」としております。我々は、胎児期から患者を診断・診療し、小児期を超えて成人先天性心疾患患者として継続して診療を行なっています。「Lifelong Pediatric Cardiology」とも称されますが、1人1人の患者を、幼い頃からその将来を見据えて、継続して診療することが求められています。一方、我々自身のsustainabilityも問題になっています。果たしてDXや AIあるいは遠隔医療といったものが、我々を含めてsustainabilityを改善するのか、本学会でヒントが得られることを期待しています。

< 学術集会プログラム >

海外からの招待講演として、Boston Children’s HospitalのWayne Tworetzky先生に「胎児心疾患治療の最前線」についてお話し頂き、Mayo ClinicのJennifer Fang先生に「先天性心疾患を有す新生児の遠隔医療」についてお話し頂きます。また、 特別講演として、サイエンスZeroで有名な竹内 薫氏には「AIと共存する未来」について、東北大学の大隅典子先生には「オープンサイエンス時代の医学雑誌と情報発信」についてお話し頂きます。是非、ご聴講頂きたいと思います。

主題セッションでは学会長期企画12セッション、学会単発企画7セッションが企画され、会長要望としては6セッションを企画 させていただきました。委員会企画につきましては11セッション、例年通り3つの海外学会とのジョイントセッションに加え、4つの国内学会とのジョイントセッションも予定しています。

40を超えるシンポジウムやワークショップを開催するため、聴講したい講演が重なってしまう先生もおられることと思います。2日半という短い会期であるため、不可避であることを御理解頂きたいとともに、全会場で録画をしておりますので、是非オンデマンド配信をご利用ください。

また、二日目と三日目には私と山岸敬幸理事長が、Meeting Presidentsを務め させていただきます、JCK Asian Pacific Heart Forum 2024 (JCK-AP HF 2024)を同時開催する予定です。韓国、中国の先生方だけで無く、広くアジア、環太平洋の13カ国の先生方にもご参加頂く予定です。参加証は学術集会と共通ですので、是非、英語の練習も兼ねてdiscussionにご参加頂きたいと存じます。

< 学術集会期間のお祭り >

学会期間を含む形で、7月1日~15日九州最大の祭りである博多祇園山笠が行なわれ、毎日神事が予定されています 博多祇園山笠の情報なら山笠ナビ2024!|日程や見物ポイント、最新ニュースなど (hakata-yamakasa.net)
お時間のある参加者には是非ご覧頂き、場合によっては延泊して、祭りにご参加頂ければ、素晴らしい思い出になることと存じます。

< 最後に >

最後に、第60回日本小児循環器学会総会・学術集会/ JCK Asian Pacific Heart Forum 2024の公式インスタグラムとXを開設しております。
随時、学会情報・福岡に関する最新情報を発信しております。是非皆様ご覧いただき、フォローの程、宜しくお願いいたします。