第39回日本産婦人科感染症学会 第39回日本産婦人科感染症学会

ご挨拶

第39回日本産婦人科感染症学会学術講演会
会長 三浦清徳

日本産婦人科感染症学会
会員各位

日本産婦人科感染症学会の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。

このたび第39回日本産婦人科感染症学会を令和5年5月20日(土)、21日(日)の2日間、長崎市の出島メッセ長崎で開催させていただくことになりました。長崎大学産婦人科学教室にとりまして、大変光栄なことと存じます。

この3年間、新型コロナウイルス感染症により、学術活動においても現地に集まって議論することは難しく、研究者間の交流は主にオンラインを通じて行われていたかと思います。一方、私たちは新型コロナウイルスに対する検査体制、ワクチン、治療薬など様々な感染対策を生み出し、いよいよ新型コロナウイルス感染症は令和5年5月8日から5類感染症へ移行することになりました。産婦人科領域でも、新型コロナウイルス感染症の5類移行後の医療体制について、これからどうするのか、様々な議論がなされております。そこで、今回の学術講演会のテーマは「産婦人科感染症の最前線〜これからどうする?〜」とし、産婦人科感染症における様々な話題を取り上げ、それぞれの話題について、これからどうするのか、現地に集まり議論したいと考えています。
基調講演の講師として、感染症学の第一人者で長崎大学学長の河野 茂先生をお迎えし、「感染症への挑戦〜長崎大学の取り組み、これまでとこれから」と題してご講演いただきます。また、特別講演では、日本HTLV-1学会理事長で東京大学名誉教授の渡邊俊樹先生にHTLV-1総合対策の現状と課題についてご講演いただきます。ワークショップは、いま産婦人科領域で議論すべき感染症の話題として、「HTLV-1」、「妊娠とワクチン」、「COVID-19の分娩管理」ならびに「抗菌薬と薬剤耐性」を取り上げました。会員の皆様には、産婦人科感染症における課題と今後の対応について、情報共有の機会にしていただきたいと考えております。また、日進月歩の産婦人科感染症における様々な最新知見を学ぶ機会として、各領域のトップランナーによる4つの教育講演を企画しております。

開催形式は、現地開催のみで準備しております。これまで対面での発表の機会が限られていた会員の皆様には、活発な議論の場を提供したいと考えております。春の長崎で、学問はもちろん観光なども楽しんでいただけると幸甚です。多くの皆様のご参加をお待ち申し上げます。

令和5年5月吉日
第39回日本産婦人科感染症学会学術講演会
会長 三浦清徳

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