大会長挨拶

　第91回日本呼吸器学会・日本結核 非結核性抗酸菌症学会・日本サルコイドーシス/肉芽腫性疾患学会 九州支部 秋季学術講演会の大会長を拝命致しました。2023年10月27日（金）、28日（土）の2日間、宮崎市民プラザで開催させていただきます。第60回（2008年）中里雅光先生、第82回（2019年）伊井敏彦先生以来の宮崎での開催となります。

　コロナ禍の3年間、本学会も完全webあるいはハイブリッド開催を余儀なくされてきましたが、今回は現地開催を決断しました。コロナ以前に戻ろうとするのではなく、次々と変化する新たな局面に適応し、我々も進化していくしかありません。会期中の2日間でできる限り呼吸器全般を網羅して、いずれの専門領域においても知識のアップデートを図っていただけるようなプログラム構成を目指しました。医学部生や若手医師にとっては、発表や聴講を通じて、呼吸器領域の魅力を少しでも感じ取っていただければ幸いです。

　第64回日本呼吸器学会学術講演会（2024年4月5日〜7日、横浜）において、医学生・初期研修医による「ことはじめ甲子園」が予定されております。今回、その九州地区予選を行い、高い評価を受けた医学生・初期研修医2名ずつを選出し表彰いたします。受賞者は、上述の学術講演会（横浜）に招待され（交通費・宿泊費を学会が負担）、同演題をご発表頂く予定となっております。その他、従来の「学術奨励賞」や、卒後3年目までの医師、医学部生、メディカルスタッフを対象とした「育成賞」も継続いたします。奮ってご参加ください。

　本学術講演会のポスターは、秋の彩りのなかに肺がモチーフとして描かれており、右肺には日南海岸、左肺には高千穂峡の写真を使わせていただきました。宮崎は自然豊かで温暖な気候に恵まれています。学会は土曜日までですので、ご都合がつけば観光にもお出かけいただき、また、肉や野菜の素材を活かした美食も数多くございますのでご堪能いただければと思います。末筆となりましたが、ご多忙の中、ご講演、座長をお引き受けいただきました先生方、ご支援をいただきました企業の皆様、学会事務局および関連の皆様、そしてご参加いただきます皆様に心より感謝申し上げます。皆様のご参加をお待ちしております。