第57回制癌剤適応研究会
当番世話人　猪股雅史
（大分大学医学部 消化器
・小児外科学講座 教授）

　この度、第57回制癌剤適応研究会を別府市にて開催することとなりました。伝統ある本研究会の世話人を担当させていただき、大変光栄に感じています。このような機会を頂いた、小寺 泰弘会長、中尾 昭公名誉会長をはじめ、役員の先生方、会員の皆様に心より感謝申し上げます。

　本会のテーマは「制癌剤研究の源泉につかる」です。近年の制癌剤治療の進歩は目覚ましく、各種固形癌に対するコンバージョン手術や免疫チェックポイント阻害剤の登場、また直腸癌に対するTotal Neoadjuvant Treatment：TNTやWatch and Waitなど、制癌剤を用いた新しい治療法が普及しており、新たなバイオマーカーを用いた効果的な治療戦略が求められる時代になりました。本会では、新しい制癌剤や制癌剤を用いた治療法について、日本一の源泉数を誇る別府市で白熱した議論を行って頂き、制癌剤研究の源泉につかって頂きたいと思います。

　大分県別府市は温泉だけでなく、関サバ、豊後牛、とり天、麦焼酎など新鮮な食材の宝庫です。また、2月は大分県産のフグが最も美味しい季節です。皆様方のご来県を心よりお待ちしています。