第121回日本消化器病学会九州支部例会・第115回日本消化器内視鏡学会九州支部例会

会長挨拶

第121回日本消化器病学会九州支部例会 会長挨拶

会長 古賀浩徳

(久留米大学医学部内科学講座消化器内科部門)

このたび、第121回日本消化器病学会九州支部例会の会長を拝命致しました久留米大学の古賀浩徳です。2023年5月12日〜13日の2日間、アクロス福岡にて支部例会を開催致します。伝統ある九州支部例会の学術集会運営を担当させていただき、身に余る光栄に存じます。このような機会を与えていただいたすべての支部役員・会員の先生方に厚く御礼申し上げます。

第115回日本消化器内視鏡学会九州支部例会(会長:河野弘志 先生)との共同開催に際し、テーマを『議論で創る未来』にしました。「コロナウイルス感染症2019」も感染症法上の位置付けが5月8日に5類に緩和されるなど、長引くコロナ禍にも先が見え始め、すでに多くの消化器関連学会もin person のスタイルで開催されていますが、その活況ぶりは喜ばしい限りです。私たちが育てていくべき消化器病学の“ 未来” には、やはりこうした活発な“ 議論” こそが重要なのだという気持ちを、河野会長とともにあらためて強く抱いた次第です。Online の利便性も十分に理解しておりますが、基本的には現場で熱く議論していただきたいと願っています。特に若い先生方には、質疑応答に際して挙手をし、立ち上がるときのドキドキ感を数多く体験していただきたいと思います。また、学会場のロビーで、顔を合わせ言葉を交わすことも重要です。そのような場で不意に共同研究の話がまとまったり、臨床スキルのコツを得たり、研修候補施設の生情報を得たりと、チャンスは思いがけず転がっているものです。鋭い嗅覚でチャンスを拾いつつ、本学会をキャリア形成のステップの一つにしていただければと思います。

特別講演には、東京医科歯科大学の若手教授・佐藤荘 先生にお願い致しました。疾患特異的マクロファージや腫瘍免疫についてご講演を賜ろうと考えています。昨今、臓器横断的な遺伝子診断や治療が進展していく中で、「免疫」が臓器間の共通語として非常に大きなインパクトを持つようになりました。特に腫瘍免疫におけるマクロファージには、T 細胞に負けず劣らずの魅力があるように思います。免疫チェックポイント阻害剤を使う機会が増えているがゆえに、解決できないclinical questions も多くあろうかと思いますが、それらに対して絶妙なヒントを与えて下さるようなご講演を期待しています。

ポスターの「GET BACK」の赤文字でお気づきの方も多くいらっしゃると想像しますが、会長はThe Beatles のファンです。感染症には新たな基準で対応できるように対策を講ずる一方で、彼らの楽曲を柔らかく会場に流しながら、先生方をおもてなしできればと思っています。一人でも多くの先生が、「ああ、愉しめたな。勉強になったな。」と思えるような学会にしたいと思っておりますので、ぜひアクロス福岡に足をお運び下さい。スタッフ一同、心よりお待ちしております。

第115回日本消化器内視鏡学会九州支部例会 会長挨拶

会長 河野弘志

(聖マリア病院消化器内科)

このたび、第115回日本消化器内視鏡学会九州支部例会の会長を拝命しました聖マリア病院消化器内科の河野弘志でございます。2023年5月12日から13日までの2日間、アクロス福岡で開催させていただきます。歴史と伝統のある本会を担当させていただきますことを大変光栄に存じております。このような機会を与えていただきました八尾建史支部長および関係各位に深謝いたします。会が成功するように準備を行っておりますので、どうぞご支援を下さいますようお願い申し上げます。

本会のテーマは「議論で創る未来」サブタイトルとして「NOMORE COVID GET BACK TO GASTRO MEETING」といたしました。新型コロナウイルス感染症も流行が治まりつつあり、今回の学会が開催される直前の5月8日からは感染症法上の位置付け変更により、感染対策も緩和されることとなりました。会員の皆様には安心して出席して頂けるよう、感染対策を講じて会を開催する所存です。

本会は新型コロナ感染症禍での様々な学会においてweb 開催のもとでは十分に行う事ができなかった討論がなされるように現地開催を行います。学会員の皆様方にはできるだけ会場に足を運んでいただき、様々な意見を述べ、熱く討論を交わし、皆様で「消化器病学および消化器内視鏡学の未来」を創って頂きたい所存です。

本会の内容ですが、特別講演として大腸癌研究会の会長でいらっしゃる新潟大学医学部臨床病理分野の味岡洋一教授にご講演を賜る予定です。またそのほかにもシンポジウムやワークショップ、セミナーなどを通じて会員の皆様方の診療に役立つ内容を提供できるよう予定しています。

また消化器病学会と消化器内視鏡学会との合同では初となる女性医師の会のセッションを開催致します。働き方改革や教育の問題など、今後解決していかなくてはならない問題点やその対策などについて討論を行う予定です。

合同開催となります消化器病学会支部例会長でいらっしゃる久留米大学の古賀浩徳教授とともに会の準備を進めておりますので、会員の皆様方には是非会場まで足をお運び下さいますようお願い申し上げます。

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