ご挨拶
順天堂大学大学院医学研究科科長 医学部長
順天堂大学大学院医学研究科循環器内科学 教授
第3回国際スポートロジー学会学術集会 会長
代田 浩之
『スポートロジー (Sportology)』という概念は、スポーツと医学そして健康の関わりを科学的にアプローチすべく、新たに定義したものです。国際スポートロジー学会は、“スポーツと健康”に関わるテーマを『スポートロジー』というキーワードのもとに各専門科学分野の『深化と統合』を可能にする場を創造・提供し、より効率的に学術成果を社会に還元することを目指して設立しました。スポーツ科学と医学に加えて、社会科学・脳科学を含む種々の最新科学を有機的に結合し、疾病の発症予防や治療など、新規の academic background を形成することを目指しております。
国際スポートロジー学会設立総会及び第1回設立記念学術会議は、2011年3月5日に第28回日本医学会総会サテライトイベントとして開催し、国際スポートロジー学会第2回学術集会は2015年9月12日に東京で開催されました。両会ともに世界で活躍している研究者による基調講演や一般講演などを企画し盛況に終了することができました。その成果は論文化され、会員約700名および世界各国の大学、図書館に送付されています。さらにこの数年、「世界中の人々が真に健康に過ごすために何をすべきか」を考える学問体系であるスポートロジーの研究成果が、特に医学の分野で次々と発表されております。
この度、2017年10月14日(土)に3rd Congress, International Academy of Sportology:第3回国際スポートロジー学会学術集会を開催する運びとなりました。今回の学術集会では、2020年に開催される東京オリンピック・パラリンピックを見据えて、特にパラリンピックに注目して様々な視点から議論をしたいと考えております。
多数の皆様にご参加頂き、実りある熱いディスカッションを繰り広げて頂ければと思っております。宜しくお願い申し上げます。