『不眠症の認知行動療法』ワークショップ2018

Workshop

概要

現在、米国において認知行動療法は、不眠症に対する標準治療に位置づけられています。慢性不眠障害(原発性不眠症や精神生理性不眠などの一次性不眠症、ガンや疼痛、うつ病に伴う二次性不眠症を含む)、高齢者の不眠症、睡眠薬長期服用中の不眠症などに対する有効性が指摘されており、最近の研究では、認知行動療法による不眠症状の改善に伴って、(1) うつ病の中核症状、(2) ガン患者の疲労感の軽減をもたらすこと、(3) 認知行動療法が睡眠薬の減量を促進すること等が示されています。このワークショップでは、不眠症に対する認知行動療法の理論と効用について解説するとともに、その中核となる技法を実習します。

ベーシックコース

目的
CBT-Iの基礎理論の理解と基礎技法の習得
対象
CBT-Iに興味を持っている人(定員100名)
日時
2018年7月14日(土) 9:30~16:30
料金
7,000円(但し、学会参加者は4,000円)
教材
不眠症の認知行動療法マニュアル(日本睡眠学会教育委員会標準テキスト)
会場
札幌コンベンションセンター

プログラムおよび講師

司会:田中 秀樹 (広島国際大学 心理学部 心理学科)

9時35分~10時25分 : CBT-I総論とアセスメント

担当:綾部 直子 (国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所
           睡眠・覚醒障害研究部)

10時30分~11時20分 : 睡眠教育・睡眠衛生指導

担当:亀井 雄一 (医療法人超年会 上諏訪病院)

11時25分~12時15分 : 睡眠スケジュール法

担当:岩下 正幸 (東京慈恵会医科大学 精神医学講座)

12時15分~12時30分 : 質疑応答

12時30分~13時20分 : 昼休み

13時20分~14時10分 : 漸進的筋弛緩法

担当:田村 典久 (兵庫教育大学 学校教育研究科)

14時15分~15時05分 : 終結と再発予防、ホームワークがうまくいかない時の対応

担当:鈴木 貴子 (東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター 精神神経科)

15時10分~16時00分 : 症例報告

担当:尾棹 万純 (睡眠総合ケアクリニック代々木)

16時00分~16時30分 : 総合討論

※参加者には、ワークショップ終了後に修了書をお渡しします。参加希望の方は、申込Webサイトよりお申し込み下さい。 定員に達し次第、締め切らせていただきます。

アドバンスコース

目的
難治例に対して,CBT-Iを提供する際のスキルの獲得
対象

1. 日本睡眠学会主催のCBT-Iワークショップ(6時間・ベーシックコース),
国立精神・神経医療研究センター主催のCBT-I研修(ベーシックコース),
精神・神経科学振興財団主催のCBT-Iセミナー,のいずれかを受講済みであること

2. 実臨床において,CBT-Iの実践経験が1例以上あること(定員30名)

日時
2018年7月14日(土) 9:30~16:30
料金
7,000円(但し、学会参加者は4,000円)
会場
札幌コンベンションセンター

プログラムおよび講師

司会:山寺 亘 (東京慈恵会医科大学 葛飾医療センター 精神神経科)

9時30分~10時25分 : エビデンス・ベイスド・プラクティス(EBP)に基づくCBT-Iの実践方法

担当:岡島 義 (東京家政大学 人文学部 心理カウンセリング学科)

10時30分~11時30分 : CBT-Iの職場、地域での活用(セルフヘルプによるCBT-Iの実践)

担当:足達 淑子 (あだち健康行動学研究所 (医)あだち循環器内科クリニック)

11時30分~11時50分 : 質疑応答

11時50分~12時50分 : 昼休み

12時50分~14時20分 : 症例検討1

担当:井端 累衣 (医療法人社団 五稜会病院)

14時30分~16時00分 : 症例検討2

担当:河村 麻果 (北海道医療大学心理科学部/ウェルネス望洋台医院)
※症例検討のコメンテーター:山寺 亘,足達 淑子,岡島 義

16時00分~16時30分 : 総合討論

※参加者には、ワークショップ終了後に修了書をお渡しします。参加希望の方は、申込Webサイトよりお申し込み下さい。 定員に達し次第、締め切らせていただきます(臨床心理士資格保有者は資格更新ポイントが付与される予定です)。

連絡先

日本睡眠学会 CBT-I事務局 jssr_cbt@c-linkage.co.jp

〒102-0075 東京都千代田区三番町2 三番町KSビル
(株)コンベンションリンケージ内
TEL:03-3263-8697 FAX:03-3263-8687

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