ワークショップ2-5「大腸診療におけるAI活用の最前線」

司 会 伊藤 雅昭 (国立研究開発法人 国立がん研究センター東病院 大腸外科)
斎藤 豊 (国立研究開発法人 国立がん研究センター中央病院 内視鏡科)

AI(人口知能)やICT(情報通信技術)といった先進技術が消化器病の分野でも活用されている。消化器病学会ではビッグデータ・AI研究会が組織され第4回まで開催されている。 内視鏡の分野では画像ファイリングシステムにおける日本消化器内視鏡学主導の統一Formatを使用したJEDも普及してきている。大腸腫瘍発見のCADe、質的診断のCADxも各社で開発・市販化まで進んでおり欧州においても認可されている。 胃癌発見のAIについても認可市販された。さらには病理診断AIや、リンパ節転移予測AIの研究も進んでいる。 外科分野においては多領域にわたり手術動画のデータベース化が進み、これらのデジタル情報を利用し、様々な医療機器開発や手術現場を変革させる研究が模索されている。 本ワークショップでは、すでに市販されているAIを用いた臨床成績に加え、AIシステムの診断や内視鏡・外科治療への応用やJEDを活用した臨床研究の可能性、電子カルテにおけるICTの将来など幅広い演題を募集する。