ワークショップ1-1「コロナが大腸肛門診療にもたらした影響―病院に及んだ影響、クリニックに及んだ影響―」

司 会 樽見 研 (札幌駅前樽見おしりとおなかのクリニック)
竹馬 彰 (チクバ外科・胃腸科・肛門科病院)

本邦で最初の新型コロナ感染が確認されてから3年が経過しました。現在もウイルスは変異しながら感染拡大は続いており、世の中の生活スタイルは一変しました。医療現場もコロナ患者に対する診療、感染対策が中心となり、それ以外の診療は不要不急という言葉で後回しにされてきた感があります。
しかし大腸肛門診療の分野において、悪性疾患は放置しておくと生命も脅かし、肛門の良性疾患も悪化すると辛い症状に苦しむことになります。患者自身にとっては不要不急とは言ってはいられないでしょう。
コロナ禍によって大腸肛門診療を行う施設がどれだけ影響を受けたのか、またこれまでの大腸肛門診療を持続するためにコロナ禍をどのように乗り切ってきたかなどをテーマに演題を募集します。
皆さんの施設での対応、工夫などをそれぞれ自由に提示してもらい、今後も持続するかもしれないコロナ禍での大腸肛門診療の参考にしてもらいたいと思います。