パネルディスカッション2-2「再発直腸癌の治療戦略」

司 会 池田 正孝 (兵庫医科大学 消化器外科学講座 下部消化管外科)
藤田 文彦 (久留米大学医学部 外科学講座)

直腸癌骨盤内再発はTME・術前CRTの普及等により減少傾向にある。しかし一度再発すると出血、局所の感染、疼痛などQOLを大きく損なう。根治には切除または重粒子線治療があるが、手術は骨盤内臓全摘術など極めて侵襲の大きなものとなり、重粒子線治療は施設数が限られているなどまだ課題は多い。本パネルディスカッションでは化学療法・放射線療法等もふくめた直腸癌骨盤内再発に対する治療戦略、治療成績を議論していただきたい。