司 会 | : | 平田 敬治 | (産業医科大学 第1外科) |
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山田 岳史 | (日本医科大学 消化器外科) |
大腸癌は世界で癌死の原因として第3位と頻度の多い疾患です。その数の多さから診療ガイドラインにより標準治療が比較的しっかりと定められていますが、治療方針に迷う症例も少なくありません。また診断技術の向上により小腸悪性疾患が見つかることも増えてきました。潰瘍性大腸炎やクローン病も大腸癌と同様増加傾向にあり、難治例にしばしば遭遇します。肛門疾患の中にも、複雑性痔瘻等、治療に難渋する症例もまれではありません。このような様々な症例の中で、大腸肛門病の診療に携わる先生方の心に残る1例、若手と共有したい1例のご報告をお願いし、症例検討を行いたいと思います。