私たちの周囲に静かに息づく感染症。ごはんから家族のペットまで、リスクはすぐそばに潜んでいます。
当サイトでは、これから感染症を学ぶ初学者はもちろんのこと、非医療者の方にも理解を深めていただくために「12の由来と40の感染症」を紹介しています。
日常生活と感染症、この関連性の理解が、今後の皆さんの生活や学習を豊かにしていくことでしょう。
感染症の神秘へ、一緒に探索の旅を始めましょう。
食事として口にする食肉も実は....
食肉は私たちの食事の中心ですが、感染症のリスクを孕んでいることも。牛肉、鳥肉、豚肉は各々無鉤条虫症、サルモネラ、トリキネラ症の感染源になり得ます。適切な調理により殺菌可能ですが、不十分だと感染の危険が。
牛 - COW
牛は複数の感染症のリザーバー(感染源)となることがあります。例えば、牛は腸管出血性大腸菌感染症(大腸菌O157:H7など)や無鉤条虫症の感染源になることがあります。
身近に生息する動物にも注意
ペットや野生動物もまた、感染症のリスクをはらんでいます。犬はラビエス、猫はトキソプラズマ症、ネズミはハンタウイルスの感染源となり得ます。身近な動物との接触も、感染症予防の観点から注意が必要です。
犬 - Dog
犬は私たちの忠実なパートナーであり、生活を豊かにしてくれます。しかし、犬もまた感染症のリスクをはらんでいます。犬はラビエス(狂犬病)の主な感染源であり、咬傷や擦り傷を通じて人間に感染する可能性があります。
食卓を支える食品でも実は....
デイリーな食品も、感染症のリスクを持っています。チーズはリステリア、加工肉はサルモネラの感染源となり得ます。食品の取り扱いや保存方法によって、感染のリスクは大きく変わります。適切な食品管理が求められます。
魚介類 - Sea food
魚介類はビブリオ菌、アニサキス、ノロウイルスなど、食材としての取り扱いにより人間に感染する可能性のある多くの病原体のホストになり得ます。
チーズ - Cheese
チーズはリステリアやサルモネラ、E. coliなどの病原体が存在する可能性があります。これらの病原体は製造過程で汚染されることがあり、適切に処理されないと人間に感染するリスクがあります。
加工肉 - Delicatessen
加工肉はリステリア、サルモネラ、カンピロバクターなどの細菌のホストになりえます。これらの細菌は製造過程で加工肉に汚染され、適切な調理や保存が行われない場合、人間に感染するリスクがあります。
鹿 - Deer
鹿はマダニが寄生していることが多いため、人が鹿に接触することによってマダニに刺咬された場合はダニ媒介性の病原体に感染する可能性があります。代表的な感染症として、日本紅斑熱、重症熱性血小板減少症候群があります。