ご挨拶

第31回日本臨床微生物学会総会・学術集会を、金沢にて開催させていただくこととなりました。金沢での開催は本学会初となります。会期は、日本海側の冬季の開催となるため、時間の余裕をもって2020年1月31日(金)午後から2月2日(日)午前までの3日間といたしました。

2019年開催の日本臨床微生物学会総会・学術集会は30回の節目の総会となり、31回はそれに続く総会となります。また、2019年は平成から次の年号へと引き継がれる年でもあり、31回総会のテーマを「臨床微生物学、新世代へ〜技術革新と医療・社会への貢献」といたしました。

質量分析器や遺伝子検査機器など、近年の微生物検査機器の進歩は目覚ましいものがあり、微生物検査は大きな変革期を迎えています。また、薬剤耐性菌対策の柱として、抗菌薬適正使用の実践がこれまで以上に強く医療者全体に求められていく中で、微生物検査の役割は非常に大きくなっています。より迅速に、より正確に、は臨床検査全体にもとめられている普遍的な目標ですが、これまで以上に迅速かつ正確な臨床微生物検査が要求される時代が来ていることを日々実感しています。その要求に応えることが、医療・社会への貢献へとつながるものと考えております。現在このテーマに沿った企画をプログラム委員会で検討しております。

冬の金沢をイメージして、兼六園の雪吊りをモチーフにポスターを作成いたしました。金沢市内には、他にも茶屋街、金沢城、21世紀美術館などの観光名所が多数あります。郊外には、数多くの有名な温泉地もあります。冬は、魚が一番おいしい季節です。多くの先生方にお集まりいただき、学会場では活発な議論をしていただき、学会終了後は、冬の金沢を満喫していただきたいと思います。

皆さまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

第31回日本臨床微生物学会総会・学術集会

総会長

総会長 飯沼由嗣
(金沢医科大学 臨床感染症学 教授)

副総会長

副総会長 小森敏明
(長浜バイオ大学 フロンティアバイオサイエンス学科 臨床検査学コース 教授)