この度、第58回日本薬剤師会学術大会を２０２５年１０月１２日（日）～１０月１３日（月・祝）の２日間、国立京都国際会館にて開催いたします。

大会テーマは「そうだ、薬剤師にきいてみよう〜プロフェッショナリズムの涵養〜」といたしました。

２０２５年はいわゆる団塊の世代が後期高齢者となります。日薬が示す「薬局」のグランドデザインでも、保険調剤だけではなく、OTC、健康食品、健康相談等にも対応して、セルフメディケーションを促進する機能が求められています。このような２０２５年という節目の年だからこそ、改めて学術大会において「そうだ、薬剤師にきいてみよう！」というメッセージを京都から発信したいと思いました。

患者にとって薬局が単に薬をもらう場所ではなく、個々のニーズに沿った相談に応じる重要な役割を持つ場所であり、地域包括ケアシステムにおいても医療と介護の連携の拠点になれる場所であると認識され、かつ薬剤師自身も再認識することで、より良い医療の実現につながる。薬のことや健康のことは何でもあの薬局の、あの病院の薬剤師さんにきいてみよう。すべての薬剤師が患者さんにそう思ってもらえる、頼ってもらえる存在になる。そのことを、そろそろ本気で目指す時が来ているではないでしょうか。そのために、５疾患６事業を強く意識したプログラム編成としました。

薬局薬剤師も病院薬剤師も薬剤師としてプロフェッショナリズムを極めるための学術大会、社会が大きな構造改革を迎える中、そのニーズを満足するために、様々な発表を通して、求められる薬剤師の資質、能力が醸成されるような学術大会にしたいと思います。 京都府薬剤師会は、薬局薬剤師だけでなく、病院薬剤師会の薬剤師も統合して活動しています。この特長を活かして、実行委員には病院・診療所の薬剤師も加わっており、病院・診療所の薬剤師も参加したくなるプログラム編成となっています。是非、病院・診療所の薬剤師も参加いただければと心から願っています。

皆様をお迎えできますよう鋭意準備を進めて参りますので、多数の皆様のご参加を心からお待ち申し上げております。