ワークショップ4

消化器悪性腫瘍に対する薬物療法の進歩

近年、消化器悪性腫瘍に対する化学療法の進歩はめざましく、新たな標準治療が確立されつつある。同時に新しい臨床的疑問も生まれており、更なる臨床研究、治療開発につながる好機でもある。本ワークショップでは、消化器悪性腫瘍のうち、食道癌、胃癌、大腸癌、膵癌、胆道癌の5つの癌腫に対する新規薬剤の使用経験(胃癌術後補助化学療法としてのS-1+ドセタキセル療法、大腸癌に対するラムシルマブやアフリベルセプトといった血管新生阻害剤の選択)、免疫チェックポイント阻害剤の治療成績、Borderline resectable膵癌に対する治療戦略など、実臨床における問題点や疑問点、今後の課題など解決すべき点について、治療成績を報告していただき議論したい。また、化学療法単独のみならず、集学的治療を含めた化学療法についても、広く演題を募集したい。多数の演題、熱い討論を期待する。