シンポジウム 24
3月28日[日]13:50-15:20
地域を含めた心不全のチーム医療:急性期病院と地域のネットワーク
2018年12月、「健康寿命の延伸等を図るための脳卒中、心臓病その他の循環器病に係る対策に関する基本法」が成立し、脳卒中と循環器病克服のため、「急性期だけでなく、回復期・慢性期の診療体制の充実」および「専門医だけでなくメディカルスタッフを育成し、チーム医療を実践」など5つの活動戦略が5か年計画としてあげられている。中でも、あらゆる循環器病の週末像である心不全に対しては、0次予防から3次予防のどの段階においても、かつ急性期から回復期・慢性期・維持期のどの時期においても、そして地域の診療所や高齢者施設、急性期病院などあらゆる場においても、多職種がチームとして関わることと、スムーズな連携を行うことが重要である。しかし、実際には急性期から、慢性期や回復期へ移行するには病床数が不足しており、急性期からすぐに在宅に移行する場合も多くあり、住み慣れた地域で心不全患者が再入院予防や重症化予防に取り組みながら暮らしていくためには、急性期病院と地域の連携が不可欠である。
本セッションでは、心不全患者さんが急性病態からスムーズに在宅に移行できるように、退院支援〜在宅支援のために取り組んでいる施設から、地域連携の仕組みやその活動内容の具体例などについてご紹介いただき、急性期病院と地域連携における問題点や課題を明らかにし、その解決策のためにディスカッションしたいと思います。
三浦 稚郁子
地域医療振興協会
地域看護介護部
東條 美奈子
北里大学
医療衛生学部
志賀 悠平
福岡大学
心臓血管内科学
岡田 健一郎
医療法人社団ゆみの
のぞみハートクリニック
渡辺 徳
北信総合病院
循環器内科科
北川 知郎
広島大学
循環器内科学
岡田 将
千葉大学
循環器内科学
橘 賢廣
佐久総合病院
佐久医療センター
循環器内科