シンポジウム 21

3月28日[日]09:45-11:15

 
  Diversity of Cardiologist - 医療 × 経済 -
 
 
   
  ダイバーシティの重要性が叫ばれるなか、2018年に「男女共同参画委員会」は「ダイバーシティ委員会」へと名称を変更した。これは、性別の多様性のみではなく、年齢、ライフスタイル、文化・国籍、仕事歴などを問わず、一人一人がプロフェッショナルとして能力を最大限に発揮し、循環器学の発展を目指すためである。欧米ではこのダイバーシティに加え、インクルージョン(包摂)がイノベーション創出に欠かせない重要な要素として位置づけられる。ダイバーシティ&インクルージョンは、表面的な人財の多様性確保だけではなく、多様性を互いに尊重し、認め合い、共に活躍成長できる環境を作るといったものである。言わずもがな、その第一歩として他者であるお互いのことを正しく識り、理解する必要がある。
今回のテーマである「経済」は、持続可能性という観点から、医療とは切っても切り離せない関係である。我が国の社会保障費は年々増加し、限られた社会的資源の中で経済的に効率的・効果的な医療提供体制を実現していかなければならない。また近年、医療分野においては、治療から予防、キュアからケアへの潮流が加速し、予防医療推進の機運が高まるとともに、疾病や健康に起因する社会課題解決を目指した医師の起業も活発になりつつある。
本セッションでは、様々な領域で活躍する方々にご登壇頂き、これまでのキャリアパスについて、現在目指しているもの、そして「循環器学」が「経済」と如何に対峙し、相互に連関することでどう進化していくか、今後の在りかたについて幅広く討論したい。

 
 
   
 
 
塚田(哲翁) 弥生   塚田(哲翁) 弥生
日本医科大学
武蔵小杉病院

  谷口 達典   谷口 達典
大阪大学
国際医工情報センター

 
 
 
 
   
 
 
安井 治代   安井 治代
大阪大学
共創機構
産学官連携オフィス

  水野 篤   水野 篤
聖路加国際病院
循環器内科

 
 
 
山本 雄士   山本 雄士
株式会社ミナケア
  内田 毅彦   内田 毅彦
東京女子医科大学
循環器内科