ラウンドテーブルディスカッション 7
3月27日[土]13:50-15:20
心不全の在宅医療の実態
日本では高齢者の増加に伴い、高齢心不全患者が著増する心不全パンデミックを迎えている。これまでの入院と循環器科専門外来のみでは全ての心不全患者の管理を担うことは不可能で、かかりつけ実地医家(Primary Care Physician)や在宅医療 (Home-Based Primary Care) の役割が極めて重要となっている。一方で、「通院困難な心不全罹患患者 (Homebound Patients with Heart Failure) 」は認知症などの併存疾患も多く、さらに外出が困難であるため、同意やフォローアップを要する心不全臨床研究の対象から除外されてきた。現在の心不全在宅医療は臨床と研究の両方において、いまだ萌芽期にあると言える。このセッションでは、演者5人の発表を通して、まず日本の心不全在宅医療の実態と実際を皆さんと共有したい。さらに、心不全の在宅医療における課題の抽出と改善方法について討論したいと考えている。皆さんの参加をお待ち申し上げます。
弓野 大
医療法人社団ゆみの
伊藤 大樹
あおばクリニック
伊藤 大樹
あおばクリニック
山本 英世
はなまるクリニック
訪問診療部門
小出 雅雄
のぞみハートクリニック
在宅診療部
小野 宏志
坂の上ファミリークリニック
池田 真介
きずなクリニック